植物園だより
(植物園ブログ 厚木キャンパス)

植物開花情報(1709)ネジバナ (ラン科) 2018-06-15東京農大・農学部・植物園

ネジバナSprianthes sinensis Ames var. amoena H.Hara (ラン科)

花茎がねじれているように見えるのでこの名が付けられました。別名がモジズリ(捩摺)と言われ、捩摺とは、ねじれた模様を摺り付けた布のことを言います。日本生まれの野の花で、芝生や明るい草地に生えています。個々の花は淡紅色ときに白色であり、小さいですが、カトレアに似てとても美しいです。唇弁(一番下側の花びら)に小型のハチがとまり、蜜を吸いに奥へ潜ると頭や背中にラン科特有の接着剤付きの花粉の塊がくっつきます。また、秋咲きのものをアキネジバナf. autumnus といいます。  (厚木植物研究会 バイセラ2年 根岸 充 )

植物開花情報(1708)ドクダミHouttuynia cordata Thunb.(ドクダミ科) 2018-06-06東京農大・農学部・植物園

ドクダミHouttuynia cordata Thunb.(ドクダミ科)

湿り気のある所に生える多年生草本で、草全体に独特な臭気があります。生薬の分野では、十の薬効があることから古来より「十薬」として利用されてきています。夏の初めに茎の上方から花穂を出し、花軸のまわりに淡黄色の小さな花を穂状に多数つける。穂の下に白い花弁のような4枚の苞を十字形につけるため穂が1つの花のように見えます。その上に実際の花がつきますが、それぞれの花には萼、花弁はありません。地下茎が深く雑草としてはびこることがあり、八重咲や斑入りの「五色ドクダミ」といった園芸品種もあります。分布は広く東アジア(日本では本州・四国・九州・琉球諸島)から東南アジアまで見られます。     (厚木植物研究会 農学科2年 諏訪 泰永)

植物開花情報(1707)タイサンボクMagnolia grandiflora L.(モクレン科) 2018-06-06農大・農学部・植物園

タイサンボクMagnolia grandiflora L.(モクレン科)

北アメリカ原産の常緑高木・タイサンボクの花が咲いています。
花は径15〜25僂蚤舂悗離リーム色で、香りはありますが蜜はありません。花冠の中央部に下部に雄蕊、上部に雌蕊を円錐状につけますが、雄蕊は開花2日目には脱落します。日本へは明治時代に導入され、現在では公園樹としてよく植栽されています。(厚木植研究会
            バイオセラピー学科2年 根岸 充)

植物開花情報(1706)ヒメタイサンボクMagnolia virginiana L.(モクレン科) 2018-05-26東京農大・農学部・植物園

ヒメタイサンボクMagnolia virginiana L.(モクレン科)

現在厚木キャンパス内で北アメリカ原産の常緑高木・タイサンボクが径20cmはあろうかと思われる大きな花を咲かせていますが、本種ヒメタイサンボクは和名にヒメと付けられているように花は径5cm余りと小型の北アメリカ東部原産の半常緑樹。本来の自生地では常緑樹ですが、厚木キャンパスの温度条件の関係からか冬には葉はすべて落葉してしまいます。花弁は乳白色で6〜15個、開花期には強いバニラに似た芳香を放ちます。
画像 中)花の内部
   下)開花直前の蕾                 
   (元植物園職員 伊藤健)

植物開花情報(1705)トキソウPogonia japonica Rchb.f.(ラン科) 2018-05-21東京農大・農学部・植物園

トキソウPogonia japonica Rchb.f.(ラン科)

植物園でトキソウの可憐な花が咲いています。
トキソウは中国、千島列島、朝鮮半島、日本では主に北海道、本州に自生し、四国、九州ではまれに見られ、湿原の日当たりのよい場所に生える多年草で、和名は花の色を鳥のトキの羽の色にたとえたことに由来します。
葉は一枚で、草丈10〜30僂硫峽堋困帽隼膺Г硫屬魄譴弔世浦蕕せます。花色に変異があり、白花のものは特にシロバナトキソウf. pallescens と呼ばれ、山野草愛好家には好まれます。ただし、現在では、乱獲や開発により自生地が激減しています。
        (厚木植物研究会 バイオセラピー学科2年 根岸 充)

ページの先頭へ