ランドスケープの広場
(造園科学科)

川の美しい落差工。

箱根湯本(神奈川県箱根町)の街中を流れる早川の風景です。一般的には河川の工事ではコンクリートを多く使うように見受けられますが,ここは,自然石を多用し,さらに垂直に一直線に水を落とす(布滝)のではなく,曲線を重ね合わせているデザインは,日本ではとても珍しいのではないでしょうか

箱根町は,全域が環境省によって富士箱根伊豆国立公園に指定されています。景観的な配慮が河川にも行きとどいているのは素晴らしことです


2010.2.9  by K2

坂道のある風景。

平坦な土地よりも傾斜がある土地の方が,いろいろな変化があるので,人の関わり方も多様になります

坂道であり,かつ路地となっている,ここは「蛍坂」(ほたるざか)です。かつては,坂道の下(谷の底)では初夏にホタルが舞うということで,その名があります。残念ながら今は,川はコンクリートの道に,土手や周辺の田畑は住宅地になってしまい,平坦で利用しやすい土地は,昔の面影を残していません

しかし,斜面が急な場所で,以前はお寺の境内の一部だった場所には,巨木を含む樹林が残されています

都市的な一面,ちょっと歴史を感じる一面など,様々な状況が見てとれる坂です


2010.2.8  by K2

優秀卒論発表会

去る2月3日、造園科学科の優秀卒論発表会が開催されました

毎年この時期に行われるこの発表会、今年は10名のエントリーがありました

みんなさすがにそれぞれの指導教員のお墨付きだけあって、立派な発表ばかり

一人たった7分の発表時間ではもったいないくらい
あっという間の約1時間半でした

そして終わって研究室に戻ると…
なんと研究室の仲間が花束を用意して待っててくれました

発表したみなさん、本当にお疲れ様でした

by K

De la FRANCE N°20 : chef

〜フランスから 20:chef〜

小さな台所に、小さな電気式コンロ2つとフライパンと蓋のない鍋。
ですがこれで結構いろいろとできます。
ジャガイモを茹でて、すりつぶして、ミルクとバターと白ワインをちょっと入れて練るとポテトムース。
このポテトムースは、レモン風味の白身魚や牛肉のバターソテーとともに、塩味のちょっときいたパリットカリカリマッシュルームと食べると何とも言えないハーモニー(栄養学的な保証はありません)。
または、くりぬいたジャガイモに、ニンジンのみじん切りとともに詰め直して、茹でた長ネギのパッチワークをかぶせると、題して“フランスの大地”。緑の田園風景と一面に広がる花畑をイメージしてみました。
今年に入ってから手羽塩が仲間入り。手羽先はほかにも、茹でた後に醤油と砂糖と白ワインのソースを塗り重ねるように焼いていくと、照り焼きもどきもできてしまいます。(栄養の学科の調理の先生。アバウトな料理でスミマセン。)

今度はどんな料理をつくろうか考えるのも楽しいものです。
秋ごろのテレビで3つ星シェフ、ギィ・マルタン(Martin)のドキュメンタリーをやっていました。
彼は、ルイ14世も幼少のころに住んでいたというルーブルの北側、パレ・ロワイヤルのレストランで料理長をしていたころ、日本でも出版もされており、また、愛知万博ではフランス館迎賓レストランのシェフでもあったそうです。
つくりだす料理のイメージをスケッチして、生産者や仕入業者へ自ら出向いて素材探し。
そのシブさに一目ぼれ、思わずスケッチしてしまいました。

私の専門との接点の多さに驚きました。
愛知万博の会場演出総合プロデューサーは涌井雅之、ランドスケープディレクターは黒川紀章の事務所にもいらした戸田芳樹、おふた方とも農大造園で学ばれ、そして現在、講義や演習にお越しいただいています。
そして、シェフが料理のイメージをスケッチするのも目から鱗。イメージを形にするとき、やはりスケッチというのは大切なのですね。
さらには、こうした芸術的な食文化とがしっかりとつながった生産者がいることで、活きいきとした美しい農村があることをあらためて実感しました。

いつものようにシェフ気どりでつくった料理。
今夜は、プロヴァンス・ニームの白ワインでいただくことにしました。
(S)

マジックアワー=日没後の彩り。

魔法のような時間。刻一刻と茜色の色が,暗い闇に閉ざされるまでの時間を,英語ではマジックアワーといいます

日本語では,黄昏(たそがれ)といいますが
「誰(たれ)そ,彼(かれ)?」
が略されて「たそがれ」となりました。だんだんと人の判別がつかなくなってくる時間帯ということをうまく表現したものです

この日,日没後も地平線に近い丹沢と富士山のスカイラインが赤く染まり,街灯や家の明かりと,夜空と素晴らしいコントラストが楽しめました

2010.2.5 by K2

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