ランドスケープの広場
(造園科学科)

「ふきのとう」は「里のエーデルワイス」?

フキノトウ(蕗の塔)は,フキ(蕗)の花のことですが,しげしげと眺めていたら,エーデルワイスに似ていると思いました。両方とも同じキク科の仲間で,日本語(和名)ではウスユキソウ(薄雪草)と呼ばれます

ウスユキソウは日本でも数種が主に高山に生育しますが,一般的には山菜を捕る里では見ることができません。環境条件は異なりますが,共に花を包むガク(萼)があたかも花弁のように広がっているさまは「里のエーデルワイス」とでも呼びたくなる姿でした


2010.3.31  by K2

第62回福島県鮫川村農村景観保全活動。

福島県の最南端に近い鮫川村(さめがわむら)において農大は,2000年から,農村の美しい里地・里山の景観保全と共に,その具体的方法としての在来品種等を用いた農産品の耕作のお手伝いや生物の多様性に寄与する雑木林の手入れ等の活動を実践してきています。また,他の学科とも協力しながら特産品開発を行ったり,授業(実習)あるいは,卒業論文の研究フィールドとして,様々な活動へと展開しています

造園科学科の自然環境保全学研究室・観光レクリエーション研究室と環境緑地学科では,今回,3月27〜29日の2泊3日で,以下のような活動に企画参画・参加拝聴しました

●1.ウメの木の植樹(地域特産品としての梅にする予定)
●2.ふれあいの森予定地の散策(現在は雑木林やクリの木の森であまり利用していない)
●3.地区の交流会に参加
 3.1. オカリナのコンサート
 3.2. 福島大学3年生の演習課題成果の発表会視聴
●4.舘山(赤坂舘)と呼ばれる里山の公園への寄付を受けたフジの木,サツキの掘り取りと仮植え
●5.菅生舘(すごうだて)と呼ばれる里山の公園へのドウダンツツジやウメの植樹
●6.茅葺き民家の茅(今回はススキ)の管理と屋根の補修
●7.地区長さんによる地区の夢づくり協議会に関する講話拝聴
●8.県の自然環境保全地域に指定されている強滝(こわだき)の遊歩道の管理
●9.遊歩道沿いの広葉樹林の下草刈り

...盛りだくさんでした

写真はそのごく一部です。

写真1 里山の自然観察と,旧道の歴史の解説を受ける。
写真2 ウメの木の植樹。鮫川村長(白い帽子)も穴掘り。
写真3 日本でも現存が珍しい平屋の茅葺き民家での補修作業。
写真4 1940年代までは歩くことが当たり前だったので「道普請」(みちぶしん)と呼ばれる管理作業は日常的に行われていました。朝,積雪が残り,時おり粉雪も降る中での作業でした。

雪もあって寒かったですが,作業後の温泉は最高でした


2010.3.30  by K2

Botanical Garden in New Zealand

先日訪れたクライストチャーチの植物園

広大な敷地、圧倒的な巨木、園内を流れるエイボン川など、見所はたくさんあります。
でも、何より印象的だったのは人々の優しさでした

この空間が人をつくるのか、こんな人たちだからこの空間がつくれるのか・・ そんなことを考えてしまいました

by Y

学科紹介DVD完成間近!

農大の各学科では学科紹介DVDを作成しています

造園のDVDもちょうど昨年の3月から1年間かけて作成を続け、この3月末でようやく完成します

写真は最後の仕上げで、ナレーションを録音している作業中です

プロデューサーさん、ディレクターさんの指示のもと、別室にいるナレーターさんからの声が録られていきます

その最終チェックに立ち会わせていただきましたが、なかなか良い作品に仕上がったと思います

今後オリエンテーション、ガイダンス、教育懇談会、キャンパス見学会などのイベントで使うと思うので、みなさん楽しみにしててください

by K

De la FRANCE No27:Champ de Mars

〜フランスから No27:Champ de Mars 〜

Champ de Mars。
エッフェル塔は知っていても、その足もとの公園の名前となると知っている人はグッと少なくなるのではないでしょうか。

フランス語の勉強をする間もなく日本を飛び出して、独学でポツポツとですが来た時より単語数は格段に増え、簡単な意思は伝わるようになってきました。
テレビのニュースやらドキュメンタリーやらドラマなども、音楽のように流れていってしまって、とても言葉には聞こえませんでしたが、今は映像がなくても何のニュースなのかがわかるようになってきましたし、ドラマの会話の短いフレーズで笑えたりと、だいぶ耳も慣れてきたようです。
基本単語も3000は覚えようと頑張ってますが、これをやっていると結構面白い発見もあります。
以前のブログでもご紹介しましたシャンゼリゼ通りとシャン・ド・マルス公園の共通点。「シャン」はシャンでもよくよく見るとシャンゼリゼ通りは、「Avenue des Champs-Elysées」、シャン・ド・マルス公園は、「Parc du Champ de Mars」であって、「champs」と「champ」であることに気が付きます。複数形は、「野原、田園」で、単数形は「畑」だそうで、畑がいっぱい集まると田園や野原になるんですね(ナルホド)。いずれにしても街のはずれのだだっ広いところだったようですが、土地の使われ方が少し違っていたのかなということがみえてきます。

パリの狩猟博物館もご紹介しましたが、あのパリの中心地・マレ地区の「マレ:marais」も「沼地」という意味で、セーヌ川の水がそこまで来ていたことがわかります。パリ市東部のセーヌ河畔に建つ高層の新国立図書館は、川に沿ってそれはそれは横幅の広い広い階段。ユニークなデザインですが、これも氾濫との関係かな?ということが観えてきます。ちょうど100年前の1910年1月、セーヌ川が氾濫し、20万人の市民に影響がでて、復興に何か月もかかったそうです。都市災害を防ぐことができるデザインが、新しい街の新たな特徴になっています。地名から土地の履歴が観え、そして今のデザインの意味を解釈するヒントになることもあります。

すっかり暖かくなり、シャン・ド・マルス公園の緑は一段と美しさを増し、スイセンやクロッカスが彩りをそえています。パリへの車窓にも、ヤナギが芽をふき、サクラが咲き、モモっぽい木、レンギョウっぽい木、ハクモクレンっぽい木、ロウバイっぽい木などが花盛りになって3月らしい風景に…。
ん? 3月? Mars、マルス。

シャン・ド・マルス…。
「3月の畑」かぁ。意訳してしまって「春の畑」もいいかも。ダメ?(スミマセン)
石でできた城郭都市がルーツのパリ。直線をたくさん使った街路・公園・街のデザインの中に佇みながら、のどかなやわらかい、なんか懐かしい気持ちになりました。
(S)

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