植物園だより
(植物園ブログ 厚木キャンパス)

植物開花情報(428) ハナミョウガAlpinia japonica Miq.(ショウガ科) 2014-04-29 東京農大・農学部・植物園

ハナミョウガAlpinia japonica Miq.(ショウガ科)

ショウガ科植物は東南アジアの熱帯を中心に約55属2000種ほどか知られています。日本では栽培ないしは野化したものを除けばハナミョウガ属の1属10種に満たない種が分布するにすぎません。ここに紹介するハナミョウガは関東地方以西、四国、九州に自生し、中国南部、台湾にも分布しますが、ショウガ科植物に中で最も北に生育する種類ということになります。やや暗い林下や林縁に生育する草丈60cmほどの多年草で、葉の裏面に軟毛が見られ触れると何とも言えない感触です。花は偽茎の先端に多数の紅色の筋がある白色の特徴のある大きさ1cm余りの小型に穂状に花をつけ、秋に広楕円形の果実が赤く熟します。      (植物園 伊藤健)

植物開花情報(427) キンランCephalanthera falcata Blume (ラン科) 2014-04-28 東京農大・農学部・植物園

キンランCephalanthera falcata Blume (ラン科)

雑木林下で地生ランのキンラン(金襴)の花が咲きはじめました。本種は「菌根菌」と呼ばれる菌類と共生する特殊な生育形態で、特に菌に対する依存度が強く、この「外生菌根菌」は林下等の特殊な土壌にのみ生息し、この植物を採取して移植しても家庭で育てる事はできません。キャンパス内の雑木林下では以前から見られましたが、ここ数年の雑木林の手入れが進み、以前より多くの本種が見られるようになったような気がします。全国レベルですと雑木林の下草狩りなどの手入れが行われなくなり、ササなどが生育地に侵入するなど生育環境の悪化により、キンランは減少し絶滅危惧種に指定されています。個体数はキンランより少ないですが同属の白色の花を咲かすギンラン(銀蘭) C. erecta var. erecta、ササバギンラン (笹葉銀蘭) C. longibracteataも見られます。 (植物園 伊藤健)

植物開花情報(426) モミジバスズカケノキ 2014-04-27 東京農大・農学部・植物園

モミジバスズカケノキPlatanus x acerifolia Willd.(スズカケノキ科)

多くの樹木が葉を展開する中、葉が展開したばかりで、その枝先から長い柄が下垂し、雌しべの先が赤褐色の雌性球状花序が1〜2個ぶら下がっています。公園や街路樹として広く植栽される落葉高木で、スズカケノキP.orientalisと アメリカスズカケノキP.occidentalisとの交配種です。    (植物園 伊藤健)



植物開花情報(425) イチョウGinkgo biloba L. (イチョウ科) 2014-04-27 東京農大・農学部・植物園

イチョウGinkgo biloba L. (イチョウ科)

毎年イチョウの雌花を見てみたい、写真を撮りたいと思っていますが、気がついたときには雌花が地面に落ちているそんな毎年でしたが、ついに今年やっとキャンパス内で見ることができました。多くの人が教科書などで見たことある画像では。秋には生長しギンナンになります。
      (植物園 伊藤健)

植物開花情報(424) サクラツツジRhododendron tashiroi Maxim.(ツツジ科) 2014-04-25 東京農大・農学部・植物園

サクラツツジRhododendron tashiroi Maxim.(ツツジ科)

高知県、鹿児島県、沖縄県の山地に生育し、特に屋久島に多く生育する常緑低木で、海外では、台湾にも分布します。葉は革質で艶があります。花冠は漏斗形で、先で5つに深く裂け、花の色は淡い紅色で、華やかで上品なさくら色で和名の由来ともなっています。上側の裂片の内側には濃い紅色の斑点があります。       (植物園 伊藤健)

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