植物園だより
(植物園ブログ 厚木キャンパス)

植物開花情報(609) コダチアサガオIpomoea carnea subsp. fistulosa D. Austin.(ヒルガオ科) 2014-10-31東京農大・農学部・植物園

コダチアサガオIpomoea carnea subsp. fistulosa D. Austin.(ヒルガオ科)

アサガオというとツル性の草本植物を思い浮かべますが、本種はブラジル原産の常緑低木で、つる性ではなくアサガオとは一味違う雰囲気です。日本では沖縄に帰化しているという。樹高1〜5mで、茎は中空で、葉は卵形から披針形で長さは10〜25cm、互生。日照時間が11時間を切らないと花をつけない短日植物のため秋から冬にかけて径10cmあまりの漏斗形の淡いピンク色の花を開花します。 (植物園 伊藤健)

植物開花情報(608) トネアザミ(キク科) 2014-10-30東京農大・農学部・植物園

トネアザミCirsium nipponicum Makino var. incomptum Kitam. (キク科)

誰でもよく知っているアザミですが、近年の研究から日本には150種以上のアザミが見られ、うち145種以上が日本固有種で海岸付近から高山まで多種多様のアザミが見られます。秋咲きでキャンパス内の林縁などに見られるトネアザミは東北地方南部〜中部地方,太平洋側地域に分布し、関東〜中部地方に最も普通のアザミで日本固有種。草丈1.5m程で、葉が羽状に深裂し,頭状花の総苞は卵状球形で総苞片は大きく反り返る特徴がみられ頭花は下向きに咲きます。雌性両全性で,時に各地で雌性株が見つかっています。     (植物園 伊藤健)

植物結実情報(607) イヌマキ(マキ科) 2014-10-29東京農大・農学部・植物園

イヌマキ
Podocarpus macrophyllus Sweet f. spontaneus H.Ohba et S.Akiyama
(マキ科)

関東〜四国・九州・沖縄、台湾の比較的暖かい地域に分布し、生垣などによく植栽されている雌雄異株の裸子植物のイヌマキの実が赤くなってきています。一見、緑と赤色の団団子を串刺しにしたように見えます。基部の膨らみは花床と言われ、熟すると次第に赤くなり少々松脂臭いものの甘く食べられます。種子は緑色になって白い粉を吹き、こちらは毒成分を含み食べられません。          (植物園 伊藤健)

植物開花情報(606) ショクヨウカンナCanna edulis Ker Gawl. (カンナ科) 2014-10-28東京農大・農学部・植物園

ショクヨウカンナCanna edulis Ker Gawl. (カンナ科)

西インド諸島・南アメリカ北部が原産の熱帯性の常緑多年草で、熱帯各地で栽培されています。偽茎はやや紫色を帯び、大きいものでは草丈3〜3.5mになります。葉は長楕円形でやや赤みを帯びた葉脈が目立ちます。温度さえあれば一年中、偽茎の先端部に総状花序をだし、朱赤色の花を咲かせます。根茎は大きく発達しこの部分を食用に、でん粉の原料として利用することからショクヨウカンナと呼ばれますが、葉や偽茎を家畜の飼料に利用されます。   (植物園 伊藤健)

植物開花情報(605) コウヤボウキ Pertya scandens Sch.Bip. (キク科) 2014-10-27 東京農大・農学部・植物園

コウヤボウキ Pertya scandens Sch.Bip. (キク科)

コウヤボウキは本州の関東以西から四国、九州に分布し、中国にも見られるキク科の木本植物です。明るい二次林、特にアカマツ林に生育します。草本のように見えますが落葉性の低木で、1年目の枝には葉が互生し、白〜淡紅色の花が咲かせます。13個前後の小花からなる花はキク科の特徴でもある頭状花で、開花期は10月頃です。2年目には、1年目の葉がついていた場所に数枚の葉が出るので、大きく印象が異なります。2年目の枝は秋に枯死してしまいます。コウヤボウキの和名は高野山でコウヤボウキの枝を束ねて箒を作ったことに由来します。        (博物館実習生 バイセラ 4年 石橋千穂)

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