植物園だより
(植物園ブログ 厚木キャンパス)

植物開花情報(1524)クマタケランAlpinia formosana K.Schum. (ショウガ科) 2017-06-04東京農大・農学部・植物園

クマタケランAlpinia formosana K.Schum. (ショウガ科)
熱帯を起源と考えられるショウガ科植物は現在50数属1500種以上が東南アジアを中心に分布し、日本にはハナミョウガ属Alpinia1属が自生し、本種クマタケランは四国以南の暖地に自生し、近縁種にゲットウが類似しましが、ゲットウA. zerumbet は花序が下垂し、本種クマタケランの花序は下垂しません。ムーチー (餅粉をこね、白糖や黒糖、紅芋などで味付けしたもの)を包む際にゲットウが広く使われていますが、以前渡嘉敷島で調査した際島内の旧家では葉の性質からムーチーに使いやすいクマタケランの葉を使用し身近に植栽しています。     (植物園 伊藤健)

植物開花情報(1523)Alpinia malaccensis Roscoe(ショウガ科) 2017-06-02東京農大・農学部・植物園

Alpinia malaccensis Roscoe(ショウガ科)

Alpinia malaccensisが開花し始めました。ショウガ科植物の1種ですが、花は偽茎と呼ばれる茎を思わせる高さ3mほどの先端部に長さ20cm以上の花序が見られ、花序の下部から花が開花し始めます。花は長さ7cm余りと大きいです。花はあまり開かず、唇弁の朱色の部分が目立ちます。熱帯を起源と考えられるショウガ科植物は現在50数属1500種以上が東南アジアを中心に分布し、日本にはハナミョウガ属Alpinia1属が自生し、沖縄県などではゲットウA. zerumbet がサンニンとも呼ばれ、葉にムーチー (餅粉をこね、白糖や黒糖、紅芋などで味付けしたもの)を包んで蒸したりし、生活の中で広く使われています。     (植物園 伊藤健)

植物開花情報(1522)シロバナヤエウツギ(アジサイ科) 2017-06-01東京農大・農学部・植物園

シロバナヤエウツギDeutzia crenata Siebold et Zucc. f. candidissima H.Hara(アジサイ科)

日本の歌曲「夏は来ぬ」の中に「卯の花の匂う垣根に」と歌われていますが、この歌詞の中の「卯の花」は本種「ウツギの花」を指します。ウツギは漢字で書くと「空木」と表現し、茎の髄が生長すると空洞になり、すなわち「空木(うつぎ)」になることによります。ウツギ属DeutziaのヒメウツギD. gracilis、マルバウツギD. scabra 、本種ウツギは普通に見れますが、ここに紹介するシロバナヤエウツギはウツギの八重咲品種で庭木として植栽されています。          (植物園 伊藤健)

植物開花情報(1521)ヤマボウシCornus kousa Buerger ex Hance subsp. kousa (ミズキ科) 2017-06-01東京農大・農学部・植物園

ヤマボウシCornus kousa Buerger ex Hance subsp. kousa (ミズキ科)

4月上旬にアメリカヤマボウシ別名)ハナミズキCynoxylon floridaが街路樹としてよく花が見られますが、こちらは北米原産の植物で、ここに紹介するヤマボウシは日本原産の植物です。4枚の花弁を持ち開花しているように見えますが、実がこの部分は苞と呼ばれる部分で、4枚の苞の中央部分に小さな花が多数集まって咲いています。ヤマボウシはアメリカヤマボウシに比べ花つきが悪いためか植栽されることは少ないですが、日本の在来種ということもありもっと植栽してもいいのでは。                  (植物園 伊藤健)

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