小さな巨人
(分子微生物学科)

微生物とは

微生物の中には特殊なものがたくさん含まれています。実は温泉にも微生物は存在し、アーケアと呼ばれるグループの好熱好酸菌には100℃を超える温度域でも生育できるものもいます。これらが持つ酵素は耐熱性が高いため、その特性をふまえて遺伝子の増幅(PCR)などに応用されています。

微生物とは

乳酸菌が着目されていますが、この菌はその名の通り乳酸を生産することが特徴で、基本的には1モルのグルコースから1または2モルの乳酸を生成することが定義です。乳酸菌は動物の消化管に存在しますが、植物にも付着しています。本来、漬物は植物に付着している乳酸菌が増殖し、適度な酸味と風味が付与されたものです。ただし、現在は品質の長期安定化を考慮し、調味料で漬けた後に殺菌されて出荷されているものもあります。

微生物とは

通常、カビの細胞は白色です。カビの色は形成される胞子(分生子)の色です。アカパンカビ(Neurospora crassa)はその名のとおり赤色を示しますが、Aspergillus oryzaeは黄色や黄緑色を、Penicillium chrysogenumは緑色をしています。

微生物とは

カビは細胞が連なり糸状になったもので、乳酸菌などとは異なり、真菌とばれる真核生物に位置付けられます。他の微生物より乾燥に強く、パンなど比較的他の微生物が生育できない乾いた環境でも成長が可能です。

微生物とは

 微生物は1mm以下と書きましたが、実際は目で見えるものがあります。実はキノコは細胞が集まったもので、微生物の一種なのです。実際に僕らが食べるキノコは子実体と呼ばれ、次世代の元となる胞子を形成する時にできあがります

ページの先頭へ