博物館トピックス
(「食と農」の博物館)

新酒のシンボル「杉玉(酒林)」

 青々とした「杉玉(酒林)」を博物館2階酒器の展示コーナーにリニューアル展示しました。
「杉玉(酒林)」をご存じの方は多くいらっしゃると思いますが、実りの秋を迎えお米の収穫を終えると酒作りが始まり、そして、その年にできた最初のお酒をいただく日を「初しぼり」と呼んで、お客様に披露したりします。この日から、新しい「杉玉(酒林)」を軒に吊るして皆さんにお知らせします。今日では、酒屋の看板のように受け取られがちですが、元々は酒の神様に感謝を捧げるものであったとされています
 杉の葉も、つるしたばかりの時は目も覚めるような緑ですが、時間がたつとだんだんと茶色くなってきます。博物館の「杉玉」の色が変わる頃には、熟成された美味しいお酒が出来ていることでしょう。
 展示している「杉玉」からは良い香りがします。杉の発するフィトンチッドという物質にストレスを和らげる癒し効果のあることが注目されていますので、一度、香りも楽しみに来館してみて下さい。

日本の食文化を考える「おとなの食育研究会」第1回目

 無国籍な料理、機能性や効能・民間伝承や地方の独特な食文化の現代人の食は多様です。
いろいろな選択肢があり、さまざまな可能性がある中、そのルーツや効能を「知ってから食す」ことをして、さらに「食」に対する視野を広げようとする勉強会としての「おとなの食育研究会」をアグリート株式会社が企画しました。
 今回、「ゴマに秘められた食品の特性と健康機能」というテーマで、日本ゴマ科学学会会長 福田靖子先生の講演、「岩井の胡麻油と無量寿のお話」というテーマで、岩井の胡麻油株式会社 岩井徹太郎氏の講演、メルパルクYOKOHAMAシェフ 柳 孝氏は、胡麻・胡麻油を使った野菜料理の試食とデモンストレーションを行いました。
 ゴマは、いかに優れた食品であるか理解することができ、「見て・聞いて・食して」の素晴らしい講座でした。 次回は、2月5日(土)、詳しくは下記をご覧になってください。

※次回講座内容
http://www.nodai.ac.jp/syokutonou/recentNews/detail.php?new_id=174

「SELECTED 100 MUSEUMS IN JAPAN(英文版)」に選ばれました。

 昨年11月に行われた「ICOM上海大会」におきまして、財団法人日本博物館協会より、世界の博物館関係者にこの書籍が配布されました。
 日本国内の名立たる美術館、博物館100選の中に当博物館も選ばれ掲載されております。8つのコーナーに分かれている美しいガイドブック「SELECTED 100 MUSEUMS IN JAPAN」は、一般の方には手に入らないのが残念ですが世界各国の方々が当博物館に来館していただければと期待しております。

※ICOM(イコム:International Council of Museum)とは、世界の博物館の発展のために活動している非政府団体であり、会員には、個人会員と団体会員の2つがあり、151の国と地域から26,000の博物館専門家会員が加盟している。ICOMの下では、各国国内委員会、地域団体、関連団体が様々な活動をおこなうほか、特定の分野について活動をおこなう国際委員会などもある。この委員会の中には、自然史博物館や科学センターを対象にした委員会、あるいは展示方法や学習支援活動に特化した委員会などもあり、参加館同士で積極的に情報交換等をおこなっている。

「近藤典生の世界」が出版されました。

 昨年10月15日から始まった「環境共生学の祖 近藤典生の世界」展ですが、それに伴い近藤典生博士をご紹介する書籍が東京農大出版会から出版されました。
 本書は、財団法人進化生物学研究所理事長であります淡輪俊先生が執筆され、興味深い内容になっております。ご興味のある方は、下記にお問合せください。

東京農大出版会 http://www.nodai.ac.jp/syuppankai/

クリオネは流氷に乗って

 博物館のマスコット的な存在の“クリオネ”も、この時期1月中旬から流氷とともにオホーツク海にたどり着きます。博物館のクリオネ水槽にも、新しい仲間が増え現在13匹になりました。パタパタと羽根のような“翼足”を動かし、可愛らしく浮遊している姿にとても癒されます。ゆっくりご覧になって下さいね。

ページの先頭へ