博物館トピックス
(「食と農」の博物館)

博物館実習レポート「お酒のふしぎ」

 7月7日(土)博物館1階映像コーナーにて、「醸造のふしぎ」〜微生物が醸す世界〜第2回「お酒のふしぎ」講演会が開催されました。講師は東京農業大学応用生物科学部醸造科学科教授の佐藤和夫先生です。参加者は高校生からご年配の方まで、雨にもかかわらず19名も参加してくださいました。
 講義内容は「日本のお酒はどこからきたのか?」という疑問を縄文土器、魏志倭人伝、お酒の強さが決まる遺伝子、ブドウ、麹など様々な視点から読み解くというものでした。そのほかに、参加者全員がワインの香り7種(?バラの香り?バナナ・西洋ナシの香り?バニラアイスの香り?カレーの香り?樽の香り?青ピーマンの香り?コーヒーの香り)の嗅ぎ分け、アルコールパッチテストなども行いました。パッチテストではお酒の強さにより、NN型(普通に飲酒できる)、DD型(ほとんど酒は飲めない)、ND型(なんとか飲めるが、すぐに赤くなったり、酔いが回りやすい)の3パターンのどの遺伝子を持っていることについて知ることができました。
 ワインの香り7種はどれも違いがはっきりとわかるほど特徴的な香りがしました。ワインはどれも似たような香りだと思っていたので、その香りの違いに驚きました。
 質疑応答では、たくさんの質問が飛び交い大反響でした。お酒は身近な存在でありながらも、まだまだ解明されていないことも多く、これからの研究が楽しみです。
次回は9月23日(日)13:30から「食用微生物・キノコのふしぎ」です。
是非、小さくてふしぎな世界を覗きに来てください。   (博物館実習生バイオセラピー学科K.O)

学芸員実習レポート「熱帯農業の魅力」展の熱帯地域の工芸作物展示

 現在、国際農業開発学科の方々が企画しました「熱帯農業の魅力」展で熱帯地域の工芸作物に関する展示をしています。工芸作物とは、工芸品や工業製品の原料とすることを目的として栽培されている作物です。
 なかでも熱帯地域で広く栽培されているワタは、オクラやハイビスカスと同じアオイ科の仲間であり、種子の表面の白い綿毛を繊維として利用しています。
それに伴い綿を染める技術も発達しており、そのなかでも『インディゴ』という藍色の染料を用いた染物が代表的です。ナイジェリアでは裕福の印としてインディゴで染めた衣装を着るそうです。現在は合成して作られたインディゴがジーンズを染めるために広く使われています。
 「熱帯農業の魅力」展ではこの他の工芸作物や、エチオピアのコーヒーセレモニーなどの文化、東京農業大学を卒業した方が携わっているカムカムの加工販売に関すること、熱帯地域の農具や作物栽培方法についての展示もしております。(博物館実習生 農学 Y.I)

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