植物園だより
(植物園ブログ 厚木キャンパス)

植物開花情報 謎めいたツバキ・タロウカジャー太郎冠者ー開花  2011-01-31

第2講義棟前の置いた鉢植えの株など、ツバキの仲間タロウカジ(別名、有楽)が咲き始めました。実はこのタロウカジャが非常に謎めいたツバキなのです。日本に自生するヤブツバキCamellia japonica やその園芸品種の花のめしべの子房は無毛なのですが、タロウカジャには絹毛状の毛が見られます。またタロウカジャの実生から花粉を持たないワビスケと呼ばれる種類ができてきています。従って、タロウカジャはヤブツバキとは異なる種類と考えられ、C.urakuという学名が使われることもあります。また、現在では、タロウカジャは中国原産のピラールツバキC. pitardii var. pitardiiとツバキの交配種と考えれれています。   (植物園 伊藤 健)

植物情報 セッコク Dendrobium moniliforme ラン科  2011-01-30

最も花の少ない季節ですが、洋蘭と呼ばれる熱帯地域を原産とする植物が多数・花を咲かせています。熱帯アジアを中心に多数の種が知られ、美しい園芸品種も多数作られているデンドロディウムDendrobiumと呼ばれる洋蘭の仲間があり、日本にもこのデンドロディウムの野生種が10種近く生育しています。その中の1種セッコクを今日意外場所で見ることができました。その場所は日光・東照宮・陽明門前の階段を上った右側の石灯篭の上部「笠(かさ)」と呼ばれる部分の上で苔蒸した中に生育し、昨年開花後できた朔果まで見られました。この記事を読んでいる人の中にも世界文化遺産‘日光‘ですから出かける人もいるかも?花期は5から6月ですから、少し覚えておいて下さい。セッコクは現在絶滅危惧種に指定されています。 

中) 昨年開花後できた朔果
下)画像バックに陽明門が

(植物園 伊藤 健)



植物情報 Aspidistra spuria 'Yellow Polka Dot Bikini' キジカクシ科 2011-01-28

Aspidistraはよく庭に植えられているハランA. elatiorの仲間で、ここに紹介する植物は、2年前タイ・バンコクの花市場で見つけたもので、葉は80cmほどに細長く、葉上の斑が美しく購入・導入したものです。室内の観葉植物として利用できそうな気がします。導入時から、多分ハランの仲間だろうと思っていましたが、今日葉の根元を見たところ、少し花期は過ぎていましたが暗赤色の花が見られました。そして、2年越しに種名が解った次第です。うれしい限りです。                   (植物園 伊藤 健)

植物開花情報  シナマンサクHamamelis mollis(マンサク科)満開に! 2011-01-27

冬の寒々とした雑木林の中で鮮やかな黄色の花が目立ちます。中国中部原産の落葉小高木で、庭木として時によく植栽されます。昨年の葉が枯葉として枝の残り、この状態で花を咲かす特徴があります。長さ1.5〜2.3cmのリボン状の4個の花弁が伸び、中央部に内側が4個の赤褐色のガク、そしてその内部にオシベ、めしべがみられます。
(植物園 伊藤 健)

植物情報 カワヅザクラPrunus lannesiana ‘Kawazu-zakura’の花芽  2011-01-26

 キャンパス内で最も早咲きのサクラの1種にカワヅザクラがあり、キャンパス内には3株植栽されています。その1株を今日見に行ったところ、枝先の花芽の先がほころび、先端部から蕾がはっきりわかるようになり、中には赤い花弁がはっきりわかるものも。さて、寒い日続きますが、今年はいつ咲きますか?
(植物園 伊藤 健)

ページの先頭へ