植物園だより
(植物園ブログ 厚木キャンパス)

植物開花情報 (49) 日本産ラン科植物2種 2013-03-13東京農大・農学部・植物園

キリシマエビネ Calanthe aristulifera Reichb. fil.(画像 上2枚)
常緑樹林下に生育する地生ランで、寒さに弱く、本州(近畿地方南部)、四国、九州、琉球、台湾、中国に分布。

ガンゼキラン Phaius flavus Lindl.(画像下)
同じく常緑樹林内に見られる地生ランで、静岡県と紀伊半島、およびそれ以南の四国と九州、伊豆諸島と琉球列島に分布し、国外では台湾からフィリピン、マレーシア、インドに分布。
                 (植物園 伊藤健)

植物開花情報 (48) サクラ続々開花  ツバキカンザクラ  2013-03-11東京農大・農学部・植物園

ツバキカンザクラ 
Prunus × introrsa Yagi ‘Introrsa’ (バラ科)

キャンパス内で最も早く咲くサクラの1種で関東地域では比較的個体数の少ないサクラです。和名は原木が愛媛県松山市の伊予豆比古命(いよずひこのみこと)神社(別名は椿宮)によります。シナミザクラP. pseudo-cerasusとカンヒザクラP. cerasoides var. campanulataとの交配種と考えられ、花弁は濃い桃色で内側に曲がる特徴があります。挿し木で容易に繁殖できます。               (植物園 伊藤健)

植物開花情報 (47) サクラ続々開花  カワヅザクラ  2013-03-11東京農大・農学部・植物園

カワヅザクラ
Prunus lannesiana Wils. ‘Kawazu-zakura’ (バラ科)

現在、早咲きのサクラとして各地で植栽されいますが、名前からも解るように伊豆河津町で発見されたサクラで原木が町内に大きく育っています。伊豆半島に自生するオオシマザクラP. lannesiana var. speciosaとカンヒザクラP. cerasoides var. canpanulataとの自然交雑種と考えられ、現地では2月上旬から3月上旬には開花し、開花した花は淡い紅色で径3cmと大きく見栄えのすばらしいサクラです。キャンパス内には3株植栽されていますが、今月4日開花し、8日にはほぼ満開になっています。 (植物園 伊藤健)

植物開花情報 (46) サクラ続々開花 シナミザクラ Prunus pseudo-cerasus Lindl.(バラ科) 2013-03-10 東京農大・農学部・植物園

中国原産の早咲きのサクラで、果実はサクランボとして食用になりますが、セイヨウミザクラP. aviumより品種改良された多くのサクランボよりは質は劣ります。現在バイオセンター脇の咲く早咲きのツバキカンザクラP. × introrsa ‘Introrsa’の片親とも考えられています。
     (植物園 伊藤健)

植物開花情報 (45) サクラ続々開花 オカメ Prunus incamp ‘Okame’ (バラ科) 2013-03-09 東京農大・農学部・植物園

「おかめ」何でこんな名前をお考えてしまいますが、実はこのサクラはイギリスの桜研究家イングラムIngramがカンヒザクラP. cerasoides var. canpanulataとマメザクラP. incisaを交配して作出。淡い紅色の一重咲き。花が下を向いているのが特徴があり、個人的には品がありすばらしいサクラです。多分イングラムは日本人の美人の代表として「オカメ」と名付けたのでは。
(植物園 伊藤健)

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