小さな巨人
(分子微生物学科)

微生物の分類

 真核生物は動物や植物だけでなくカビや酵母も含まれます。すなわち、大きな個体から顕微鏡で観察しないと確認できない小さな個体(酵母は5〜10µm)まで幅広い大きさの生物群です。その特徴は細胞内に膜構造を示す各器官を持ち、役割分担を各器官で行っていることです。他にも特徴がありますが、続きは大学で。

微生物の分類

 生物の分類は現在3ドメイン説が主流です。真核生物、真正細菌、アーケア(以前は古細菌と言われていた)。これは進化系統を表すのによく利用されるリボゾームRNAの塩基配列をベースにウーズという人が提案しました。細菌は現在、このリボゾームの情報(16S rRNA)などを元に新規か既知か見分けています。

微生物とは

微生物の中には特殊なものがたくさん含まれています。実は温泉にも微生物は存在し、アーケアと呼ばれるグループの好熱好酸菌には100℃を超える温度域でも生育できるものもいます。これらが持つ酵素は耐熱性が高いため、その特性をふまえて遺伝子の増幅(PCR)などに応用されています。

微生物とは

乳酸菌が着目されていますが、この菌はその名の通り乳酸を生産することが特徴で、基本的には1モルのグルコースから1または2モルの乳酸を生成することが定義です。乳酸菌は動物の消化管に存在しますが、植物にも付着しています。本来、漬物は植物に付着している乳酸菌が増殖し、適度な酸味と風味が付与されたものです。ただし、現在は品質の長期安定化を考慮し、調味料で漬けた後に殺菌されて出荷されているものもあります。

微生物とは

通常、カビの細胞は白色です。カビの色は形成される胞子(分生子)の色です。アカパンカビ(Neurospora crassa)はその名のとおり赤色を示しますが、Aspergillus oryzaeは黄色や黄緑色を、Penicillium chrysogenumは緑色をしています。

ページの先頭へ