パエリアの会
(オホーツク俳句サークル)
2012.12.09
徳朗、兵輔、理、恵朝、真尚豊、まどか、
大成、仁美、翔太、純一
純一選評
齢二十生まれて初めて雪を掻く 仁美
−初めて雪国に住んだ気持ちが出ている
湯豆腐や今も昔も暖かし 真尚豊
−湯豆腐はもちろん暖かいが、今も昔もという言い方で、
幼いころの家族の団欒の暖かさを想像させる。
氷道突然見えた青い空 大成
−視界が開けてオホーツクブルーの空の青さが目にしみた
そんなオホーツク生らしい感動。
二重窓隔てる先は雪地獄 理
−北海道の窓は二重で暖かだが、外の寒さは物凄い。
両足をステップさせて雪の道 翔太
−雪道をステップするというところが若い人らしい。
急行車暖房ぬくぬくすやすや二人 恵朝
−暖房車はとても暖かで、恋人らしい二人も
おしゃべりをやめて寝てしまったということだろう。
ぬくぬくすやすや二人、という破調が活きている
氷かなガラスなのかなひとかけら 翔太
−氷柱が折れたのか、凍った地面が割れたものか
きらきら輝いている透明なかけら。ひとかけら、という
言い方に発見が感じられる。
パリパリと氷を砕き進撃す 理
−軍隊ということではなく、パリパリ砕きながら進むことを
進撃と表現したところが若さ。
風邪をひき身にしみるのは親の愛 兵輔
いつもは怒られることが多くても病気になると
優しい親、おそらく母親であろう。
北海道の厳しい寒さで恋しい気持ちが募る。
一呼吸鼻喉肺が凍りつく 徳朗
−空気を吸うこと自体が寒い。凍りつく、そんな北国の冬。
アブラガニ笑みを浮かべて並びけり 翔太
−アブラガニが並んでいると、なんだか笑っているようだというのは
面白い。本人も何かいいことがあって微笑んでいるのだろう。
雨音がやんだと思えば外は雪 仁美
−パラパラという音がいつか止んでいるのに気付いた。
カーテンを開けるとしんしんと雪が降り募っている。
美しくも情緒豊かな情景を無駄なく言っている。
降って溶け溶けては凍る道の雪 仁美
−東京や大阪なら降った雪が溶ければ、それで終わりである。
だが、ここでは溶けた雪がまた凍る。ガチガチに。
そんな道がまっすぐ続いている。そこを滑らぬように
歩く作者。表現が一本の道のようなリズムを
なしていて、巧い。
雪積もり残る足跡旅の跡 理
−雪の足跡は一筋に見えてどことなくロマンを感じさせる。
旅人の足跡だと感じたのは、旅への憧れを含んでいる。
冬将軍ヒートテックが返り討ち まどか
−冬将軍が来た。猛烈な痛いような寒さ。でもヒートテックの下着が
あれば、やり過ごせる。返り討ちというのは、将軍にかけたので
あろうが、冬に立ち向かう意気込みが見える。
晴れなのに私の胸につもる雪 徳朗
−すこし甘ったるいが、よく晴れているのに雪を感じる
そういうオホーツクの空をとらえている
セロファンのほのと曇りて冬薔薇 純一
真冬の学生句会選評
12月7日(木)学生会館徳朗、兵輔、理、恵朝、真尚豊、まどか、
大成、仁美、翔太、純一
純一選評
齢二十生まれて初めて雪を掻く 仁美
−初めて雪国に住んだ気持ちが出ている
湯豆腐や今も昔も暖かし 真尚豊
−湯豆腐はもちろん暖かいが、今も昔もという言い方で、
幼いころの家族の団欒の暖かさを想像させる。
氷道突然見えた青い空 大成
−視界が開けてオホーツクブルーの空の青さが目にしみた
そんなオホーツク生らしい感動。
二重窓隔てる先は雪地獄 理
−北海道の窓は二重で暖かだが、外の寒さは物凄い。
両足をステップさせて雪の道 翔太
−雪道をステップするというところが若い人らしい。
急行車暖房ぬくぬくすやすや二人 恵朝
−暖房車はとても暖かで、恋人らしい二人も
おしゃべりをやめて寝てしまったということだろう。
ぬくぬくすやすや二人、という破調が活きている
氷かなガラスなのかなひとかけら 翔太
−氷柱が折れたのか、凍った地面が割れたものか
きらきら輝いている透明なかけら。ひとかけら、という
言い方に発見が感じられる。
パリパリと氷を砕き進撃す 理
−軍隊ということではなく、パリパリ砕きながら進むことを
進撃と表現したところが若さ。
風邪をひき身にしみるのは親の愛 兵輔
いつもは怒られることが多くても病気になると
優しい親、おそらく母親であろう。
北海道の厳しい寒さで恋しい気持ちが募る。
一呼吸鼻喉肺が凍りつく 徳朗
−空気を吸うこと自体が寒い。凍りつく、そんな北国の冬。
アブラガニ笑みを浮かべて並びけり 翔太
−アブラガニが並んでいると、なんだか笑っているようだというのは
面白い。本人も何かいいことがあって微笑んでいるのだろう。
雨音がやんだと思えば外は雪 仁美
−パラパラという音がいつか止んでいるのに気付いた。
カーテンを開けるとしんしんと雪が降り募っている。
美しくも情緒豊かな情景を無駄なく言っている。
降って溶け溶けては凍る道の雪 仁美
−東京や大阪なら降った雪が溶ければ、それで終わりである。
だが、ここでは溶けた雪がまた凍る。ガチガチに。
そんな道がまっすぐ続いている。そこを滑らぬように
歩く作者。表現が一本の道のようなリズムを
なしていて、巧い。
雪積もり残る足跡旅の跡 理
−雪の足跡は一筋に見えてどことなくロマンを感じさせる。
旅人の足跡だと感じたのは、旅への憧れを含んでいる。
冬将軍ヒートテックが返り討ち まどか
−冬将軍が来た。猛烈な痛いような寒さ。でもヒートテックの下着が
あれば、やり過ごせる。返り討ちというのは、将軍にかけたので
あろうが、冬に立ち向かう意気込みが見える。
晴れなのに私の胸につもる雪 徳朗
−すこし甘ったるいが、よく晴れているのに雪を感じる
そういうオホーツクの空をとらえている
セロファンのほのと曇りて冬薔薇 純一
2012.12.02
この冬初めての雪掻きをしました。
午後になると日射しが出て
大分溶けました。
ななかまどもそろそろ食べつくされてしまって
銀山猿子も一生懸命です。
ちなみに、ここに映っているのは
4羽の雌らしいですが、
これと別行動をしている2羽の雄が
いることを昨日見つけました。
そのときはカメラを持っていませんでしたが、
明らかに胸の羽の色が赤でした。
この辺りには他に
四十雀とか、似たような五十雀なのか
胸の色が茶色いのや、嘴がとても細いのや
数種類の親類のような鳥がいて、
ななかまどは食べないようですが、
飛びまわっていて、民家の餌台などに
かわるがわるきています。
雪掻き
今朝は吹雪。この冬初めての雪掻きをしました。
午後になると日射しが出て
大分溶けました。
ななかまどもそろそろ食べつくされてしまって
銀山猿子も一生懸命です。
ちなみに、ここに映っているのは
4羽の雌らしいですが、
これと別行動をしている2羽の雄が
いることを昨日見つけました。
そのときはカメラを持っていませんでしたが、
明らかに胸の羽の色が赤でした。
この辺りには他に
四十雀とか、似たような五十雀なのか
胸の色が茶色いのや、嘴がとても細いのや
数種類の親類のような鳥がいて、
ななかまどは食べないようですが、
飛びまわっていて、民家の餌台などに
かわるがわるきています。
2012.12.01
自転車はもう無理。
朝自転車にカバーをかけて
戻ると、マルナカさんから
電話があってオヒョウのとてもいいのが
はいったとのこと。
早速出かけると、見事なオヒョウがありました。
これは刺身が一番とのこと。
刺身に造ってもらいました。
大きな魚なので、二つに分けて
くれました。
加えて、小ぶりだけれども
プリプリの牡蠣がはいっていました。
これは電子レンジで温めれば
すぐ開くとのこと。
というわけで、新鮮なオヒョウの
抜群のお刺身と、
ぷりぷりの牡蠣。
魚に関しては口がおごってしまって
他ではなかなか満足できなくなってしまいました。
マルナカのオカアサンもそういっていました。
なんせ、いい魚が新鮮である、
それを包丁の刃の通り具合などで、
さらに確認してくれるのですから。
実際腹側を先に切っていましたが、
気に入らないとのことで
背側をくれました。
今日はオヒョウとプリプリ牡蠣=至福の昼食メニュー
道が凍ってしまいましたので、自転車はもう無理。
朝自転車にカバーをかけて
戻ると、マルナカさんから
電話があってオヒョウのとてもいいのが
はいったとのこと。
早速出かけると、見事なオヒョウがありました。
これは刺身が一番とのこと。
刺身に造ってもらいました。
大きな魚なので、二つに分けて
くれました。
加えて、小ぶりだけれども
プリプリの牡蠣がはいっていました。
これは電子レンジで温めれば
すぐ開くとのこと。
というわけで、新鮮なオヒョウの
抜群のお刺身と、
ぷりぷりの牡蠣。
魚に関しては口がおごってしまって
他ではなかなか満足できなくなってしまいました。
マルナカのオカアサンもそういっていました。
なんせ、いい魚が新鮮である、
それを包丁の刃の通り具合などで、
さらに確認してくれるのですから。
実際腹側を先に切っていましたが、
気に入らないとのことで
背側をくれました。