博物館トピックス
(「食と農」の博物館)

博物館実習レポート「親子で学ぶ田んぼの生き物とおいしいお米の講座」第2回

 11月25日(土)午後1時30分から、「食と農」の博物館2階セミナールームにて「親子で学ぶ田んぼの生き物とお米の講座」の第2回が開催されました。今回は東京農業大学国際食料情報学部 国際農業開発学科教授で、本学副学長でもある夏秋啓子先生と、研究室の学生さんたちが講師を担当しました。第1回目ではお米と生態系のお話や脱穀体験を行いましたが、今回はお米について、より学術的な内容となりました。

 「日本のお米 世界のお米」というスライドから始まり、世界の人々の主食についてお話しいただきました。お米に関しては、農大でお米3兄弟と呼ばれる、ジャポニカ米、インディカ米、ジャバニカ米の主力3種に始まり、カラフルな黒米や赤米、新規開発されたネリカなど、たくさんの種類を解説いただきました。
 中でも私が興味をそそられたのがアナログライスという合成米です。トウモロコシ粉をベースに圧縮したもので、黄色いタイ米のような見た目をしていました。ナシゴレンなどに調理してしまえば食感はお米と変わらないらしく、そのまま食べてみると、少しトウモロコシの風味がしました。

 お米の試食コーナーでは、農大生のご実家で生産されているお米2種類をいただきました。私も試食させていただきましたが、「ササニシキ」は普段食べているお米に近く、食感がしっかりしており味は淡白な感じでした。対して「キラホ」はもちもちした食感で甘みが強く、お米だけでも味わい深いものでした。子供達にはこちらが人気だったように思います。
 普段お米の食べ比べはなかなかしませんが、品種の差がよくわかりました。
 農大生のクイズコーナーでは子供達に親しみやすい戦隊モノという切り口で、楽しく拝見させていただきました。

 親子で学ぶ、というテーマでしたが、子供達は積極的に手をあげたり、質問に答えたりしていましたし、親御さんたちも、メモを取ったり、講演終了後に先生に質問に行っている方もおられて、普段気になっているお話を専門家に直接伺うことができるこのような機会は、とても貴重なことだと感じました。
                     博物館実習生 生物生産学科 M.H

博物館実習レポート「親子で学ぶ田んぼの生き物とおいしいお米の講座」第1回

11月19日(日)午後1時半より、当館2階セミナールームにて「親子で学ぶ田んぼの生き物とおいしいお米の講座」が行われました。講師として、株式会社あらい農産取締役の新井健一さん、世田谷の農家さん、JA世田谷目黒さん、東京農業大学の学生をお迎えし、笑いの絶えない1時間半となりました。

講義は、,米の成長に伴う生態系の変化、脱穀体験 の2部構成で行われました。生態系の変化では、生き物の名前をクイズ形式で問いかけ、子ども達が積極的に手をあげて発言を行い、時にはメモを取る姿もみられました。もしかしたら学生の私よりも生き物の名前を知っていたかもしれません!

屋外での脱穀体験では、昔ながらの「足踏み脱穀機」「唐箕」を用いて行いました。脱穀を終えた子どもたちに感想を聞いてみると、口をそろえて「ひっぱられた」「楽しかった」と話してくれました。子ども達は予想以上の脱穀機の力強さに驚き、見守る大人たちは当時の工夫に魅了されていたように思います。

体験を終え、部屋に戻るとあらい農産さんで作られているご飯が用意されていました。一仕事を終えた子どもたちは大喜びで食べており、中には7回もおかわりをした子もいました。また、お米のおいしさから「購入したい」という声もあり、詳しいことを聞く保護者の方もいました。

楽しく有意義な時間はあっという間に過ぎ去るもので、終わりの時間を迎えました。帰り際、家庭でできる精米方法の説明と共に、自分達で脱穀したお米を配られました。大喜びの子ども達。お家で美味しく召し上がって下さいね。

「親子で学ぶ田んぼの生き物とおいしいお米の講座」は11月25日(日)、12月10日(日)にも内容を変えて行われますので、興味を持たれた方は是非参加してみてください!
 
                (博物館実習生 畜産学科 M.H)

鶏展・人気投票の結果発表

さて、先の特別展「鶏―クラシックブリードの世界―」展にて会期中ひっそり開催していた人気投票につきまして、大変遅くなってしまいましたが結果を発表いたします

第1位は、185票を獲得した「ホワイト・クレステッド・ポーランド」。奇抜でおしゃれな帽子のような毛冠と、黒白でシックにまとめたエレガントな羽装でぶっちぎりの票数を獲得しました。

第2位は「バフ(イエロー)・オーピントン」75票。大きく丸々とした体つきの中で、一際毛がふわふわのお尻まわりが何とも愛らしい品種です。

第3位は「バフ・コーチン」63票。2位のオーピントンに続き、輝きのある黄色の羽色が人気を呼んだようです。裾の広がった脚毛がポイント!

4位以下は下記の通り。僅差でデッドヒートを繰り広げました。
投票総数は1297票に上りました。ご協力下さった皆さま、ありがとうございました!

第4位 スマトラ 56票
第5位 白色プリマスロック 55票
第6位 ライト・コロンビアン・ブラマ 53票
第7位 褐色レグホーン 49票
第8位 シルバーレイスド・ポーリッシュ 47票
第8位 横斑プリマスロック 47票
第10位 モダンゲーム 46票
(以下略)

博物館実習レポート「トークショー・東日本大震災支援プロジェクト―相馬市と東京農大の歩み―」

 収穫祭初日の11月3日(金)、現在行われている企画展「国際食料情報学部4学科合同展―つなぐ―」の関連イベントである「東日本大震災支援プロジェクト―相馬市と東京農大の歩み―」が開催されました。講師に国際バイオビジネス学科准教授の半杭真一先生、ゲストに相馬市役所の伊藤充幸氏をお迎えし、本館2階の村の古民家前のスペースを会場としてトークショーが行われました。

 トークショーでは、2011年3月11日に発生した東日本大震災から6年が過ぎた今日、当時津波の被害が特に甚大であった相馬市において、東京農大がお手伝いさせていただいた活動や「東日本支援プロジェクト」に関する取り組みについて、また、現在の相馬市、福島県の姿についてのお話をしていただきました。
 伊藤さんのお話によると、震災後の福島県には「放射能」というイメージがついてしまいがちですが、実際のところ、福島県では消費者の皆様に徹底して「安心・安全なものしか出さない」というポリシーのもと、生産・流通に取り組んでいます。だからこそ、前向きに頑張っている福島県、そして相馬市に住む人々がどのような生活をしているのかという「今」をイメージにとらわれずに見てほしいという願いが強く伝わってきました。

 今回行われたトークショーは1時間というとても短い時間の中で、福島県に住む人々の現在の生活や思いに少しでも触れることが出来、これから先も福島県を含め、東日本大震災において被害に遭われた地域の方々の思いをどう汲み取るべきなのかということを考える貴重な機会となりました。
 このイベントは終了してしまいましたが、「食と農」の博物館の企画展示室では、「東日本支援プロジェクト」に関する展示紹介コーナーがありますので、こちらも合わせてご覧ください。また、現在開催中の収穫祭では、相馬市において東京農大が力を入れて取り組んだプロジェクトとして、東京農大方式による被災農地の復興事業の成果ともいえる「そうま復興米」の販売を行っておりますので、是非ご賞味ください!
                       (博物館実習生 造園科学科H.S)

「農民芸術」展&「国際食料学部4学科合同展」開幕

昨日10月25日(水)、平成29年度下半期を飾る2つの企画展が開幕し、オープニングセレモニーが開催されました。
企画展示室Aで始まったのは「農民芸術 ―編まれた民具―」展です。収蔵する古農機具のうち、特に藁(ワラ)や菅(スゲ)といった素材で編まれた装身具をご紹介しています。つづく企画展示室Bでは「国際食料情報学部4学科合同展 ―つなぐ―」にて、本学国際食料情報学部の社会貢献活動や研究内容を、「つなぐ」というテーマのもと国と国、農村と都市、人と人、世代間をつなぐという観点から紹介しています。
式典の後には内覧会が行われ、学芸員や担当教員による解説が行われました。両展ともに、会期は来年の3月11日(日)まで。収穫祭期間中にはギャラリートークも開催されますので、お楽しみに!

ページの先頭へ