植物園だより
(植物園ブログ 厚木キャンパス)

植物開花情報(435) ジャケツイバラ(マメ科) 2014-05-06 東京農大・農学部・植物園

ジャケツイバラCaesalpinia decapetala Alston var. japonica H.Ohashi(マメ科)

左右に広がった複葉の上に長さ30cmにもなる総状花序に鮮やかな黄色い花が目立ちます。つる性の落葉低木で、ユーラシア大陸東部の暖温帯に分布し、日本では宮城県以南の本州、四国、九州、南西諸島に分布します。5枚の花弁をもつ花は黄色で目立ちます。葉は2回偶数羽状複葉で互生し、小葉は5〜10対、長楕円形で全縁、両面に微毛が見られます。花は美しいが、つる状の枝にカギ状の刺があり、庭木にはむきません。        (植物園 伊藤健)

植物開花情報(434) ウケザキオオヤマレンゲ(モクレン科) 2014-05-06 東京農大・農学部・植物園

ウケザキオオヤマレンゲ Magnolia x wieseneri Carrière(モクレン科)

ウケザキオオヤマレンゲは樹高6〜8mほどの落葉小高木で、ホオノキM. obovataと日本に分布するオオヤマレンゲM. sieboldii subsp. japonicaの母種に当たる中国東北部、朝鮮半島に見られるオオバオオヤマレンゲM. sieboldii subsp. sieboldiiの自然交雑種と考えられており、庭木などに利用されています。葉は楕円形で互生、ホオノキと比べると小さくなっています。今の季節、淡い黄白色で径15cmほどの大ぶりな花を上向きに咲かせ、強い芳香があります。花の中心部分に雌しべが立ち、それを囲むように赤色の葯を持つ多数の雄しべが付きます。モクレン属Magnoliaの特徴として、雌しべと雄しべが分離せずにくっついています。花の後、袋果の集合果できます。属名の Magnolia はフランスの植物学Pierre Magnolにちなみます。              (博物館実習生 バイセラ 4年 石橋千穂)

植物開花情報(433) ミサンザシ(バラ科) 2014-05-05 東京農大・農学部・植物園

ミサンザシCrataegus pinnatifida Bunge var. major N.E.Brown(バラ科)

中国原産の落葉低木で、樹高5〜7m。今の季節、枝先に径2cmほどの小さな白い5弁花を球状にたくさんつける。同属のサンザシC. cuneata に比べ葉は卵形で大型、先は尖り、縁には重鋸歯が見られます。秋には赤くリンゴに似た小型の果実をつけ、乾燥させた果肉には、健胃や整腸の薬効があるそうです。オオミサンザシとも呼ばれます。  (植物園 伊藤健)

北アルプス山麓からの植物情報(432)春のオープンカレッジ講座 無事終了 2014-05-05 東京農大・農学部・植物園

春のオープンカレッジ講座 無事終了

2泊3日の「早春の北アルプス白馬山麓の植物を訪ねてパート1」が無事終了。多くの春の植物を講座参加者に紹介できました。

画像 上から

カタクリ Erythronium japonicum
             
ヤマエンゴサク Corydalis lineariloba 
    
キクザキイチゲ Anemone pseudoaltaica

ウスバサイシンAsarum sieboldii 

参加者の皆様にはお見せできませんでしたが、帰る際に際に宿泊の前のゲレンデにカモシカが現れました。
参加者皆様講座の運営に協力いただきありがとうございました。

      (植物園 伊藤健)

北アルプス山麓からの植物情報(431)白馬山麓-春真っ盛り2014-05-04 東京農大・農学部・植物園

白馬山麓-春真っ盛り

画像)上
ミズバショウ Lysichiton camtschatcense    (サトイモ科)
ミズバショウというと尾瀬を思うかべる人も多いと思いますが、ここ白馬山麓では小さな流れに沿って多く見らます。

画像)中
コブシMagnolia kobus (モクレン科)
白色の花が目立ちましが、白馬山麓の本種は葉が大きく変種のキタコブシ var. borealisものかもしれません。


画像)下
ヤマシャクヤクPaeonia japonica (ボタン科)
今年は春が早く、口座をやり始めて初めて開花したヤマシャクヤクを講座参加者にお見せすることができました。今回の観察路のすぐ脇にあることは以前から解っていて、盗掘されずに今後も咲き残ってもらいたい植物の1種です。
         
           (植物園 伊藤健)

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