植物園だより
(植物園ブログ 厚木キャンパス)

植物開花情報(1063) Hedychium villosum Wall. (ショウガ科) 2016-01-29東京農大・農学部・植物園

Hedychium villosum Wall. (ショウガ科)

中国雲南省から導入したH. villosumが開花しました。現地では地生するものもありますが、高木などに幹に着生状に生育します。大型のハナシュクシャ属Hedychiumが多い中で、本種は草丈1m余りと小型で、大半の種が秋に開花するのに対し、花期が1-3月と遅く純白で清楚な花を咲かせます。         (植物園 伊藤健)

植物開花情報(1062) アメリカシャガNeomarica northiana Sprague(アヤメ科) 2016-01-28東京農大・農学部・植物園

アメリカシャガNeomarica northiana Sprague(アヤメ科)

南米ニカラグアからブラジルに分布
する草丈60〜100cmほどの非寒性の多年草植物。春先に花を咲かせます。花の外花被片は白く、内花被片は青紫色に白の網目模様が入ります。またよく見ると内外花被片の表面などに多数に繊毛が見られ魅力的です。ただし、残念なことですが花は一日花で、午後にはしぼみ始めます。花の付け根に子株を付け、子株は親株に付いたまま生長し、それが地面に付くと発根して独立した株となり増殖します。                (植物園 伊藤健)

植物開花情報(1061) トクノシマエビネCalanthe tokunoshimensis Hatus. et Ida(ラン科) 2016-01-27東京農大・農学部・植物園

トクノシマエビネCalanthe tokunoshimensis Hatus. et Ida(ラン科)


今年も温室内ですが、日本自生種のエビネ属の1種トクノシマエビネが開花し始めました。鹿児島県徳之島固有種で、島内のやや標高の高い場所の照葉樹林内に自生します。ただし、現在では、園芸採取などにより激減し、環境省のレッドデータブックで絶滅危惧1B類に分類されています。萼片は紫褐色で側花弁と唇弁が白色のものが基本であるが、変化が多くみられるという。唇弁はエビネC. discolorに比べ相対的に小さく、縦の隆起線が目立たない特徴があります。       (植物園 伊藤健)

植物開花情報(1060) シナマンサクHamamelis mollis Oliv. (マンサク科) 2016-01-26東京農大・農学部・植物園

シナマンサクHamamelis mollis Oliv. (マンサク科)

寒い日が続いていますが、確実には春に向かって植物は活動をしています。「まず咲く」から名付けられたというマンサク属の1種シナマンサクが鮮やかで細長い4弁の黄色の花弁を開き、花が満開を迎えています。本種はその名前から解るように中国中部原産の落葉小高木で、開花期に前年の枯れ葉がついているという特徴が見られます。日本にはマンサクH. japonicaが本州の太平洋側から九州に分布し、マルバマンサクH. japonica var. discolorが北海道から鳥取県まで日本海側に分布します。      (植物園 伊藤健)

植物開花情報(1059) Camellia rubriflora Ninh et Hakoda (ツバキ科) 2016-01-25東京農大・農学部・植物園

Camellia rubriflora Ninh et Hakoda (ツバキ科)

中国南部でキンカチャC. petelotiiが見つかり、1980年以後ベトナムにかけてツバキの調査が行われようになり、箱田 直紀博士とハノイ大学理学部(現ハノイ自然科学大学)のチャン・ニン教授によって1998年に新種記載されたものです。樹高は1〜2mほどの常緑低木で、葉は卵形で、葉の色は濃い緑色で、葉脈が鮮明である特徴があります。花径5、6cmとやや小振りで紅色の八重咲き、花弁数は8枚から12枚で抱え咲き。種小名の rubriflora は「ルビーのように赤い色をした花赤花の」という意味であります。 (植物園 伊藤健)

ページの先頭へ