植物園だより
(植物園ブログ 厚木キャンパス)

植物開花情報 変化朝顔 青打込弱渦柳葉白撫子采咲 (ヒルガオ科) 2011-08-31

卒業生から戴いた変化朝顔が開花しました。江戸時代から続いた日本伝統の変化朝顔の事は知っていましたが、栽培は今年が初めて。5粒の種子を播き、発芽した中に本葉が他の個体とは明らかに異なる個体があり、その個体が本日の開花に至った次第です。まだまだ、変化朝顔に詳しいことは知りません。これからです。   (植物園 伊藤健)

植物開花情報 ハナシュクシャ Hedychium coronarium (ショウガ科) 2011-08-31 植物園

江戸時代に伝えられたインド・マレー半島原産の常緑多年草。ジン
ャーリリーまたはホワイトジンジャーの名前で知られているがジン
ジャー属Gingiberの植物ではなく、シクシャ属Hedychiumの植物。ショウガ科すべて茎の様に見える部分は葉鞘(茎を鞘状に包むような形になった葉のつけ根)が折り重なったもので偽茎と呼ばれ、本種で草丈は2m余り。開花時期は7〜11月で夕方になると香りのよい白い花を開きます。新大陸には本来本種は分布していませんが、キューバ・ニカラグアの国花でもあります。
(博物館実習生 生物生産学科 3年 永瀬大地)

植物開花情報 ニラ Allium tuberosum (ネギ科) 2011-08-30

夏から秋にかけて葉の間から30 - 40cmほどの花茎を伸ばします。花期は8 - 10月頃、花は半球形の散形花序で白い小さな花を20 - 40個もつける。花弁が6枚あるように見えますがこれは花被片で、よくみると外側に外花被片が3枚、内側に内花被片が3枚みられます。ちなみに萼と花冠が同じように見える場合は、ひとまとめにして花被(かひ)と呼び、萼を外花被、花冠を内花被と呼ばれます。また、外花被、内花被のひとつひとつを、それぞれ外花被片、内花被片といいます。雄蕊(おしべ)は6本、子房は3室になっており、熟すると割れて黒色の小さな種を散布します。全草に独特の匂いがある。このため、禅宗などの精進料理では五葷の一つとして忌避される。匂いの原因物質は硫化アリル(アリシン)などの硫黄化合物である。          (博物館実習生 生物生産学科 3年 永瀬大地)

植物開花情報 センニンソウ Clematis terniflora (キンポウゲ科) 2011-08-29

 日本各地に分布する半木本性の常緑つる植物で、日当りの良い山野に多く見られます。開花時期は8月から9月ごろです。今回の写真はキャンパス内のツバキ園の下で撮影しました。
茎の先端付近の葉腋から三出状の散房花序を出し、多数の白い花をつけます。4枚の花弁に見えるのは萼片で、本来の花弁ではありません。果実には白い毛があり、これを仙人のヒゲに見立てたことからこの名が付いたと言われています。
このセンニンソウの葉を用いて扁桃炎(扁桃腺炎)の治療を行う民間療法がありますが、キンポウゲ科の植物は有毒なものが多いがこのセンニンソウも有毒であるので注意してください。
(博物館実習生 生物生産学科 3年 永瀬大地)

植物開花情報 ハスイモ Colocasia gigantean (サトイモ科) 2011-08‐29

 地球温暖化の影響か、時にサトイモC. esculentaの花が咲いたというニュースが流れますが、今日紹介するハスイモはサトイモよりは比較的簡単に花を咲かせます。熱帯地方原産で、草丈2mほどに生長し、葉身も長さ2mほどになり、植物体の葉柄、葉身は淡い緑色で、白粉を帯びています。地下部分にはサトイモのように根茎(芋)部分は発達しません。葉柄の断面にレンコンのような小さな穴があることからハスイモと呼ばれるようです。高知県などではリュウキュウ、ズイキと呼ばれ、葉柄部分を酢の物などに利用しています。              (植物園 伊藤健)

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