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FAM
所属:東京農大教職員
性別:女

博物館実習レポート「生きものに聞く」展関連講演会

 今回は、「興味を引き出す標本活用」というテーマで蝦名元先生((財)進化生物学研究所研究員)による講演を聴講させていただきました。
 標本の役割は大きく分けて2つあり、コレクション的な役割と、学術的な役割があります。コレクション的役割については、人間が持つ収集をするという習性が、その根本にあるのだそうです。 学術的役割について生物学においては3つの見方があり、1.研究材料、2.証拠、3.教育普及としての役割があります。標本というと一般的には、学校の理科室にあるようなものを想像し、気持ち悪いものというイメージが強いようですが、最近では、そのようなイメージに沿わないものもあるようです。
 今回の講演で紹介された透明標本がその一つです。透明標本は、骨格標本にするには小さすぎる動物の骨格を観察するために使われます。さらに、骨格標本と違い軟骨まで観察できるという特徴もあります。もとは、研究のために開発された技術ですが、見た目も赤と青の2色で染色されておりとても鮮やかなので、標本としてだけでなくオブジェとしても人気があるようです。実物はとてもきれいで、人気の高さもうなずけるものでした。
 また、講演日は3月11日、震災からちょうど1年というタイミングで、講演中、震災の起こった時間に犠牲となった方々にご冥福を祈り黙祷を捧げました。この震災により被災地の博物館も大きな被害を受けました。しかし、自然史系資料は、文化財系の資料に比べ対応が後手に回り救い出せないものも多かったそうです。早急に対応を考えていかなければならないと感じました。(博物館実習生バイオセラピー学科 Y.H)

 
 
 

 

2012年03月18日 | FAM

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学芸員実習レポート「香りに聞く展」関連実習E “フラワーアロマを作ろう!”

 今回のセミナーは、東京農業大学食品香粧学科 藤森嶺教授による、「世界に一つ 自分オリジナルのフラワーアロマを作ろう!」というものでした。フラワーアロマを作るとはいくつかの香料を合わせて花の香りを作ることで、今回の講座では、バラの香りを実際に作りました。
 実際に本物の香りを作ろうとした場合500〜1000種類を混ぜ合わせなければなりません。しかし、香りには、微量でもそれさえ入っていれば香りがする貢献度の高いものがあります。これらをバランスよく組み合わせることで、特定の香りを作るというわけなのです。
 言いかえると、特定の貢献度の高い香り成分が分かれば、どんなものでも再現が可能であるということだそうです。
 また、現在使われている香料には、天然香料と合成香料があります。一般的なイメージとしては、天然香料の方が安心して使えそうですが、実は、合成香料の方が安全性試験が十分に行われているため、むしろ安全といえるそうです。
 合成香料を使ったものにはどのようなものがあるのでしょう?例を挙げると、シャネル?5があげられます。この香料は、世界で一番最初に合成香料を使用した香水で、希釈するとさわやかなオレンジの香りになります。この香料は、作られてから長い間、高い人気を誇っているそうです。(博物館実習生バイオセラピー学科 Y.H)
 
 
 

 

2012年03月10日 | FAM

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学芸員実習レポート「生き物を見せるバイオリウムと学芸員実習」を聴講して

 今回のセミナーは、橋詰二三夫(財)進化生物学研究所研究員による「生き物を見せるバイオリウムと学芸員実習」を学芸員実習生の立場から聴講させていただきました。東京農業大学「食と農」の博物館に併設されているバイオリウムは、1998年に進化生物学研究所の研究対象物を一般公開するためにコテージミュージアムとして開設されました。
 研究対象であるバオバブを始めとする植物、昆虫、爬虫類、マダガスカルの原猿類の生き物を、いかに分かりやすく展示することができるか?その問題の答えを具現化したものがバイオリウムだそうです。実例としてはバイオリウム内で、グリーンイグアナが放し飼いにされていることです。いかに自然に近い状態で展示できるか、また、展示を観る人々の価値観の多様化により安全面の配慮も近年の学芸員の使命となってきているそうです。
 学芸員実習で「収集物の管理の必要性」、「展示の安全の確保」など実物・体験展示のリスクを学ぶことが出来るのも、実物展示を行っている施設ならではです。昆虫標本だと、保存状態を維持するために防虫剤を入れておく必要があります。防虫剤は常に無くなっていくため、約9000個もの膨大な数の標本箱を保存するには大変な労力とお金が必要になります。安全な展示を心がけるにもあらゆる状況を想定する必要があります。
 このセミナーでは、展示や保存することがすべて善いという考えの他に、展示・保存することへのリスクについても考えさせられました。更に、学芸員実習とは言え、実務で生かせることが学べることも、バイオリウムの特徴ということに気付きました。(博物館実習生農学科T.K)
 
 

 

2012年03月10日 | FAM

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アオエリヤケイと尾長

 鶏(ニワトリ)の起源は、分子系統学的にいって野鶏(ヤケイ)の一種の「セキショクヤケイ」だとされています。
 野鶏(ヤケイ)はキジ科ニワトリ属の総称で、「セキショクヤケイ」の他に、「アオエリヤケイ」「セイロンヤケイ」「ハイイロヤケイ」の3種が存在します。鶏(ニワトリ)の起源とされる「セキショクヤケイ」はインドから東南アジアにかけての熱帯雨林地帯に生息しており、鶏(ニワトリ)と異なり小距離ですが飛ぶことができます。現在、家禽としての鶏(ニワトリ)との交雑が進み、遺伝的に純粋な野鶏(ヤケイ)は少なくなったといわれています。
 東京農業大学「食と農」の博物館の「鶏(ニワトリ)剥製標本コレクション」は、その4種すべての野鶏(ヤケイ)の標本を見ることができる、非常に貴重な展示となっております。
 この剥製コレクションは、元図書館標本部が蒐集したものです。「アオエリヤケイ」及び「特別天然記念物 尾長鶏」は、秋篠宮学術標本研究会からお借りして展示しております。
 
 
 

 

2012年03月04日 | FAM

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学芸員実習レポート「香りに聞く」展『講座2』食・香・粧を通じた健康と美容〜五感で感じる様々な世界〜

 今回の講座では、五感と健康・美容との関係についての講義でした。五感という言葉はよく耳にしますが、いったいどのような意味なのでしょうか?それは目・耳・舌・鼻・皮膚を通して生じる五つの感覚であり、視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚を表すそうです。中でも味覚・嗅覚は美・健康と密接に関係があるそうです。
 講座の中で、『心身症』という病気のお話が出てきました。心身症とは、精神的・社会的な影響が原因で引き起こされる体の病気を指し、現在の若者のおよそ7割の人が、気付かないうちに罹っている病だそうです。社会的要因の一つに、五感のバランスの変化があるそうです。それまでバランスの取れていた五感の比率は、パソコンや携帯電話の普及により視覚の方に大きく傾くことになりました。味覚・嗅覚に頼る割合が少なくなったため、美と健康が損なわれる結果になったと言えるそうです。
 このことからも、視覚以外の比率を上げるために、日々の生活を見直すことが重要だと思います。また、近頃は食育という言葉をよく聞くようになりましたが、「正しい食文化・食生活」を送ることは、健康と美容に良いと言えそうです。(博物館実習生 農学科T.K)

次回の講座についてはコチラをご覧になってください。
http://www.bioindustry.nodai.ac.jp/~fcs/topics3/event.html
 
 
 

 

2012年03月04日 | FAM

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