博物館トピックス
(「食と農」の博物館)

博物館実習レポート 「樹木の形の不思議」展関連講演会第1回

 10月20日の土曜日、博物館2階のセミナールームにて「樹木の形の不思議」展関連の講演会『樹木の学校その1「樹形の意味」』が、東京農業大学短期大学部環境緑地学科非常勤講師の堀大才先生を中心に開かれました。
 樹木が示す様々な形がどのような意味を持つか、実際に写真を見ながらの講義に、来てくださった方々も興味津々でメモを取っていました。では、その内容の一部を紹介したいと思います。
 ザクロやソメイヨシノは樹幹や大枝が遺伝的にねじれていますが、どちらの方向にねじれるかは幹の傾斜や風向きにより変わります。街路樹がガードレールのパイプなどを飲み込もうとするのは、力学的安定を早く得ようとするためだと考えられています。湾曲した幹の凸側に大きな亀裂が見られるのは、樹木が自ら曲がった幹を戻そうとして起こる「バナナクラック」と言われる現象で、実際のバナナを使って分かりやすく説明をしてくださり、理解を深めることができました。

 「木の形には全て意味がある」と堀先生は言います。また、樹木の形を観察することによってその土地の環境条件が分かり、立地環境や傷害などにどのように適応してきたかという経歴が分かるというお話はとても印象的でした。私たちが普段何気なく見ている木々は、実は全てその土地の環境に適応しながら形を変えて生きていたんですね!講演会を聞いて、樹木が示す形がどのような意味を持つかがわかり、とても勉強になりました。不思議な形の樹木を見つけたら、なぜこのような形ができたのかを考えてみようと思います。
 (博物館実習生バイオセラピー学科W.F)

博物館実習レポート 「醸造のふしぎ」展関連講演会第3回

 10月12日の土曜日、博物館の1階映像コーナーにて「醸造のふしぎ」展関連の講演会「排水を浄化する微生物を見る」と題する体験型の講演会が、東京農大応用生物学部醸造科学科の藤本尚志教授、醸造環境科学研究室の学生を中心に開かれました。
最初に水環境の汚濁、排水を浄化する微生物についての講義を受けました。排水を海などに流すと排水に含まれる有機物が細菌、微生物の餌となり微生物が増加します。増加した分たくさんの酸素が必要となってしまうので、その分酸素が不足し、魚や貝などが酸欠状態となり、死んでしまうそうです。これを防ぐために行われているのが、活性汚泥法。その活性汚泥法でよごれを食べて、二酸化炭素や水を出してくれる微生物を見てみようというのが今回の企画なのです。

 もちろん顕微鏡の使い方を知らない最初のうちは、「全然見えなーい」と言っていた子供たちも、学生に使い方を教えてもらううちに、「いっぱいいる!」「小さい虫いっぱいいるよ!」「私にも見せて!」と、とても盛り上がっていました。
 大人の方でもなかなか見る機会のない微生物に、「こんなのが居たんだねえ」と驚きの嵐で、およそ1時間この声が絶えることはありませんでした。実際に私も見せていただいたのですが、アメーバ、クマムシなど普段見ることのないミクロの世界に感動しました。目には見えない世界にたくさんの生き物がいる、私たちの生活は本当に色々なものに支えられているのですね。

 最後に結論として、微生物が元気に動き回っていることから、今日の活性汚泥は健康である。ということがわかりました。終了後も顕微鏡を離れようとしない子供たちばかりで、最後までにぎやかで、とても良い講演会であったと思います。
顕微鏡を覗く度に出てくる、これなに?の疑問、質問。「これは動いているから元気だね。」「違うよ、寝てるんだよ」子供の柔軟な想像力、純粋な好奇心に心が温まりました。
(博物館実習生 畜産学科M.Y)

おもしろい「樹木の形」 その?

企画展示「樹木の形の不思議」より、面白い形のピックアップ第2弾。

こちらでご紹介したのはほんの一部ですが、展示室には他にも不思議な形が沢山あります。
いろいろな造形の不思議を探りに、ぜひ一度お越しください。

おもしろい「樹木の形」 その?

 今月より始まった企画展「樹木の形の不思議」。展示はさまざまな樹形をお見せしながら、その意味を探ってゆくものです。
どうやってこんな形になったのかは会場のお楽しみ!ということで、まずは見た目に面白い形をピックアップして一部をご紹介します。

「樹木の形の不思議」展 開幕!

 いよいよ秋も深まり、10月になりましたね。
 博物館では1日(火)より、新しい企画展「樹木の形の不思議」が始まりました。オープニング式典では、開幕を祝して関係者によるテープカットが行われ、その後解説を交えた内覧会がありました。
 農大短期大学部環境緑地学科および特定非営利法人樹木生態研究会の主催による今回の展示は、樹木が示す様々な形がどのような意味を持つかという不思議に迫るもの。展示室には初日から多くの方がご来場され、興味深く木片に見入る人々で賑わいました。
 展示期間は来年3月16日(日)まで。会期中の講演会、展示替えも予定しております。

「樹木の形の不思議」
http://www.nodai.ac.jp/syokutonou/recentNews/detail.php?new_id=346

ページの先頭へ