植物園だより
(植物園ブログ 厚木キャンパス)

植物開花情報  ヒメサザンカ Camellia lutchuensis ツバキ科 2010-12-29

温室内ですが、ヒメサザンカの花が咲きました。花はほぼ純白で花径3cmあまりと小さい常緑種で、南西諸島・徳之島から沖縄に分布する固有種、山地の尾根筋に生育し、以前訪れた石垣島・於茂登岳山頂部の尾根筋で咲いていた姿を思い出しました。
また、本種の花には芳香があります。大半の原種のツバキ属の植物には香りなく、ツバキ属の交配種で「香り椿」「匂い椿」と呼ぶものが近年ホームセンターなどでよく販売されていますが、これらの交配種の片親に本種ヒメサザンカと用いられています。   (植物園 伊藤 健)

植物情報 ダイダイ(橙)Citrus aurantium ミカン科 2010-12-28

正月も近づき、正月のお飾りの鏡餅の上にミカンが飾られていることは知っているとは思いますが、このミカンの種類がダイダイです。
インド、ヒマラヤ原産で、初夏に白い花が咲き、冬に果実が黄熟し、果実の色は橙色と呼ばれます。果実は冬を過ぎても木から落ちず、そのままにしておくと2-3年は枝についていることから「だいだい(代々)」と呼ばれるようになり、「代々」に通じることから、縁起の良い果物とされ、鏡餅などの正月の飾りに用いられるようになったということです
(植物園 伊藤 健)

植物開花情報 ツバキ属Camellia spp.の植物続々開花  2010-12-28 

上)
サザンカ 白寒椿
C. sasanqua ‘Shirokantsubamki’

中)
ツバキ 夢
C. × 'Yume'
(獅子頭C. hiemalis ‘Shishigashira’     
と悠県油茶C. yuhsiensisの種間雑種)

下)
サザンカ 都の春
C. sasanqua ‘Miyako-no-Haru’

(植物園 伊藤 健)

植物情報 厚木キャンパスでは稀な着生シダ植物  ノキシノブ Lepisorus thunbergiana ウラボシ科 2010-12-26

 冬を迎え、キャンパス内の落葉樹の木々の葉が落葉し、下草も枯れ、今まで気が付かなかった植物が見えてきました。そんな植物にノキシノブがあります。葉が細長い単葉で、葉の裏面に主脈に両側に1列に胞子嚢が着きます。根茎は横に伸ばし、岩上や樹幹に着生します。だたし、着生するためには多少なりとも水分条件(湿度)に恵まれなければ着生することはできないと思われます。キャンパス内の生育場所は径20cmほどのカキノキの根元から1m以下のほぼ南向きの樹幹上、あまり日の当たらない場所で常に多少の湿度がある場所か?           (植物園 伊藤 健)

植物開花情報 これから冬を迎えますが、そこまで春が!  2010-12-23

上) ウメ‘冬至’Prunus mume ‘Touji ‘ バラ科
もっとも早き開花するウメの品種で、その品種名からわかるように、毎年12月末には開花します。

中) シナマンサクHamamelis mollis マンサク科
中国中部原産の落葉小高木で、開花期に葉が落葉しないままで、花を咲かす特徴があり、もう開花までもう少しか、 すでに開花か?

下) ロウバイChimonanthus praecox ロウバイ科
中国原産で、花が咲くといい香りが漂います。

          (植物園 伊藤 健)

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