博物館トピックス
(「食と農」の博物館)

「シルクに聞く」展 夏休み子供サイエンス教室

 今年の小学生向け夏休み特別企画は「生き物に学ぶ、驚きのテクノロジー」というテーマで体験教室を開催しました。去年に続き、今年も受付開始からすぐに定員が埋まってしまうほど好評でした。
まず、長島孝行先生(農学部農学科教授)が生き物の持つおもしろい特徴や、それをヒントに開発された製品を紹介し、それを子供たちの目の前で実演しました。少し難しい話でしたが、目の前で起きている驚くべき現象に前のめりになって話を聞いている小学生もいました。

 そのあと長島先生の研究室の学生が各班につき、実際に長島先生が見せてくれたことを再度、子供たちの手を借りながら再現しました。蓮の葉の構造をヒントに作られた、はっ水(水をはじく)布や、カタツムリの殻の構造をヒントに作られた、汚れが落ちるタイルなどなどの実演、様々な製品のヒントとなった生物の観察…そして中でも子供たちが苦心しながらも楽しく作ったのが、三浦折りというもの。これは地図の折り方で、大きい物をコンパクトに素早くたためるような構造になっており、なんと宇宙衛星の一部分にも使われている折り方なのです。これは生物をまねて開発された訳ではありませんが、結果として昆虫の翅のたたみ方と同様の構造だったのです。そんな企画の数々に子供たちは、常に驚き、夢中になっていました。そして楽しむ声が会場を盛り上げてくれました。

 当研究室では、このように生き物に学んだ研究・開発を行っています。
また、1階展示コーナー「シルクにきく」展では長島先生の研究テーマのひとつであるシルクのことを学ぶことができます。是非、ご覧になってください。 (昆虫機能開発研究室員 長尾・市川)

「第34回ふるさと区民まつり」ご報告

 毎年恒例になっている“世田谷区民まつり”は、猛暑の中、8月6日(土)〜7日(日)に開催されました。けやき広場には、ふるさと物産展36ブースが出店し、今回もたくさんの特産品が並びました。ふるさとの味を求める家族連れの方々や、出店スタッフの暑さも吹き飛ぶほどの威勢の良い呼び声が一層楽しさを倍増させていました。
 当博物館では、「食の体験コーナー」や「ふるさとふれあい交流コーナー」が設けられ、各県のポスターコンテストもありとても賑やかでした。(博物館への来館者数は、6日4,155人、7日 5,106人)

テレビ東京「ものスタMove」撮影ご来館!

 「動き」のある街・人・モノの総合生活情報番組というテーマの「ものスタMove」。今回「世田谷スポット巡り」特集の中で、当博物館も取材していただきました。
 食と農に関しての理解を深めたいということで、当博物館のおすすめスポットを小泉館長がご紹介しました。バイオリウムの撮影もあり、今回も、やはり人気の“エミューの生どらやき”と“カムカムドリンク”を食べていただきました。8月19日(金)AM8:04〜に放送されますので是非ご覧ください。

テレビ東京「ものスタMove」 http://www.tv-tokyo.co.jp/monost/

臨時公開講座開かれる?

 博物館1階の奥「学校法人東京農業大学の紹介コーナー」にクリオネがいるのは皆さんすでにご存じのことと思います。このクリオネの水槽は定期的に海水を入れ替えたり、個体を追加したりしています。
 7月30日、土曜日の午後、丁度、個体の追加と海水の交換をしていました。するといつの間にかザックを背負った小学生(高学年?)が数名、興味深げに取り囲んでいました。作業をしていたのはいつも博物館がお願いしている進化生物学研究所の研究員の先生です。すぐに臨時公開講座が始まってしまいました。子供たちから研究員の先生も答えにつまるような質問も出て、夏休みの宿題のいいテーマになったのではないでしょうか。後々、この子供たちの中からアクアバイオ学科に進む子がいるかもしれませんね。

シルクスカーフの草木染教室

 今回の体験会は、シルクスカーフの草木染め教室でした。講師に染織作家である村田美穂子先生にお越しいただいて実施しました。参加して下さった方も年代も幅広く、染色に興味ある年配の方から、親子、大学のOBの方、様々な人が来場して下さいました。また、染色の間に、村田先生が染色に関するお話をしていただいたり、世間話をしたりして楽しく過ごしていると2時間もあっという間に過ぎてしまいました。
 草木染め染色について、今回は玉ねぎの皮とレモングラスを使った2種類の染色を行いました。天然染料の作品の写真の右上のオレンジ色のものが玉ねぎの皮で染めたもの、そのすぐ下に写っているものがレモングラスで染めたものです。天然染料は単一な色素が少なく、2種類以上の色素が混じり合って色として表れるため、複雑で微妙な色合いがでます。
 写真でもみなさんわかると思いますが、天然染料で染めた色はやわらかい色合いが化学染料とは違っていいですよね。このブログを読んで下さった人は是非、天然染料にはどのようなものがあるか調べてみて下さい! (昆虫機能開発研究室員 名村)

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