植物園だより
(植物園ブログ 厚木キャンパス)

植物開花情報 (24) ラン科植物続々開花 2013-01-31

画像1枚目)Vanda coerulescens Griffith
       原産地)中国南部からビルマ、タイ
       花径2cmにも満たない小型種


 2,3枚目)Bulbophyllum ambrosia Schlechter
        原産地)中国南部からベトナム
        花径は2cmあまり

 4,5枚目)トクノシマエビネ
        Calanthe tokunoshimensis Hatus. et Ida
鹿児島県徳之島固有種
        早咲きのエビネC. discolor近縁種で絶滅危惧種 
                   (伊藤健)

植物開花情報 (24) マンサク2種 Hamamelis spp.(マンサク科) 2013-01-31

画像)上2枚 H. x intermedia ‘Jelena’

マンサクの仲間が開花しています。画像の個体は開花期に枯葉が残っていることから、シナマンサクに交配種だと考えられます。交配には日本産のマンサクH. japonicaとシナマンサクH. mollisの交配種H. x intermediaが多数知られていおり、様々の花色が知られていますが、本種はその花色からエレナ‘Jelena’だと考えられます。

画像 下)マンサク属不明種 Hamamelis sp.

画像の個体の開花期には枯れ葉見られず、花は鮮やかな黄色をしていますが、残念ながら今のところ種名は解りません。     (植物園 伊藤健)

植物開花情報 (23) Angraecum  Crestwood ‘Tomorrow Star’(ラン科) 2013-01-30

0cmに達するかのような星形の大きなラン科の花が咲き始めました。ロウ質の白花と長い距に目立ちます。また、夕方から夜にかけての甘い香りが漂います。本種は交配種であるA.‘Veitchii’とA. sesquipedaleとの交配種で、特にA. sesquipedaleは植物と送粉者の共進化に関するダーウィンとウォレスの予測が行われた植物で、「距の奥の蜜腺まで届くほど長い口吻を持った送粉者のガが自然選択されている」と推察したことで知られます。 (植物園 伊藤健)

植物開花情報 (22) オキナグサPulsatilla cernua Bercht. et C.Presl(キンポウゲ科) 2013-01-29

早くもオキナグサが開花しました。この株は植物園協会の種苗交換で手に入れたもので、昨年開花した後の種子による実生株で、温室内で育ててきました。とはいえ、1年に満たないで開花とは驚きです。オキナグサは本州、四国、九州、さらに朝鮮、中国の暖帯から温帯に分布します。かつては日当たりの良い草地や河川敷などに生育していましたが、愛らしい姿が山野草愛好家などによる採集や草地の維持管理がなされなくなったなどの理由で激減し、私自身も野生のものは4回ほどしか見たことがありません。現在では絶滅危惧種に指定され、各地で保護活動が行われています。(植物園 伊藤健)

植物開花情報 (21) ウ メ Prunus mume Sieb. et Zucc.(バラ科) 2013-01-28

やっと開花しました。ウメ開花宣言です。例年ですとここ厚木キャンパス内のウメ見本園の‘冬至’がその名前と同じように12月25日の冬至前後に開花します。一重でやや小ぶりの白色の花です。今年は1カ月遅れの開花です。もう1種類今日開花を確認しました。雲竜梅(うんりゅうばい)です。茎が不規則に屈曲します。白く可憐な八重咲きのお花を咲かせます。  

画像 上)冬至(とうじ)
   下)雲竜梅(うんりゅうばい)
 
               (植物園 伊藤健)

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