植物園だより
(植物園ブログ 厚木キャンパス)

植物開花情報(1183) マイヅルテンナンショウArisaema heterophyllum Blume (サトイモ科) 2016-05-31東京農大・農学部・植物園

マイヅルテンナンショウArisaema heterophyllum Blume (サトイモ科)

画像があまり良くないですが、葉の形を見ると鶴が羽根を広げたところに似て、その奥には首を伸ばした鶴の姿がイメージできませんか?それが和名の由来です。多くのテンナンショウ属Arisaemaの多くが山地に見られるのに対し、湿った草地・ヨシ原などに生育します。ただし、このような環境が少なり個体数も少ないことから、絶滅危惧II類(VU)に区分され、全国的に見ても大変貴重な植物になっています。花序を包む仏炎苞(同じサトイモ科ノミズバショウの白い部分も仏炎苞です)は普通緑色で、花序の付属体は尾状に伸び仏炎苞の入り口で屈曲し外に出て直立します。岩手県以西の本州から九州に分布し、中国、朝鮮半島に分布します。           (植物園 伊藤健)

植物開花情報(1182) オオバナイトタヌキモUtricularia gibba L.(タヌキモ科) 2016-05-30東京農大・農学部・植物園

オオバナイトタヌキモUtricularia gibba L.(タヌキモ科)

アメリカ原産の帰化植物で、子供たちに人気の食虫植物でもあります。繁殖力が強く、耐寒性もあり、ここ厚木キャンパスでも屋外で越冬でき、−7℃あたりまで耐えられるという。国内自生のタヌキモ属植物の花は5mmと小さく花数も少ないですが、本種は花茎5cmほどの先に1cmほどの大きさの花を初夏から秋まで咲き続け、画像でもわかるように多数の花が一斉に咲く姿は美しいものがあります。根はなく茎が細く糸状で浅い水中や泥の中でマット状に伸びています。            (植物園 伊藤健)

植物開花情報(1181) トサオトギリHypericum tosaense Makino (オトギリソウ科) 2016-05-29東京農大・農学部・植物園

トサオトギリHypericum tosaense Makino (オトギリソウ科)

トサ(土佐)オトギリも名前がありますが、近年では高知県では見つかっておらず、わずかに兵庫県の3ヵ所で生育が確認されているにすぎません。今回場所は明らかにできませんが関東地方で生育を確認しました。茎には、2本の稜があって黒点が見られます。萼は卵形または広卵形で先はとがり、花弁はゆがんだ倒卵形で、長さ8.5mm、多数の脈が走り、縁には波状歯があり、黒点が目立ちます。自生地とともに保護しなければならない植物です。  (植物園 伊藤健)

植物開花情報(1180) キヌアChenopodium quinoa Willd.(ヒユ科) 2016-05-28東京農大・農学部・植物園

キヌアChenopodium quinoa Willd.(ヒユ科)

キヌアの栽培を始めて3年になりますが、今年の播種の時期を迎えています。南米アンデス山脈の高地で数千年前より食用に栽培されている擬似穀物で、多くの栽培品種があります。完全食品といわれるほどの栄養価と効能を持つとして注目されています。播種とは別に草丈50cmほどに生育した株が開花してし始めています。(植物園 伊藤健)

植物開花情報(1179) アオノクマタケランAlpinia intermedia Gagnep. (ショウガ科) 2016-05-27東京農大・農学部・植物園

アオノクマタケランAlpinia intermedia Gagnep. (ショウガ科)

熱帯アジアを中心に広く分布するショウガ科植物ですが、私たちの食生活の中でも広く利用されている植物でもありますが、現在50属1500種以上の種類が知られていますが、日本には1属ハナミョウガ属Alpiniaが10種ほど見られますが、これらの種は最も北に生育するショウガ科植物でもあります。ここに紹介する草丈1.5mほどのアオノクマタケランは本州(伊豆諸島、紀伊半島)〜沖縄に見られます。      (植物園 伊藤健)

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