博物館トピックス
(「食と農」の博物館)

ベトナムの文化

 留学生イベント、第5回目のお国はベトナムです。今回も留学生たちが踊りと料理を紹介してくれました。
 ベトナム国旗をふりながらの威勢のいい踊りからは近代国家としてのベトナムの力強さ、歌いながら華麗に踊る姿からは昔ながらの農村の牧歌的な雰囲気を見てとることができました。食文化については日本でもおなじみの「生春巻」を振舞ってくれました。生春巻そのもの味は言うまでもありませんが、ナンプラーやにんにく、唐辛子、砂糖などで味付けしたタレは来館者に大好評でした。試食後には来館者の方々にも生春巻を作ってもらいました。親子で作り上げた生春巻の味は格別だったことでしょう。
 4月10日から開催してきた留学生イベントも今回で最後です。モンゴル、インドネシア、中国、中南米諸国、ベトナム・・・、振り返れば世界の「食」の多様性とともに、そうした食を生み出す文化や環境の多様性のあり方を学ぶことができました。多様性を理解し、互いに認め、尊重することが国際交流なのかもしれません。「世界につながる東京農大〜海外姉妹校交流展〜」は5月9日で終了となりますが、今後も東京農大は海外姉妹校との学生交流・研究交流を続けていきます。

学芸員の実習生です、張り切っています

 東京農業大学には学術情報課程があって、学芸員の養成を行っています。ご存知のとおり博物館や美術館などには必ず学芸員をおかなければなりません。しかし全国の大学には歴史や美術などの人文科学系の学芸員課程は多いものの、農学・バイオなどの自然科学系の学芸員を養成しているところは少ないのです。「食と農」の博物館では、その数少ない自然科学系の学芸員を目指す学生が、実習生として来館される皆様のお世話をしながら学芸員の勉強に励んでいます。「MUSEUM TOKYO UNIVERSITY OF AGRICULTURE」のロゴが背中にはいったグリーンのジャンパーと首からさげた名札が目印です。もし館内で見かけましたら、遠慮なく声をかけて展示の説明などお聞きください。このGWも活躍してくれました。まだ拙いかも知れません。でも学生にとっては学芸員実習の一助になります。どうかよろしくお願いいたします。

トラクターに乗ってみよう!

こどもの日に因んで、5月4日・5日はイベント「トラクターに乗ってみよう!」を行いました。以前から展示していた農業用トラクターの模型をこども達に運転してもらう企画です。小さいお子さんはお父さんやお母さんの助けをかりながら乗っていましたが、どのこども達の顔も真剣そのもので、何周もコースをまわっていました。日常では意識する機会が少ない農業用機械に親しみを覚えてもらえていたら幸いです。今後もこども達が楽しみながら農業や「食」にふれあえるイベントを行いますので、是非ともご来館ください。

春の草木あそび

 「食と農」の博物館では、5月1日から3日にかけて松井鴻(まついつよし)先生をお迎えし、「草木あそび」を開催いたしました。今回は「春の草木と遊ぼう」と題して、マキ、椿、ギシギシやタンポポなど農大構内で収集できる春の植物を使ったあそびを紹介していただきました。都会でも春の草木は生命力にあふれ、触れているだけで力をもらっている気分になります。ひと際目を引くギシギシとタンポポで作った人形は、雛人形の原型になったものだとか。年配のお客様の中には昔を懐かしんでいる方もいらっしゃいました。
 一方、恒例となった「紙とんぼ」作りはこども達の心をとらえていました。牛乳パックとストローで作る「紙とんぼ」は「草木あそび」と無関係に思えますが、身の回りにあるものを利用して遊ぶという精神は同じです。
 遊びを通じて身の回りにあるものを再認識し、その感覚を身体に刻むことは、身近な環境を大切にする気持ちを養います。自然保護は守るべき自然を見つけるところから始まるのであり、足もとの自然を使った草木あそびは「環境の世紀」にこそふさわしい遊びと言えるでしょう。忘れ去られつつある草木あそびの魅力・重要性を来館者の方々に感じていただけたことと思います。

中南米の文化

 留学生イベントも第4回目となりました。今回は中南米各国(アルゼンチン、パラグアイ、ブラジル、メキシコ)からの留学生が自国の踊りや食文化を紹介してくれました。
 今回の料理は、グアカモレ(メキシコ)、エンパナーダ(アルゼンチン)、レビロ(パラグアイ)です。ハムとチーズが中に入ったエンパナーダやグアカモレ(アボガドのソースにトルティーヤをディップして食べます)はもちろん美味しかったのですが、小麦粉と卵を練って油で炒ったレビロは新食感でした。パラグアイでは朝食として食べているとのことです。
 また、留学生はダンス(アレキペーニョカーニバル(ペルー)とアシェダンス(ブラジル))も披露してくれました。ラテンの力が影響したのか、ダンスが終わった後も博物館は熱気に包まれていました。
 これまで4回にわたって開催してきた留学生イベントですが、次回が最後となります。5月8日(土)、ラストを飾るのはベトナムからの留学生です。事前予約は不要ですので、お誘いあわせの上是非お越しください。

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