植物園だより
(植物園ブログ 厚木キャンパス)

植物開花情報 シデコブシMagnolia stellata モクレン科  2011-03-31

 日本固有種で、愛知県,岐阜県,三重県の一部にのみ自生する落葉高木。庭園樹として人気がありますが、環境省「レッドデータブック」に準絶滅危惧(NT)として指定されています.花は白色から薄い紅色まで固体により変異があります.ヒラヒラと風にゆれる花びらは,その名前の由来となっており,名前の幣,四手(しで)は、花の形が、神社などで使用される紙製の飾り「幣(しで)、四手」に似ていることに由来する和名だそうです.和風な花をお楽しみ下さい.   (博物館実習生 バイセラ3年 春日谷 厚尚)

植物開花情報 やっと開花 ソメイヨシノ Prunus × yedoensis (バラ科) 2011-03-31

厚木キャンパスでは、昨年より1週間遅れの開花です。東北地方太平洋沖地震の災害地では開花が待たれるところですが、明日から4月サクラと共に暖かさがやってきます。
さて、ソメイヨシノといえば、オオシマザクラP. lannesiana とエドヒガンP. spachiana f. ascendensの交配種と考えられてきましたが、近年の遺伝子解析の研究により、伊豆地方に固有の野生種オオシマザクラとコマツオトメPrunus spachiana f. ascendens 'Komatsu-Otome'との交配で生み出された可能性が高いことが分かってきました]。      (植物園 伊藤 健)

植物開花情報 カタクリ Erythronium japonicum ユリ科  2011-03-30

今年もキャンパス内の雑木林内でカタクリの花が開花し始めました。本来の自生とは考えられませんが、林下の20?程の面積に多数の個体が生育し、実生により個体数も増えているようです。実生個体は発芽から8年ほどの間は、片葉(一枚葉)で葉に鹿子模様の斑点があることから片葉鹿子(かたはかのこ)とも呼ばれます.山野草愛好家のとっては、春に咲くカタクリはその可憐な花や一面に咲く群落の姿はあこがれの的で、新潟をはじめ雪国では大群落が見られます。また、近くは八王子市片倉城跡公園など、カタクリの大群落を楽しむことができ、見る価値大です。        (植物園 伊藤 健)

植物開花情報  アオモジLitsea citriodora (クスノキ科) 2011-03-30

本来、九州西部から奄美に分布する雌雄異株の落葉樹ですが、大阪などでは栽培からの逸出したものが野化しているとか。キャンパス内にも植栽した雌株1株が樹高7mほどに生長し、現在多数の花を咲かせています。以前はクロモジLindera umbellataやシロモジL. trilobumと同じクロモジ属Lindera に分類されていましたが,現在はハマビワ属Litseaに分類されていますが、材に芳香があり,クロモジと同じく高級爪楊枝に利用されます。樹皮が緑色であることから青文字と呼ばれる。早春の葉が出る前に淡黄色の小さな花をつけます.秋に黒紫色に熟す果実にも芳香が香料として利用されるそうです.せっかく生木がありますから,樹の香りを試してみてはいかがでしょうか。   
 (博物館実習生 バイセラピー3年 春日谷 厚尚)

植物情報 神代植物公園のお宝植物 2011-03-28

 休日を利用して神代植物公園のツバキを見に出かけてきました。厚木キャンパス内のツバキ園の未同定のツバキを調べるために参考になるかと?公園内では多数のツバキが植栽されていますが、そんな中神代植物公園しか見られないツバキ‘神代都鳥’が開花していました。実生から生まれた名花です。
こちらの開花したばかりにサクラは本学で教鞭をとられた林弥栄氏が発見した‘神代曙’ Prunus × yedoensis 'Jindai-akebono'で、原木が公園内に見られます。

上) ツバキ‘神代都鳥’
   Camellia japonica ‘Jindai-Miyakodori’

下) サクラ ‘神代曙’ 
   Prunus × yedoensis 'Jindai-akebono'

    (植物園 伊藤健)

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