植物園だより
(植物園ブログ 厚木キャンパス)

植物開花情報(1713)モミジバルコウソウIpomoea × multifida (ヒルガオ科) 2018-07-09東京農大・農学部・植物園

モミジバルコウソウIpomoea × multifida (ヒルガオ科)

農大植物園では毎年、様々な種類のアサガオI. nil とその近縁種を行灯に仕立てます。アサガオと同じサツマイモ属Ipomoeaのモミジバルコウソウが開花しました。モミジバルコウソウは熱帯アメリカ原産のルコウソウI. quamoclit とマルバルコウソウI. coccineaの交雑種で観賞用に栽培されています。葉がモミジのように深く切れ込んでいるのが特徴です。花期は7月〜10月で伸びたツルの上部の葉の付け根から花柄を伸ばし、花径2〜3冂度の花を咲かせます。花は基部が細い筒状で花冠は5裂し、星形に開きます。別名ハゴロモルコウソウとも呼ばれています。
      (厚木植物研究会 農学科2年 諏訪 泰永)

植物開花情報(1712)ヤマユリLilium auratum Lindl.(ユリ科)2018-07-01東京農大・農学部・植物園

ヤマユリLilium auratum Lindl.(ユリ科)

厚木キャンパスのヤマユリが今年も咲きました。花の大きさは直径20儖幣紊妊罐蟆覆涼罎任盧蚤腟蕕任△蝓香りも甘く濃厚で、「ユリの王様」と呼ばれています。ヤマユリは日本固有のユリであり、北海道と北陸地方を除く近畿地方以北の山地の林縁や草地に分布します。厚木キャンパスのある神奈川県では「県の花」に指定されています。種から発芽して開花するまでには少なくとも5年以上はかかり、また株が古いほど多くの花をつけます。 (厚木植物研究会 バイオセラピー学科2年 根岸 充)

植物開花情報(1711)ウツボグサPrunella vulgaris L. subsp. asiatica H.Hara(シソ科) 2018-06-24東京農大・農学部・植物園

ウツボグサPrunella vulgaris L. subsp. asiatica H.Hara(シソ科)

厚木キャンパスでウツボグサが咲きました。ウツボグサは東アジアの温帯から寒帯にかけて広く分布しており、日本中どこにでも見られる多年草で、日当たりのよい山地の草地や路傍に自生しています。
和名の由来は、毛ばだった花穂を靭(矢を携帯する用具)に見立てたものであり、花穂を乾燥させたものを生薬で夏枯草(かこそう)といい、利尿薬として利用されます。普通、ウツボグサの茎の長さは15―45僂任垢、厚木キャンパスのウツボグサは茎を地面に這わせ、高さは5僂曚匹任后これは、厚木キャンパスで頻繁に草刈りが行われているためです。つまり、植物(特に雑草)は遺伝的に多様な集団であり、一定の割合で常に遺伝的な変異が起こっています。草刈りで花穂が刈られてしまう高さがある個体は子孫を残すことができませんが、花穂が刈られない低い個体は子孫を残すことができます。このため、高さが低いウツボグサの集団が形成されます。このようにして、厚木キャンパスではウツボグサに限らず、草本性の植物が低い位置に花を咲かせる現象が起きています。                (厚木植物研究会 バイオセラピー学科2年 根岸 充)

植物情報(1710)厚木キャンパス植物観察ガイドツアー開催のお知らせ 2018-06-18東京農大・農学部・植物園

2018年度 第3回
厚木キャンパス植物観察ガイドツアー開催のお知らせ        

厚木キャンパスは博物館相当施設の指定を受けた植物園で、キャンパス内には500種類以上の植物が自生し、植栽された外国産樹種も多数みられ、植物園が管理するエリア(温室等を含む)には3000種類以上の植物が見られます。そこで月に1回月の中旬前後の土曜日に植物園主催による「植物観察ガイドツアー」を開催いたします。ガイドは元植物園担当の学芸員が担当します。1年間の12回分の予定は下記のようになっています。ふるって御参加下さい。



開催日時 6月23日(土曜日)         
AM10時〜12時30分(雨天決行)
   集合場所 第二講義棟前 9時50分
持ち物 筆記用具・メモ帳・カメラ






2018年度
厚木キャンパス植物観察ガイドツアー開催日程
第1回  4月21日(終了)
第2回  5月26日(終了)
第3回  6月23日
第4回  7月21日
第5回  8月25日
第6回  9月22日
第7回 10月20日
第8回 11月17日
第9回 12月22日
第10回 1月19日
第11回 2月16日
第12回 3月16日
※  ただし、時に変更になる場合があり、
その際は植物園だよりで連絡したします。

植物開花情報(1709)ネジバナ (ラン科) 2018-06-15東京農大・農学部・植物園

ネジバナSprianthes sinensis Ames var. amoena H.Hara (ラン科)

花茎がねじれているように見えるのでこの名が付けられました。別名がモジズリ(捩摺)と言われ、捩摺とは、ねじれた模様を摺り付けた布のことを言います。日本生まれの野の花で、芝生や明るい草地に生えています。個々の花は淡紅色ときに白色であり、小さいですが、カトレアに似てとても美しいです。唇弁(一番下側の花びら)に小型のハチがとまり、蜜を吸いに奥へ潜ると頭や背中にラン科特有の接着剤付きの花粉の塊がくっつきます。また、秋咲きのものをアキネジバナf. autumnus といいます。  (厚木植物研究会 バイセラ2年 根岸 充 )

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