長和町だより
(食料環境経済学科山村再生プロジェクト)

実習四日目、立岩和紙紙すき

 実習最終日。実習会場のふるさとセンターから望む美ヶ原高原の
残雪がキラキラ輝いて文字どおりの「美し」さ。
 ここでは、江戸時代から冬場の家内工業として受け継がれてきた、立岩和紙づくりの沿革や製法について学習したあと、体験用の「す」「けた」を使って実際に紙すきを体験しました。
 和紙づくりは、地がやせ水温も低く稲作だけでは経済的に成り立たなかった山間地域によく見られる産業です。逆に考えると、豊かな水源、燃料として使う薪が必要で、山村は生産条件に合っていたのです。
 参加者は、近代化の波に押され、減少の一途をたどった過去の歴史に思いを巡らしながら、紙すきを体験しました。

実習三日目、天気晴朗なれど風強し

  実習三日目は、前日とはうって変わって晴天です。しかし風が強く、肌寒い日となりました。花粉症に苦しむ学生も−。
 管理機や刈払機の使用方法を学んだ後、荒廃農地の復旧作業を行い、一部に和紙原料となる楮を植え付けました。
 昼休みには、フキノトウを使った伝統食「フキ味噌」を賞味しました。
 荒廃しススキだらけだった農地は少しずつ以前の姿を取り戻してきました。見通しの良くなった山里の様子は、春本番間近を感じさせます。

実習二日目は雨中作業

  実習二日目は、あいにくの雨。
 実習圃場をシカやイノシシの食害から守るため、「イノシカ君」という鋼製の獣害対策用フェンスの設置作業を行いました。
 レクチャーの後、しっかり「からだを泣かした」かいがあり、仕上がりは上々です。
 見学に来た農家のおじさんも感心して一言。「東京農大はやるなあ。」
 それにしても、農山村では都市住民の想像以上に農作物の獣害は深刻です。
 21年度では有害鳥獣駆除の実際も学ぶ予定です。

教育GP第4回実習始まる

  ここ信州でも4月下旬の陽気の中、3月21日から教育GP第4回実習が始まりました。
 一日目は、旧中山道笠取峠2?区間の踏査と武田信玄が川中島の戦いに臨む際逗留した長窪城を調査しました。
 長和町は、今も昔も「交通の要衝」です。実感!
 写真は、教育委員会の勝見譲さんから細かな説明を受ける参加者

今年は春が早い

  暖冬で今年は春が早い。
 町なかはもちろん、野山にもほとんど雪がありません。
 ここ信州でも、例年より2週間も陽気が進んでいるといわれます。
 21日からの実習地となる芹沢の農地からの眺めです。
 今回の実習では、からだを「泣かせて」(地元では苦労するの意)もらいます。参加者の皆さん、体調を整えて参加してください。
 

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