博物館トピックス
(「食と農」の博物館)

新年あけましておめでとうございます

 皆さまにおかれましては、健やかな新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。

 東京農業大学「食と農」の博物館は、おかげさまで昨年開館13周年を迎え、10月には来館者数が延べ200万人に達しました。繰り返し足を運んで下さる地域の皆様をはじめ、修学旅行や海外からの研修先として当館にお越し下さる皆様方のご愛顧を賜りまして、あらためまして深く御礼申し上げます。

 新年度は、東京農業大学生物産業学部(網走市)開設30 年および北海道命名150 年の記念事業として、企画展「オホーツクから大北海道へ―北海道の未来を「農」の力で切り拓く―(仮)」を4月25日(水)から開催いたします。また中間期には特別展「阿部雄介写真展(仮)」、下半期には、10月26日(金)より企画展「ブタになったイノシシ ―家畜化された仲間たち―」を予定しております。

 今年、東京農業大学は創立127年を迎えました。その教育研究成果に基づいた情報発信基地として、当館は、食と農に触れ合う学び場を広く提供していきたいと思います。どうぞご来館いただきたくお待ち申し上げます。

   東京農業大学「食と農」の博物館
   館長 江口文陽

博物館実習レポート・冬休み子ども体験教室「新しいお箸を削って新しい年を迎えよう!」

12月17日(日)、当館のセミナー室で楽しいイベントが開催されました!その名も「新しいお箸を削って新しい年を迎えよう!」です。

本講座は本学 森林総合科学科 木材工学研究室の大林宏也教授を講師として行われました。
まずは大林先生より、箸にする木がどのような材なのか詳しく説明がありました。ちなみに、使用したのは山梨県の小菅村より取り寄せたヒノキの間伐材です。

続いて、このお箸作りイベントで最も活躍する特製『かんな』についての説明がありました。
『かんな』は大工さんが木を削る際に用いる道具なのですが、今日使ったのは大林先生のゼミで開発したもので、教材として子どもでも使いやすいように、通常のものより細長く中央に刃の付いたものでした。
まさか道具まで開発してしまうだなんて…すごい!!!森林管理の過程で生まれた間伐材を箸作りの素材として活用するために、試行錯誤して作られたそうです。

説明が終わると、いよいよ削る作業の始まりです。子ども達も早くやりたいと待ちきれない様子!まずは、自分の手の大きさに合う木の棒を選んでもらい削り始めです!

最初は慣れない作業に子供も大人も大苦戦していたのですが、段々と慣れてきたのか角ばった木の棒がだんだんと丸みを帯び先端が細くなっていきました。

子ども達が夢中になって木を削る横で親御さんも夢中になっていて、こういった体験型の企画は大人も子供も楽しめていいものだなと感じました。一緒に作業することで自然と会話が生まれコミュニケーションがとれ、笑顔ながらも真剣に取り組む姿を見ていると自分もやってみたい!!!と取材しながらうずうずしてしまいました。
削り終えたら、熱で木の表面を焦がして絵や文字をかけるペンを使って思い思いのイラストや名前を書いて、最後は箸袋に入れてお持ち帰り!

世界に1つしかないマイ箸でみんなは何を食べるのかな?なんて考えながら記事を書かせて頂いています。
多摩川源流大学のある山梨県小菅村では、体験プログラムの一環として現地で「箸作り体験」が出来るそうです。今回の講座に満席でお申込み出来なかったお子さんや大人の方は、是非現地に行って里山の魅力をフル体験してみてください!

▼小菅村の箸作り体験(NPO法人多摩源流こすげ)
http://npokosuge.jp/experience/chopsticks/
▼多摩川源流大学
http://genryudaigaku.com/
               博物館実習生 畜産学科 T.Y

博物館実習レポート「親子で学ぶ田んぼの生き物とおいしいお米の講座」第3回

12月10日(日)、当館のセミナー室でイベントが行われました!
題して「親子で学ぶ田んぼの生き物とおいしいお米の講座」第3回です。

講座は、東京農業大学 短期大学部環境緑地学科の、入江彰昭先生による里山の解説からスタートです。里山と田んぼ、人、生き物の繋がりを、とても分かりやすく学ぶことが出来ました!

この生き物は何でしょう!と、写真を見てもらいながらクイズをしたのですが、小学生の正答率の高さにかなり驚かされました。「アカハライモリ!」とか、「ゲンジボタル!」とか、そこそこレアな生き物でも皆さまとても詳しい…!すごい!!
さすがにタガメを正解した時は、先生も驚いてらっしゃいました。
将来はぜひ農大へ☆

田んぼが少なくなり、こうした生き物は身近ではなくなってきたかと思っていたのに、やはりいつの時代も生き物に惹かれる方は必ずいるのだなあと安心いたしました。里山の成り立ちについても、とても真剣にスライドを見てくれていて、農大生としてなんだか嬉しかったです♪

次は、大学生による環境劇「田んぼの里山劇場」です。
先ほどクイズに登場した生き物に扮した学生達が、田んぼの1年間を再現します。
小学生の皆様は何を感じたでしょうか…?
とにかく、個人的にはヤゴちゃんが可愛くてお気に入りです♡トンボになってカメムシを撃退する場面とか、大活躍でしたね!
もちろん本物の生き物たちはおしゃべりなんてしませんが、田んぼの生態系、生き物の関係性について、考えるきっかけになってくれればいいなと思います。

最後に、手作りのお餅と豆菓子の試食を行いました。
(…美味しそうでした…いいなぁ…。)
大豆も餅米も、入江先生とゼミの学生が研究活動している、福島県鮫川村で収穫したものです。
お餅のたれには、エゴマのたれ、砂糖醤油、大根おろし、きな粉が用意されました。
もちろん、このきな粉も鮫川村産だそうです!

途中、餅つき機が止まるというハプニングはあったものの、大学生が人力で撞いて作ったお餅を小学生の皆さんが美味しそうに食べてくれていて、見ていて幸せでした。
お餅でお豆を包んで、「豆大福!」と言いながら食べている子もいらっしゃいました。
お姉さんその発想はなかった・・・!さすが小学生だなと自由な発想に感心です。

「食と農」の博物館で行うのにぴったりなイベントだなあと思いました。
農大生が楽しそうに劇をしていて羨ましかったので、私の研究室にもオファーが来ることをお待ちしております☆

入江先生、緑地計画学研究室の皆さん、ありがとうございました!

                      博物館実習生 バイオセラピー学科 M.A

博物館実習レポート・日本酒講座「楽しく学ぶ酒米、美山錦、五百万石」

 12月9日(土)、当館セミナー室にて「楽しく学ぶ酒米、美山錦、五百万石」が開催されました!NPO法人農業情報総合研究所さん主催のお酒講座シリーズ、今回は日本酒に使われる美山錦と五百万石という酒米からのアプローチです。

 講師には、本学醸造科学科教授の穂坂賢先生に加え、豪徳寺にある朝日屋酒店さんにもお越しいただきました!醸造学の先生と酒屋さん、なんて豪華な講座なんでしょう…
 穂坂先生の講義では酒米について、そして日本酒の定義について教えて頂きました。参加者の方々はメモを取ったりと、大変熱心に聞いており、大学生の講義以上に皆さん積極的だったような気がします…!

 そして本講座のメインイベントとも言えるでしょう、利き酒タイム!まずは美山錦と五百万石を使った日本酒3種ずつ、計6種を味わいます。6種のラインナップはこちら!

美山錦のお酒
・純米吟醸 十六代九郎右衛門 (湯川酒造・長野県)
・純米吟醸 井乃頭 (漆戸醸造・長野県)
・純米吟醸 富美川 (富川酒造・栃木県)
五百万石のお酒
・特別純米 四季桜 (宇都宮酒造・栃木県)
・特別純米 霧筑波 (浦里酒造・茨城県)
・純米 九頭竜 (黒龍酒造・福井県)

 ちなみに6種類全て農大卒業生の蔵元です!
当館の銘酒紹介コーナーにも展示されているので、いらっしゃった際には是非チェックしてみてください。全種類をそれぞれ味わった後、アルファベットのみが書かれたカップから、6種のうちのどのお酒なのか当てるのです…!

 香りや味、色をメモしてからクイズに挑みます!皆さんメモを見ながら、じっくり味わいながら、真剣に考えていました。そしてなんと!全問正解の方がお1人いらっしゃいました!正解数の多かった方には黒龍の小瓶と、朝日屋酒店さんのお猪口の景品が!
可愛らしい小瓶とお猪口がとても人気でした。

 講義終了後は、穂坂先生へサインを求める行列ができ、質問会で大盛り上がりとなりました。参加者の皆様には大人の味覚を味わいながら、普段口にするご飯用ではないお米「酒米」について楽しく学んで頂けたのではないかなと思います。当館には酒瓶や酒器のほか、酒米の展示もあります。ご興味を持たれた方は是非当館に足を運んでみてはいかがでしょうか?
                  博物館実習生 森林総合科学科 U.F

カメの流し目

めっきり寒くなってきましたね。温泉が恋しい季節です
そんな中、ケヅメリクガメがお湯に浸かっているというのでカメラを持って行ったところ、クールな眼差し(↓)で一瞥されてしまいました。入浴中にごめんなさい…。
それにしても中に人間が入っているみたいな涼しい目つきですよね。

下の写真は、ぬるま湯を掛けられて温室内の茂みから飛び出て来たヒキガエル(♀)。
バイオリウムの主(ぬし)です。冬眠前にすみません…。
ご挨拶出来てなによりでした

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