植物園だより
(植物園ブログ 厚木キャンパス)

植物開花情報(828) ソラナム・ウエンドランディーSolanum wendlandii Hook.f.(ナス科) 2015-06-10東京農大・農学部・植物園

ソラナム・ウエンドランディーSolanum wendlandii Hook.f.(ナス科)

キャンパスないしは周辺の畑でジャガイモS. tuberosumの花が咲いています。これからはナスS. melongenaの花が見られるようになってくると思いますが、ここに紹介するソラナム・ウエンドランディーはそのジャガイモ・ナスと同属植物で中央アメリカのコスタリカ原産の半常緑つる性多年草で、茎の長さは6mにも達します。夏に向けて、茎の先に花序をだし、径5cm余りの大きく淡い紫色の花を咲かせます。花はやがて藤色から白色へと変化していきます。     (植物園 伊藤健)

植物開花情報(827) ヒメタイサンボクMagnolia virginiana L.(モクレン科)  2015-06-09東京農大・農学部・植物園

ヒメタイサンボクMagnolia virginiana L.(モクレン科) 

タイサンボクM. grandifloraが常緑樹であるに対し、本種ヒメタイサンボクは北アメリカ東部の原産地では常緑樹で、樹高10mほどに生長します。寒い場所では冬季に葉を落葉する半常緑樹で厚木では落葉します。花は小型で径10cm余り、白黄色の花を上向きに咲かせます。葉もタイサンボクの比べ小さく、葉質は薄く、 葉のサイズは大きくても20cm程度で、裏には白い毛が残り、白色を帯びる。      (植物園 伊藤健)

植物開花情報(826) タイサンボクMagnolia grandiflora L.(モクレン科)  2015-06-08東京農大・農学部・植物園

タイサンボクMagnolia grandiflora L.(モクレン科) 

樹高10m以上に達する常緑高木に径20cmほどで芳香を放つ真っ白な花を咲かせています。タイサンボクの花です。北アメリカ南部に分布する種類で明治初期に日本に伝わりました。自生地のミシシッピ州とルイジアナ州では州の花に指定されています。成木は樹高20mにも達し、枝を広げた姿存在感を充分。画像の花をよく見て下さい。白色の花冠は杯状で、普通は花弁が6枚、萼片が3枚あり、9枚の花びらがあるように見えます。花冠の中央部には、上部に多数の雌蕊がつき、下部(赤色部分)に同じく多数の雄蕊がつきますが、この画像ではすでに脱落し、花弁の内側に落ちたその雄蕊が見られます。      (植物園 伊藤健)

植物開花情報(825) キヌアChenopodium quinoa Willd.(ヒユ科)  2015-06-07東京農大・農学部・植物園

キヌアChenopodium quinoa Willd.(ヒユ科)

昨年プランターで近年注目を浴びているキヌアを栽培しましたが、そのプランター内に落ちたと思われる種子から発芽したキヌアが早くも結実してきました。キヌアは南アメリカ原産の1年草で、我々が体内で合成できず栄養分として摂取しなければならない必須アミノ酸のバランスにすぐれことなどが大きく評価されています。しかし、画像のようにドライフラワーとしても利用できそうに見えませんか?
(植物園 伊藤健)
 

植物開花情報(824) ヒメシャラStewartia monadelpha Siebold et Zucc.(ツバキ科) 2015-06-06東京農大・農学部・植物園

ヒメシャラStewartia monadelpha Siebold et Zucc.(ツバキ科)

ナツツバキS. pseudocamelliaに比較し、葉は小型で、花も径3cm余りと小型で、樹高15mに達する落葉広葉樹。神奈川県から和歌山県までの本州太平洋側、四国南部、九州、屋久島に分布する日本固有種。幼木のうちは灰色がかった樹皮ですが、成長するに従い樹皮ははがれ、次第に赤褐色の明るい赤褐色のつるつるした樹皮に変わり、ひときわ目立つ存在で美しく、庭木としてよく植栽されます。           (植物園 伊藤健)

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