植物園だより
(植物園ブログ 厚木キャンパス)

植物開花情報(956) アキザキナギランCymbidium lancifolium Hook.(ラン科) 2015-10-12東京農大・農学部・植物園

アキザキナギランCymbidium lancifolium Hook.(ラン科)

ナギランC. nagifoliumに似ていますが、比較すると花は白っぽく夏に咲くのに対し、本種アキザキナギランは葉が柔らくやや大きい。花序は葉よりも低く、花は黄緑色で秋に咲きくことでなどで区別されます。ナギランは日本、台湾、中国大陸南部からインド、ジャワに広く分布し、変異の幅がかなりあり、アキザキナギランを独立種というよりナギランの変種とする説や、ナギランと同一種にまとめる説がありますがここでは別種として表記しました。
  (植物園 伊藤健)

北アルプス山麓植物情報(955) シロバナフジアザミ(キク科) 2015-10-09東京農大・農学部・植物園

シロバナフジアザミCirsium purpuratum Matsum. f. albiflorum Kitam.(キク科)

世界最大の花を咲かすアザミとしてフジアザミはよく知られて、富士山の崩壊地などで生育しますがよく見られますが、分布域は意外の広く関東・中部地方に点々とみられます。今日訪れた北アルプス山麓の一箇所で、フジアザミのアルビノ種、シロバナフジアザミ頻度が高い地域が今開花期を迎えていました。                       (植物園 伊藤健)

植物開花情報(954)ヤクシソウCrepidiastrum denticulatum J.H.Pak et Kawano(キク科) 2015-10-09東京農大・農学部・植物園

ヤクシソウCrepidiastrum denticulatum J.H.Pak et Kawano(キク科)

秋の花ヤクシソウが目立つようになってきています。大きいものでは草丈120cmほどになり、黄色い花を林縁や日当たりの良い場所で多数咲かせます。2年草で、北海道、本州、四国、九州の日本全に普通見られます。                              (植物園 伊藤健)

植物開花情報(953) アキノノゲシLactuca indica L.(キク科) 2015-10-07東京農大・農学部・植物園

アキノノゲシLactuca indica L.(キク科)

秋も深まり、春に多数花を咲かせていたノゲシSonchus oleraceus、ノゲシS. asperに変わり、秋の花アキノノゲシが開花してきています。
東南アジア原産で、日本全土・朝鮮・中国・台湾・東南アジアに広く分布し、稲作と共に日本へ渡って来た史前帰化植物と考えられています。草丈50〜200cmと大きく柔らかく、全体につやがなく、茎は単立し、上部で時に枝分かれをします。花は淡い黄色、直径2cmほどで舌状花だけでできている。種子はタンポポの綿毛を小さくしたような形をしていています。時に切れ込みのない細い葉を持つもの個体が見られ、ホソバアキノノゲシf. indivisaと呼ばれます。          (植物園 伊藤健)

植物開花情報(952) フヨウHibiscus mutabilis L.(アオイ科) 2015-10-06東京農大・農学部・植物園

フヨウHibiscus mutabilis L.(アオイ科)

まずは学名を見て下さい。ハイビスカスHiibiscusとあります。多くの人が熱帯性の色鮮やかな植物を連想すると思いますが、これはブッソウゲH. rosa-sinensisと呼ばれる種類です。ここに紹介するフヨウは中国、台湾、日本の沖縄、九州・四国に自生する種類で、関東地方以南で観賞用に栽培されます。幹は高さ1.5-3m。寒い地域では冬季には寒地冬地上部は枯れ、春に新たな芽を生長してきます。花期は7-10月かけてでピンクや白で直径10-15cm程度の花を咲かせます。花は朝咲いて夕方にはしぼむ1日花で、長期間にわたって毎日次々と開花します。花は他のフヨウ属と同様な形態で、花弁は5枚で回旋し椀状に広がる。同属の植物にムクゲH. syriacusがあるが、本種はめしべの先端が曲がっていること、で容易に区別できます。            (植物園 伊藤健)

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