パエリアの会
(オホーツク俳句サークル)

わが師 わが友 パーティー

私の学部時代の同級生で
素晴らしく優秀であった、そしてその後もさらに素晴らしい業績を重ねた
野田 亮 京都大学医学部教授
定年記念パーティーに参加するために、
京都に土日でいってきました。

5時から講演が一時間、ガンの正常細胞への復帰の
メカニズムの研究の深さ、素晴らしい科学者たちとの出会いなど
感動的なお話。
6時からなんと9時まで懇親会。

そこは、ご本人の趣味が表れたそうですが、
まるで音楽会のように、何人かの生演奏がありました。
独奏のピアノが二人、息子さんとお仲間の
4重奏、そして、会の締めくくりは野田さんご家族の
ご本人フルート、奥様ビオラ・ダ・ガンバ、
ご長男バイオリン、次男チェロの4重奏。


科学者として、人としての素晴らしさがあふれた会合でした。
終了時には「わが師、わが友」という業績集/作文集を
いただきました。その表紙は、野田さんの油絵、
そしてなんと裏表紙には、パエリアが記念に贈った俳句が。

さらに二次会に誘っていただき、京都大学医学部の
研究室で、午前1時半位まで話が弾みました。
私は網走から飛行機を二つ乗り継いで参加でしたが、
さらに彼のお弟子さんでアメリカのサンディエゴと
ボストンから二人の研究者が参加していて、
お人柄の素晴らしさを表していますね。

ちなみに私がお送りしたのは、定年を迎えられえた3月末を想定して、
来し方も行方も京の花万朶(きしかたも ゆくえも きょうの はなまんだ)
という句です。

実際に、彼は、定年を迎えたのですが、4月からは
科学倫理系の副学長として、さらに大学の
科学研究の規範を向上させるというお役に着くことが
決まっています。まさに俳句の内容が合致します。
科学だけでなく哲学的な素養も深いというところ、
誠実なお人柄が見込まれたようです。

作文集のタイトルはまさに私にとっての彼、
わが師、わが友
同級生でbest friend でありながら、teacherでも
あって、ずっと私の節目節目の指導もしてくれました。

これからもますますお元気でご活躍ください。
そして、また会えるときを楽しみにしています!

蕗の薹

蕗の薹遅速いづれも翳りなく  パエリア

初蝶

先週は
まだ降っていやがる窓の春の雪
という気分でしたが、
今朝は、
初蝶が粉かけにきて今朝の窓
そんな朝。
明るく春めいています。

雪が深いと散歩もする気分ではありませんが、
キャンパスにも歩きたい雰囲気が。
落葉松の実をつけた枝が雪で折れたものか
落ちていました。

ファイントレイル

オホーツクキャンパスの周りに
ファイントレイルという静かな森があります。
何か所から散歩に入ることができます。
野球部グラウンドの端から入ると
鳥たちがさかんに飛び立っては逃げるというのでもなく
行く先にまた降りてきます。
そこからは広い景色も広がっています。
薄い色の菫の花が沢山咲くのですが、また
咲いていませんでした。
途中雪が沢山残っていて行けなくなって
半分で戻りました。
ラボの窓辺の菫は咲き始めています。

サルディニア島の春

スイス時代の友人からメイルが来ました。
地中海のサルディニアで過ごして、
写真が趣味な彼が撮影した蘭の花の
画像を送ってくれました。

じつはこの花,
「香りの認知と生理作用:匂いはなぜ心を動かすのか?」
という私の授業で学生さんたちに紹介していた花でした。

花の名は、Ophrys speculum
(英語ではMirror orchid または Bee orchid)


この花は、姿が雌の蜂に似ていて、
雄が誘惑されて、交尾行動を起こします。
これで受粉が成立するわけです。
すると、さらに沢山の雄が寄ってきて花を
壊されないように、雌の蜂が交尾の後に
放出する、「もう来ちゃ厭!」フェロモンである、
フェネシルヘキサノエート
という化合物と同じ物質を
この花が放出します。
こうして、花は受粉を助けてもらった上で、
花を壊されないように更なる交尾行為を拒絶します。

なんと不思議なことでしょう。
蜂の愛の行為が、蘭の花の受粉を助ける。
そのあとは、肘鉄フェロモンがでるということ。

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