植物園だより
(植物園ブログ 厚木キャンパス)

植物開花情報 ヌルデ Rhus javanica var. chinensis ウルシ科 2010-09-22

別名、カチノキとも言われる雌雄  
異株の樹高は5〜6メートルの落葉低
木で、時に10メートルに成長することもある。同属のヤマウルシR. trichocarpaによく似るが、奇数羽状複葉の葉軸には翼があることで区別できる。また秋に成熟する直径5〜8ミリくらいの扁平な球状をした果実は口に入れると塩味がする。
 東南アジアから東アジア一帯に分布し、日本では沖縄から北海道の各地で見られるが、日本南部では低木として道路脇などのソデ・マント群落を形成する陽樹として知られています。
(博物館実習生 生物産業学部 生物生産学科 影山 拓)

植物開花情報 シロバナマンジュシャゲ Lycoris albiflora ヒガンバナ科  2010-09-22

漢字で書くと『白花曼珠沙華』、何とも迫力のある名前です。そんな名前とは裏腹に、白色に黄色やピンクがかった淡い色合いの花を咲かせています。
 生まれも不思議なことに、赤色種である中国原産のヒガンバナの2倍体変種L. radiata var. pumilaと、黄色種である中国・ビルマ・日本南部に自生するショウキズイセンL. aurea との交雑種なのです。従って、種子は付けず、球根で増殖します。
(博物館実習生 生物産業学部 生物生産学科 小野塚拓朗)

植物情報 ブドウカズラ Tetrastigma voinierianum  ブドウ科 2009-09-16

展示温室内で大型のつる植物が見られます。ブドウカズラです。ベトナム原産の常緑の大型の多年草で、本種を含むミツバカズラ属Tetrastigmaは東南アジア〜オーストラリアにかけ95種が知られて、そのうちの6種が世界一大きな花として知られるラフレシア・アーノルディーRafflesia arnoldiiの寄生する植物として有名です。温室などで育てる巻髭を出して他物によく絡み付き、太い幹が天井近くまで這い登っていくこともあります。ます。自然に任せていると、葉、枝をかなり伸ばし、幹の節ごとに少しずつ角度を変えるので風情があります。光沢のある大きな葉は、遠くからみても存在感があります。
(博物館実習生 生物産業学部 アクアバイオ学科 廣近怜美)

植物結実情報 オキナワスズメウリ Diplocyclos palmatus ウリ科  2010-09-16

日当りの良い林縁などに生えるツル性の一年草です。アメリカ大陸以外の世界中の熱帯と亜熱帯に広く分布し、日本では南西諸島に自生します。茎は他物に絡まりながら伸び、長さ約6mになります。雌雄同株で、1センチくらいの淡い黄色の花が咲きます。果実は球形の液果で、直径は2cmほどで、熟すと赤くなり、白い縦縞模様が入ります。果実と根に毒があるので食べることはできません。関東でも露地栽培や鉢栽培で簡単に開花・結実させることができ、窓際で育てれば遮光も兼ねて緑のカーテンになります。
(博物館実習生 生物産業学部 生物生産学科 栗山 奈津子)

植物開花情報 サルスベリ Lagerstroemia indica ミソハギ科 2010-09-16

夏の名残りか?まだサルスベリの花が咲いています。サルスベリは中国南部原産の落葉小高木であり、日本には江戸時代に渡来した南方系の植物です。その名の由来は、幹の肥大成長に伴って古い樹皮のコルク層が剥がれ落ち、新しいすべすべした感触の樹皮が表面に現れて更新して行くことによって、猿が登ろうとしても、滑ってしまうような幹を持つためです。8月頃咲く紅の濃淡または白色の花が美しく、耐病性もあり、必要以上に大きくならず、花期も50日と長いため、しばしば好んで庭や公園などに植えられます。サルスベリは寒さ暑さに強く、育てやすい花木です。長い間花が咲いていることから百日紅とも呼ばれます。花弁は6枚(〜7枚)で根元が急に細くなっており非常に特徴的です。
(博物館実習生 生物産業学部 生物生産学科 田川雄大)

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