植物園だより
(植物園ブログ 厚木キャンパス)

植物開花情報 レンゲショウマ Anemonopsis macrophylla キンポウゲ科 2010-07-24

レンゲショウマは日本の固有種で、本州(東北地方南部〜近畿地方)の太平洋側の温帯域に分布し、山地から深山にかけて湿り気のある林下に生える多年草の野草です。細長い花茎を伸ばし、その先端に数個から数十個ほどの丸い蕾がつきます。花は下向きに咲き、大きさは約3〜4cm、淡い紫色の花弁を重ねた優雅な花です。7月下旬から咲き始め8月がもっとも見ごろとなります。葉がサラシナショウマのようで、花の形がハスに似ているためこの名前がついたといわれています。奥多摩のほうにはレンゲショウマの群生地があり、毎年多くの人が訪れるそうです。日本の涼しげな花でも見て夏を満喫してみてはいかがですか?
(博物館実習生 田口尚示)

植物開花情報 アノダ・クリスタータ  Anoda cristata アオイ科  2008-07-13 植物園

アメリカの南西部から中央アメリカに分布する多年草です。1日花ですが、花期は長く6月頃から真夏の暑さにも負けず、霜が降る頃まで咲きます。霜が降りると地上部は枯れますが、凍上しなければ越冬もします。
果実の形が円形の車輪模様で、乗馬靴に付いている拍車(Spur)に似ていることから英名 Spurred anodaが付けられました。 アオイ科特有の可憐な花びらと淡い紫色がとても魅力的な花です。植物園で咲いているので、是非来て見てください。         
 (厚木植物研究会 農学1年  伊藤 檀)

植物開花情報 ヒメシャラ Stewartia monadelpha ツバキ科  2010-6-29

ヒメシャラは、シャラノキと呼ばれるナツツバキS. pseudocamelliaより花も葉も小さいため名前の前に「ヒメ(姫)」という字が使われています。神奈川県以西に分布し、特に箱根のヒメシャラ林は有名で、神奈川県の天然記念物に指定されています。また、丹沢のブナ帯には、花の大きなヒコサンヒメシャラS. serrataも分布しています。
ヒメシャラは落葉高木で樹皮は淡赤黄色または淡褐赤色で平滑、小さな白い花(ウメの花ほど)を咲かせます。ちなみに、平家物語の「沙羅双樹の花の色」の娑羅双樹はこのヒメシャラといわれています。

植物開花情報 カールドン Cynara cardunculus  キク科  2010-06-29

カールドンは地中海沿岸原産のアザミの仲間で、アーティチョークの近縁種です。アザミを全体的に巨大化した外見をしていますが、アーティチョークに比べると花は小さく青紫色の花(アーティチョークは赤紫色)を咲かせます。
イタリアでは古くから野菜として栽培され食されており、開花直前の多肉質のつぼみ部分をゆでると食用になります。
キャンパス内講義棟屋上の花壇内で栽培されており、人間ほどもある草丈のものが豪快に開花していますので、ぜひ見てみて下さい。
(博物館実習 森田修宇)

植物開花情報 アーティチョーク Cynara scolymus キク科  2010-6-029

植物園でアーティチョークがきれいに咲いています。
アーティチョークは和名を朝鮮薊(チョウセンアザミ)といい、地中海沿岸原産で江戸時代にオランダから日本に渡来しました。
葉は大きく、羽状に深く裂け、裂片の先は刺(とげ)状になります。高さは2〜3メートルになり、初夏に直径15センチメートルほどの紫色の頭状花をつけます。紫がとても鮮やかな色の立派な花であり、一度は見る価値ありなのでぜひ見に来て下さい。
食用としてでも有名で、つぼみを茹で萼状の苞片を取り除き、苞片基部の肉質部分を食べることが出来ます。
(博物館実習生 中山 雄成)

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