長和町だより
(食料環境経済学科山村再生プロジェクト)

農の多面的機能

  盆が過ぎましたが、信州も暑い日が続いています。
  そんな中での作業は辛いですが、後の麦茶がとてもおいしい。ビール好きな人ならもうたまらないでしょう。
 これも、農業の多面的機能かもしれません。

学生が語る!7月実習?

7月実習も最終日です
この日は長和町長久保地区のお祭り保存、環境保全等の活動を行っている「長久保宿若衆会」の方々と、この地区の草刈りをしました。また、別で少人数アスパラの収穫もしました。
草刈りは毎年9月のカリキュラム実習で参加させていただいている、大山獅子例大祭が行われる松尾神社とその周辺の道でやりました。大勢でやったので早く終わり昼食までの時間、若衆会の方々と意見交換をする場が設けられました そこでは過疎化により地域が衰退していく中での地元住民の生の声が聴けました 若衆といえども一番若くて40代、本当に若い後継者がいないそうです また地元の男性が参加する相撲大会も人手が足りなく、今年は中止になったそうです 長和町の他の地区でもこのような伝統文化保存会のような組織が存在するようなので、人手不足なら統合すればいいのではと思い、それについて聞いてみましたが、やはり山村は同じ町とはいえ、よそ者は受け付けないという声が多く、他の地区の人が他の地区の伝統文化に手を触れるのは良しとされないそうです このような風潮が山村をより一層衰退させているのだなと思いました なにか少し悲しい気持ちになってしまいましたが、地域が抱えるリアルな問題に顔を合わすことができ、自分の地域活性化へのモチベーションが更に上がった気がします
お昼にお弁当と午前中に収穫した美味しいアスパラを食べ長和町をにしました

暑い日が続きますが、夏バテ・熱中症に気を付けて8月実習も気合い入れていきましょう

学生が語る!7月実習?

2日目は一日中芹沢圃場での作業です。天気は快晴 日差しがじりじりと照り付け、気温も高かったですが、高地なので東京のようなまとわりつく暑さではなかったです それでも暑く、体力が奪われることには変わりないので、こまめな休憩と水分補給が大事です 役場の方々のしっかりとした準備のおかげで、体調不良者も出ることなくこの日は作業を終えることができました 実習の準備をして下さる方々への感謝の気持ちを忘れず、8月実習も暑さを乗り越えていきたいです さて、作業内容を振り返っていきましょう

午前はグループに分かれて除草、夏野菜類への施肥、加工トマトの防除を行いました。中でも中心作業はやはり除草ですね このブログで前にも除草についてアツく語りました そして今回は新たな武器、ハンマーナイフモア「Bush Cutter George Jr. 草なぎ」クンの登場です これは毎回の除草の際、限られた人しか使えない代物なのですが、今回ついに私の番がやってきました ハンマーナイフモアとは手押し車のような除草機で、高速のロータリー刃で草を砕き、しきならすことができます。そのままそれが堆肥化され、マルチの代わりにもなる便利な機械です。何より目を引くのが機種名です ジョージジュニア草なぎクン・・・農機具の名前って面白いですよね 変わった名前の農機具を集めた本とかあったら面白そう こう見ると農機具の本来の使用目的じゃないところを用いて農業を盛り上げるのもアリなんじゃないかなぁーって思います すみません、除草から話がズレました 話を戻して、この草なぎクンやビーバー、鎌を使って頑張った結果、芹沢圃場は大分スッキリしました 次の実習になるとまたボーボーに生えていると思いますが、その時はその時でまた頑張ります
夏野菜類への施肥と加工トマトの防除は直接作業できなかったのでサラッと 施肥は植え付けから一定期間経過したものへの追肥です。元肥の効果が薄れてくると生育に影響を及ぼすので行います。防除は6月にも行った動力噴霧器を使った防除です。

昼食は芹沢圃場でお弁当をいただきました 外はとても暑かったですが木に囲まれた日陰にいると涼しくとても快適でした やはり木というものには魅力を感じずにはいられません またお昼休憩中、地域おこし協力隊に応募しているご家族が見学にいらっしゃっていました。地域おこし協力隊とは、総務省が打ち出した取り組みのことで、人口減少や高齢化等の進行が著しい地方において、地域外の人材を積極的に誘致し、その定住・定着を図ることで地域力の維持・強化を図っていくことを目的とするものです。このときは時間がなくお話できませんでした

午後の作業はみんなで小麦の収穫をした後、午前中の残った作業と元肥のまき出しを行いました。小麦の収穫は手作業で鎌を使って一株ずつ狩り、10株位を一束にして湿ったワラで結わえ、ハゼと呼ばれる棒に天日干しするため掛けていきます ワラは乾燥しているとすぐちぎれてしまいますが湿らすと丈夫になるんですよ またしっかり結ばずともねじるだけでも簡単に解けなくなります 自然の力ってすごいですよね 種類は強力粉と中力粉で、前者はパンに、後者はうどんになります。どちらも冬の実習で調理しておいしくいただきます 脱穀、製粉は実習の都合上、現地指導員の方におまかせしていますが、いつか体験してみたいです
元肥のまき出しはソバ畑に堆肥をまきました。この堆肥はそうではないらしいですが、長和町では、町内にある鷹山ファミリー牧場で出た牛馬の糞を使用して堆肥とし、農業に使っているそうです 地産池消ですね

芹沢圃場での作業を終え、温泉に入っていたら、地域おこし協力隊に応募したご家族にまたお会いしました このときは時間があったので色々とお話を伺いました その方は農大のOBで、学生時代、農大が長和町で実習を始めて最初に参加されたそうです。そんな縁もあり、都内で働いていたが、一区切りついたので応募されたそう。お子さんは中学生の息子さんと小学生の娘さんでしたが、二人ともすんなり移住をオーケーしてくれたそうで。また奥さんも乗り気だったそうです。脱サラで農業を始めたという話はよく聞きますが、実際にそうした方にお会いすると、やはり農業、農村にはそういったニーズがあるのだなぁと改めて思いました 移住が決まれば本プロジェクトにも顔を出すようなことも仰っていたので、これから一緒になって地域活性化を考えていきたいです

宿に戻り、夕食を終えたあとは一日目同様ワークショップです。テーマは前記事でも記した通り、長和町の人たちに農大の活動について知ってもらうにはどうすればいいか、です。各班実現性の高い案が出たので、それを大学に持ち帰り練り直し、これから活動していくことが決まりました

学生が語る!7月実習?

梅雨も明け毎日うだるような暑さが続きますね そんな中、7月実習が7月10〜12日に行われました。実習が終わってから7月末の期末試験の勉強を始め、試験を受け気づけばもう8月になっていました 学生はもう夏休みです。時間を有効に使って色んなことにチャレンジしていきたいです 8月実習も間近に迫っていますが、しっかり7月実習を振り返っていきますよ

1日目は朝、農大を出発し昼過ぎに長和町に到着、午後から和田コミュニティーセンターにて行われた東京農大教育支援協議会に参加しました。
これは去年度の山村再生プロジェクトの活動と今年度の取り組み予定の報告、また意見交換を協議会、長和町役場、農大との間で行う会です。私たち学生はこの日のために資料の作成、発表の練習を繰り返し行ってきました 決して出来た報告ではなかったかもしれませんが、自分たちの熱意が長和町側に伝わっていれば幸いです
ここで報告の中から今年度の予定の中身をちょっと 今年度は特に特産品について力を入れていこうと思っていますが、その中でも今は、この時期から生産が始まる「長門のトマトソース」(詳しくは当ブログ5月実習?を参考下さい)についての動きが活発になっています 増産のために実習で学生がトマトの収穫、ソースの生産をするのはもちろんのこと、マーケティングも考えています この長門のトマトソースは収穫祭でも販売する予定なのでぜひチェックしてみて下さい
そして、意見交換の中で、協議会の方から気になる一言が出てきました 「農大が長和町で何をしているかなんてここに住むほとんどの人は知らないよ。」とのこと もし本当にそうであるならば、町民の意識が大切な地域活性化においてこれは望ましくないことです 地域活性化について考えていれば、少なくとも長和町のそれの一端を担っている本プロジェクトは知っているでしょうから、知らないとなると地域活性化にあまり興味がないということになってしまいます このようなことを解消するためにも広報というツールがあり、事実、長和町の広報誌には農大の活動は掲載されています またこのブログもその内の一つです だから多くの人に読んでもらい、地域活性化について考えてもらいたいです 少しアツくなってしまいまいたが、実習の振り返りに戻り、上述の発言を受け、2日目のワークショップのテーマは、長和町の人たちに農大の活動について知ってもらうにはどうすればいいか、になりました。

上の会を終え、宿で夕食を食べ終えたら班に分かれてワークショップです。1日目のテーマは、「長和町カルタ」のいろいろな遊び方を考える、です。実はこの長和町カルタ、当ブログでも登場していると思いますが、先輩方が何年もかけて制作してきたもので、今年やっと形になろうとしている代物です 本来これは長和町で世代間交流を図るためにいわゆるカルタとして考案されましたが、それだけではもったいないので新たな遊び方を考えようとなりました しかし、一から新しい遊びを考えるのは大変難しく、群馬の「縄文カルタ」などを例に各班話し合ってみました が、斬新で画期的な案は出ず これからも練っていきたいです

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