植物園だより
(植物園ブログ 厚木キャンパス)

海外からの植物情報(1093) ダイコンRaphanus sativus L.(アブラナ科)  2016-02-29東京農大・農学部・植物園

ダイコンRaphanus sativus L.(アブラナ科)

日本人なら誰でも知っているダイコンですが、「ダイコンの花は何色」と学生に聞くと少し迷ってしまうようですが、アブラナは黄色、ダイコンは白色ないしはややピンクがった白色です。実はこの2種は植物学的には別属の植物です。ダイコン属はRaphanus、アブラナ属はBarbareaとなります。さて、ダイコンですが我々は根に部分を食用にしますが,以前訪れたタイ北部では気候の関係からなのか根の部分はあまり肥大しないで、果実に部分を食用にします。今日、ルアンバパーンの市場でその果実部分を食用にするダイコンが売られていました。また路傍などに半野生状態で見られました。以前、厚木キャンパスの学生に食べさしたところ以外に好評でした。少し面白いかも。            

画像 上)市場で売られていたダイコンの果実
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                  (植物園 伊藤健)

海外からの植物情報(1092) スイショウガキChrysophyllum cainito Linn.(アカテツ科)  2016-02-29東京農大・農学部・植物園

スイショウガキChrysophyllum cainito Linn.(アカテツ科)

一昨日深夜に羽田を出、ラオスに始めてきました。世界文化遺産ルアンパバーンに来ています。少し時間ができましたので宿のすぐ近くを流れる大河メコン川のほとりに。そこで見られたスイショウガキです。中央アメリカや西インド諸島など熱帯果樹ですが、日本ではあまり見かけないアカテツ科に含まれ、その特徴である葉裏が黄金色に輝いて見える素晴らしい株でした。径10cmに満たない球形の果実をつけ、果肉は水晶のように透明で、味はカキに似ていることから名付けられたようです
(植物園 伊藤健)

植物開花情報(1091) レンテンローズHelleborus orientalis Lam.(キンポウゲ科) 2016-02-27東京農大・農学部・植物園

レンテンローズHelleborus orientalis Lam.(キンポウゲ科)

人気の植物にクリスマスローズですが、実はこのクリスマスローズはH. niger1種を指し、かつ他の同属の種類よりは早く開花します。現在、キャンパス内で開花し始めたものは、H. orientalisでクリスマスローズと区別する意からレンテンローズと呼ばれます。ただし、近年他の種との交配種も多数見られるようになってきています。           (植物園 伊藤健)

植物開花情報(1090) ホトケノザLamium amplexicaule L.(シソ科) 2016-02-26東京農大・農学部・植物園

ホトケノザLamium amplexicaule L.(シソ科)

耕作地には雑草はつきものですが、収穫祭の際のサツマイモ圃場で雑草ホトケノザが満開を迎え、紫の絨毯がみられます。アジアやヨーロッパ、北アフリカなどに広く分布し、北海道以外の本州、四国、九州、沖縄に自生します。春の七草の一つに「ほとけのざ」がありますが、これは本種のことではなく、キク科のコオニタビラコLapsanastrum apogonoidesのことで、従ってホトケノザは食べることもできません。      (植物園 伊藤健)

植物開花情報(1089) アオモジLitsea cubeba Pers.(クスノキ科)  2016-02-25東京農大・農学部・植物園

アオモジLitsea cubeba Pers.(クスノキ科)

アオモジの花が咲きはじめました。和菓子などをいただく際に使う爪楊枝を作ることでよく知られるクロモジLindera umbellataと同じクスノキ科植物で、本種でも爪楊枝が作られます。秋の終わりには枝先に多数の花を準備して春を待っています。本来は静岡県以西,滋賀,兵庫,岡山,山口県),九州,沖縄に見られる雌雄異株の落葉小高木。枝を手にとり,においをかぐと鼻全体にレモンに似た濃い香りが漂ってきます。花は小さく一つの蕾のなかに3〜4個花が内包されて丸い蕾が可愛らしく、今の季節咲くことから「卒業花」の名もあります。 (植物園 伊藤健)

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