植物園だより
(植物園ブログ 厚木キャンパス)

植物開花情報(353) ツバキ‘大唐子’Camellia japonica ‘Oh-karako’(ツバキ科) 2014-01-31 東京農大・農学部・植物園

ツバキ‘大唐子’Camellia japonica ‘Oh-karako’(ツバキ科)

ツバキの園芸品種の‘大唐子’が開花しています。この花にはおしべが見られず、本来おしべのある位置に小さな花びらが密に見られます。これは花芯のおしべ全体あるいは葯が変形して花弁化し、よじれて盛り上ったもので「唐子咲き」と呼ばれるツバキの一部の品種にみられる椿です。江戸初期からの人気品種で、花弁化した部分が白色の‘卜伴’C.japonica‘Bokuhan’などが知られる。
(植物園 伊藤健)

植物開花情報(352) ウメPrunus mume Siebold et Zucc.(バラ科) 2014-01-30 東京農大・農学部・植物園

ウメPrunus mume Siebold et Zucc.(バラ科)

キャンパスまで道沿いでもウメの花が咲き始めました。実は厚木キャンパスの東の端に「梅見本園」があり、ここでも早咲きのウメが開花し始めました。以前は農場が管理しており、現在は以前のような剪定・整枝などは積極的には行われていませんが見るべきものはあります。    (植物園 伊藤健)

画像)上から‘寒衣’‘冬至’‘未開紅’‘未開紅’‘花香実’       ‘簾の内’‘雪山枝垂’‘雪山枝垂’

植物開花情報(351) ナニワズDaphne jezoensis Maxim.(ジンチョウゲ科) 2014-01-29 東京農大・農学部・植物園

ナニワズDaphne jezoensis Maxim.(ジンチョウゲ科)


春を告げる花にジンチョウゲD. odoraはあり、素敵な香りが漂います。そのジンチョウゲですが日本在来のものではなく中国原産。今日開花したナニワズは同属植物で福井県・福島県以北の本州、北海道、南千島・樺太に分布する日本在来種で雌雄異株の落葉小低木で花は黄色、同じく近縁の種類にオニシバリDaphne pseudo-Mezereumがあり、こちらの花は黄緑色で本州(福島県以西)、四国、九州(中部以北)に見られ、丹沢などで普通に見られます。     (植物園 伊藤健)

植物開花情報(350) フクジュソウAdonis ramosa Franch.(キンポウゲ科) 2014-01-28 東京農大・農学部・植物園

フクジュソウAdonis ramosa Franch.(キンポウゲ科)

寒い寒いとはいっても、早くもフクジュソウが開花始めました。従来日本にはフクジュソウ1種が生育していると考えられていましたが、現在では4種に分類され、北海道(北部・東部)を中心にキタミフクジュソウA. amurensis、フクジュソウは北海道から本州全域に、ミチノクフクジュソウA. multifloraは青森県から九州までと分布は広く、四国・九州にはシコクフクジュソウA. shikokuensisが見られ、神奈川県北部にもフクジュソウの自生地が数か所知られています。4種の細かい相違は難しいものがありますが、萼片長さなどで区分できます。    (植物園 伊藤健)

植物開花情報(349) Bulbophyllum ambrosia Schltr.(ラン科) 2014-01-28 東京農大・農学部・植物園

Bulbophyllum ambrosia Schltr.(ラン科)

小さな鉢植えの植物ですが、花径2cmあまりの花を多数咲かせています。3〜5cm間隔で球茎(バルブ)を作り、その先端部に1枚の葉を出します。球茎の基部から7cmほどの花茎を出し、先端部に1〜2個の花を平開します。ガク片は褐紫色の筋が見られる。中国南部、ミャンマーに見られ、花期は冬から春。華やかさは見られませんが、大株にすれば野生種としてそれなりの趣が感じられます。                  (植物園 伊藤健) 

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