植物園だより
(植物園ブログ 厚木キャンパス)

植物開花情報(584)Hedychium horsfieldii R. Br. ex Wall.(ショウガ科)  2014-10-04 植物園

Hedychium horsfieldii R. Br. ex Wall.(ショウガ科) 

かつては、多くのシュクシャ属植物Hedychiumに比較し唇弁等はあまり発達しないことなどからBrachychilum属に分類されていましたが、今はシュクシャ属に含まれることが多いようです。インドネシア原産で、熱帯雨林の樹木などに着生する草丈1m前後とショウガ科植物としては小型の多年草で、ジャワ・ジンジャー(Jawa Ginger)と呼ばれます。画像で分かるように花は唇弁等があまり発達せず、長さ2cmと小型で花としての観賞価値は好きないものと思われます。ただし、花後できる果実はオレンジ色で、この果実が裂けあらわれる種子の赤色との組み合わせは花以上の素晴らしいものがあります。
                                   (植物園 伊藤健)

植物開花情報(583) Ipomoea tuberculata Ker Gawl.(ヒルガオ科) 2014-10-02 植物園

Ipomoea tuberculata Ker Gawl.(ヒルガオ科)

アサガオというと夏の朝を思い浮かべますが、今の季節になってやっと咲きはじめました。アフリカ原産の多年性草本植物(宿根草)で、花色がアサガオの仲間としては珍しい黄色で径5cmあまりとやや小型、花の中心部は紅色、葉は深い切れ込み葉、まだ蕾も多数ついていてまだまだ咲くものと思われます。                                (植物園 伊藤健)

植物開花情報(582) トリカブト属の1種Aconitum sp.(キンポウゲ科) 2014-10-01 植物園 

トリカブト属の1種Aconitum sp.(キンポウゲ科)

トリカブトの花が咲いています。本属の大半の種類は、花色が青紫色で独特の花形から素人でもトリカブトの仲間までは認識できます。日本には60種ほどの種類が知られていますが、残念ながら分類が難しく種の同定まではできませんでした。花の美しさとは逆に本属の植物は日本を代表する猛毒を持ったドクウツギCoriaria japonica(ドクウツギカ科)、ドクゼリCicuta virosa(セリ科)と並んで日本三大有毒植物に数えられ、アイヌ民族が毒矢に塗って狩猟に用いたことはよく知られています。実はその中の1種で低山性のツクバトリカブトA. japonicum subsp. maritimum はここ厚木キャンパス内にも僅かですが林下に自生しています。     (植物園 伊藤健)

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