パエリアの会
(オホーツク俳句サークル)

平原綾香−香りの記憶

平原綾香という歌手はマイ・クラシックスというアルバムで
クラシック音楽に彼女が詞を付けて情感たっぷりに歌っています。
その冒頭の曲、「パヴァーヌ」の出だしはとても印象的です。

 忘れない あの日を
 泣きながら ひとり歩いた 道の匂いも
 流れゆく花びら 見ていた


 忘れない、という豊かな歌声で始まる音楽、
何を忘れないかというと、「あの日」であり、
泣きながらひとり歩いた「道の匂い」なのです。
一瞬で聞いている者を情感の世界に引き込むのは、
匂いというフレーズが、感情につながった強い記憶の象徴であり、
理性の世界から情感の世界への脳の働きの転換です。

 それは泣きながら「ひとりで」歩いている道。
恋に破れたのであろう、ということは言われていなくてもわかります。
匂いの実態については述べられていませんが、流れゆく花びらを見ていた
ということからすると、特徴のある何か甘い香りなのでしょう。
イタリアのリミニの町を歩いたときのあの街路樹の花の香り、
アンダルシアの小さな村の辻に籠っていたレモンの花の香り、
そんな私の中の香りの記憶と重なりました。

 香りと感情、これが結びつくと、記憶としてとても長く残るものになります。
食品香粧学科では、こうした香りの機能についても学び、
そう、感性を磨くということも組み込んでいかねばならないと思っています。

 歌詞にもどると、この見事な歌詞を十分に生かす歌声を持つ平原綾香は非凡だと思います。
彼女が俳句を作ったら、きっと印象的な句になると想像できます。
内容的には、どの曲も恋の微妙な心を詠んでいて、われわれの仲間の遠藤菜実子さんの俳句にちょっと共通したところがあります。

 文字だけで君と分け合う冬景色       菜実子
 送信のボタン押せずに雪催い
ふと君の匂いをさせし春のパン

砂丘

鳥取大学に行きました。
構内はすべて禁煙で世の中の趨勢にしっかり対応しています。
工学部の大城先生ときむらや研究員の川本博士と
貴重なディスカッションができました。

電車の時間待ちの間、大城先生が砂丘にドライブしてくれました。
日本海はオホーツク海とちがって真っ黒に見えました。
風がつよくて、荒々しく、砂の器の映像が実感できました。

砂丘には観光用の駱駝もいました。
ここも護岸工事などの影響で砂の動きがさまたげられて、
雑草が生えてきてしまうのを鳥取大学の学生たちが
ボランティアで抜いているそうです。

春寒き砂丘旅の余白あり
春風に捲れて日本海黒し    paella

雪原の空

今日は会議があって来ました。
それから少し外にでて、雪原の空と運動場の空を見ました。

雪の原空には涙ひとつなく   paella

江の島が見える大学

首都圏大学院でのさまざまな工夫を見学させていただくために
3月3日―5日の間に、東京農工大学、東京大学、
東京農業大学(世田谷)、日本大学(藤沢)を訪問しました。
最終日の5日はとてもいい天気(20度)でしたが
藤沢に行きました。
関先生のお話を聞いて研究施設を見学させて
いただきましたが、なかなかに活気があり、
廊下が先端病院のようにきれいでびっくりしました。
高いところからは江の島が見えました。
ちなみに、ここは入り口に人工的な川のような池があって錦鯉が
泳いでいて、庭園のような作りになっていました。

今年度大学院が各学科専攻に分かれますので、
これを機会にいいところはどんどん取り入れて進化させて
行きたいものです。

金柑の蜂蜜ワイン煮とゆず大根

福岡の九州工大の西野先生が御庭で育てた柑橘類を
送ってくださって、ザボン(晩白柚)と夏蜜柑は
すぐに剥いて食べたのですが、柚子と金柑が残っていました。
そこで、金柑をたっぷり白ワインに浸して、蜂蜜を混ぜて
煮込んだところ、けっこういけるものになりました。

また、大根を薄く切って、その上に柚子を2個分くらい薄切りにして載せて、
醤油を大根の3分の1位まで加えて冷蔵庫にいれておくと
どんどん大根から水分が出てきて、柚子大根の出来上がり。
これもなかなかいいです。

どちらも風邪予防にいいとか。
昔の人の知恵ですね。

金柑の甘露眩しみ春を待つ    paella

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