博物館トピックス
(「食と農」の博物館)

こんにちは ポリプテルス

 博物館入口の人気コーナー、(財)進化生物学研究所コレクションの水槽にお住いの「ナギナタナマズ (Notopteridae)」。いつもシマシマ模様のヒレを揺らして目を楽しませてくれる彼ですが、先日夏休みに入りました。
 代わって現在、水槽の影に隠れているのが、「ポリプテルス(Polypterus)」です。博物館常連の方は顔見知りの方もいらっしゃるかもしれません。数年前まで常駐していた人気者です。

 それにしてもこのお顔、ゆ、ゆるい!もっちりした平たい頭にぶ厚い唇、飛び出た鼻管が髭のようなアクセント。愛嬌があってかわいいですね!背中にヒレがたくさん見えますが、学名のポリプテルスは「多くのヒレ」という意味なのだそうです。水を掻くように泳ぐ姿が面白い〜!さすが古代魚、不思議です。
 デリケートな性格だそうなので、そっと覗いてみてくださいね。

博物館実習レポート 「農と祈り」展ギャラリートーク

 7月20(日)、博物館1階の展示室にて、開館10周年記念展示『農と祈り―田の馬、神の馬―』展の関連講座として、今回の展示を企画された本学学術情報課程 木村李花子先生によるギャラリートークが開催され、多くのお客様に参加していただきました。
 
 まず初めにお客様の目を惹いたのは「絵馬」の展示です。願い事をするため、板に願いに因んだ絵を描いた絵馬を神社や寺院に奉納する習慣はご存じだと思います。ここでは様々な絵の描かれた絵馬を展示しています。中には意味の取り方が無理やりなのでは?という声もありお客様の笑いを誘っていました。
 
 続いて、神様に捧げるための祭りや農事に関わる賑やかな馬の造形が並ぶ「神の馬」コーナーでは、多種多様なわら馬に多くの方が感動されていました。現代では失われつつある、信仰や祭りに関する技術を伝承していくことの大切さを実感しました。

 『農と祈り―田の馬、神の馬―』展は9月15日(月)まで開催しています。まだご覧になっていない方は、ぜひ一度足を運ばれてみてはいかがでしょうか?
                     (博物館実習生 畜産学科 M.T)

博物館実習レポート 「厩猿」(「農と祈り」展関連講演会 第4回)

 7月12日土曜日、現在開催中の特別展「農と祈り」展の関連イベントとして博物館2階セミナー室にて講演会が開催されました。
題目は「厩猿」、講師には奥州市牛の博物館より上席主任学芸員の川田啓介先生をお迎えしました。一般の方や学生などとても多くの方々にご来場いただきました。

 題目となっている「厩猿(うまやざる)」とは何かご存知でしょうか?厩に猿の頭を飾り馬の安全を祈るという風習のことを指すそうです。厩猿は、明治時代以前は全国的に行われていたと考えられます。現在「農と祈り」展では厩猿をお借りして展示しており、特別展の中でも一際インパクトのある展示品です!
 馬や牛は古くから人と共に労働しており、日本人は彼らの安全を多くの神に願い、信仰をしてきました。厩猿はその馬の守護のための呪いの1つだそうです。
 猿と馬の親しい関係が示されている風習は多くあります。陰陽五行説では馬が火、猿が水の気を示し火難避けとして猿を連れ厩祈祷が行われていたそうです。この陰陽五行説や他にもアミニズム、頭骨信仰などが複雑に習合し厩猿の形になったのではないかと言われています。
 厩猿は、昔は多くの厩舎で行われていた風習でしたが現代ではほとんど途絶えてしまいました。その一つの要因として、明治時代になると銃の開発によりニホンザルに強い狩猟圧がかかり絶滅寸前まで追い詰められてしまったことが挙げられるそうです。

 「農と祈り」展関連講演会は第4回である今回をもちまして終了とさせていただきます。たくさんの方々のご参加ありがとうございました!

 今後以下の日程で「農と祈り」展ギャラリートークを開催します。
自由参加となっていますのでご興味のある方はぜひお立ち寄りください!

日時:各日14:30〜
8月10日(日) 黒沢弥悦 (本学学術情報課程教授)
9月 7日(日) 木村李花子(同上)
場所:博物館1階企画展示室
                    (博物館実習生バイオセラピー学科T.Y)

「玉川生涯学習セミナー」の様子

 7月15日(火)、世田谷区玉川総合支所による生涯学習セミナーの一環として、「食と農」の博物館での見学が行われました。

 プログラムの前半は、当博物館館長 上原万里子先生による講座「骨の健康を守る食品成分と生活習慣」。年齢とともに変化する骨の量や仕組みについてお話された後、骨粗しょう症を防ぐために必要な栄養素とその摂り方について、具体的な解説が行われました。「骨」という身近で大事なテーマに、ご参加の皆さんもしっかりメモを取りながら聴講されていました。

 その後、学芸担当教授 黒澤弥悦先生によるジオラマ展示「村の古民家」や企画展「農と祈り」展の解説を経て、バイオリウムへ。温室や館内で見られる珍しい動植物について、研究員の今木明先生のもと実際に触れてみながらガイドツアーを受けられました。この日はリクガメも元気一杯で通路を散歩していたとか!

素敵なお手紙をもらいました!

 ご近所にある世田谷区立用賀小学校の皆さんより、素敵なお手紙をいただきました!
先月末、生活科の学習として「町たんけん」にいらした2年生の皆さん。バイオリウムや博物館を見学して、その日の感想を一生懸命つづって下さっています。
 お手紙と一緒に、楽しかった思い出がクレヨンで描かれていてとってもカラフル!小さくても好奇心に満ちあふれた観察眼に、思わずニコニコしながら読ませていただきました。
また遊びに来てくださいね!

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