植物園だより
(植物園ブログ 厚木キャンパス)

植物開花情報(1430)オカメザクラ Cerasus × incamp ‘Okame’(バラ科) 2017-2-27東京農大・農学部・植物園

オカメザクラ Cerasus × incamp ‘Okame’(バラ科)

イギリスのサクラ研究家のイングラムIngramが、先日開花をお知らせしましたカンヒザクラ C. campanulataと マメザクラ C. incisa を交配して育種された交配品種です。名前は、古くからそんざいする日本の仮面「おかめ」に由来する。樹高は3m程、花の大きさは1.5∼2.0cm程、花は一重で紅紫色、花弁は5枚で、カンヒザクラのように下向きに咲きます。特に、萼が濃い紅色をしています。早咲きで開期は2月下旬から 3月上旬です。
(厚木植物研究会 農学部 農学科 1年 玉木陸斗)

植物開花情報(1429)オオイヌノフグリ Veronica presica Poir. (オオバコ科)  2017-2-27東京農大・農学部・植物園

オオイヌノフグリ Veronica presica Poir. (オオバコ科) 

至る所でオオイヌノフグリを見かけるようになりました。オオバコ科クワガタソウ属であり、西アジア・中近東原産の帰化植物です。1880年頃に東京で発見され、全国で見られるようになりました。一方で、日本在来のイヌノフグリV. politaは少なくなり、現在では絶滅危惧粁爐忙慊蠅気譴討い泙后イヌノフグリの花が桃色に対し、オオイヌノフグリの花は青色です。開花期は2月から4月末辺りまでです。花は1僂阿蕕い脳さく、受粉が完了したとたんに、花冠が取れてしまう性質があります。まれにシロバナオオイヌノフグリがありますが、一般的に見る白花の個体は除草剤などの農薬により白化現象が起きた個体です。 (厚木植物研究会 農学部 農学科 1年生 菊地 翔太郎)

タイ国から植物情報(1428)Streptolirion volubile Edgeworth(ツユクサ科) 2017-2-26東京農大・農学部・植物園

現在のところ、個人的にはドイインタノン付近でしか見たことがありません、初めて見た時は、これがツユクサ科の植物には見えませんでしたし、毎回訪れる季節が今の季節なので花も見たことがありません。日本の中国地方の一部に本種と同属のアオイカズラS. lineareが分布しており学名にS. volubileを用いていましたが、Fukuoka et Kurosaki(1991)の研究によって、アオイカズラとは異なる種であることが判明しました。アオイカズラは日本、朝鮮、中国東北部と北部に、本種S. volubileはヒマラヤ、ビルマ、タイ北部、ラオス、ベトナムにそれぞれ分布しています。なお、日本産の アオイカズラS. lineareは絶滅危惧粁燹VU). に指定されています。
    (植物園 伊藤健)

タイ国から植物情報(1427)タイ国最高峰ドイインタノンに見られるロードデンドロン2種 2017-2-26東京農大・農学部・植物園

タイ国最高峰ドイインタノンに見られるロードデンドロン2種

タイ国最高峰ドイインタノンを訪ねてきました。この季節が山頂付近で2種の異なる色のツツジRhododendronが見られ、毎回楽しみにしています。個体数が多く、淡い黄色の大きな花を咲かせているものはR. veitchianum Hook.で、日本に見られるヒカゲツツジの仲間でベトナム、ラオス、タイ、ミャンマーの山地に分布とか。
これに対し、前者より小型ですが濃赤色の花を咲かすのがR. arboreum Sm. subsp. delavayi D.F.Chamb.、葉は厚くシャクナゲのようです。地生するものも見られますが。多くの個体が高木の苔むした樹冠に着生状に生育しています。          (植物園 伊藤健)

タイ国から植物情報(1426)タイ国ショウガ科植物根茎の販売 2017-2-25東京農大・農学部・植物園

タイ国ショウガ科植物根茎の販売

以前から本植物園ではショウガ科植物を収集し栽培していますが、現在栽培しているもの多くが20年ほど以前に屋外で採集したもの、マーケットなどで購入したものです。ウコン属Curcumaなどは雨季乾季の見られる地域に多く見られ、今の季節休眠状況にあり、マーケットなどで根茎の販売を見ることができます。今回、タイ北部チェンマイのさらに北部70kmに位置するタイ国第3の高峰チェンダオ山山麓を訪ねましたが、ショウガ科の根茎が多くの店で大量に販売されていました。主目的は薬草としての利用が考えられ、ショウガ科以外の球根植物も売られていました。比較的種類数の多い店でカウントしてみたところ65種類も見られました。バンコク市内でも売られていますが50種ほどでここの多さが引き立ちます。                               (植物園 伊藤健)

ページの先頭へ