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プロフィール

FAM
所属:東京農大教職員
性別:女

「博物館で世界の料理をたべてみよう」・後半

《つづき》

  前半の講義も終わり、後半はお待ちかねのお料理タイム!!「やった〜おやつの時間だ。」と子供たちもとても嬉しそう。
後半からは本学の栄養科学科・秋山聡子先生にご担当いただきトルコ料理のパフボレイというパイ包み料理をみんなで作っていきます。

  まず、秋山先生から子供たちへ「みんなは昨日の晩御飯なにを食べたかな〜?」とご質問。「お肉〜」「魚〜」中には「和食〜」「洋食〜」と料理のジャンルで答えてくれる子たちもいました。そこで子供たちにクイズです。「世界3大料理に選ばれている料理はどこの国の料理かわかるかな〜?」
  正解は、「中華料理・フランス料理・そしてトルコ料理」だそうです。会場では、中華とフランス料理まではご存知の方もいましたが、なかなかトルコ料理は難しかったかもしれません。
  世界3大料理とは世界の料理にどれだけ影響(大帝国で宮廷料理などにより発展し、より広い地域に)を与えてきたかで選ばれたそうで、必ずしも現在の知名度や美味しさなどとは一致しないそうです。その為、「世界無形文化遺産」に登録された私たち日本の伝統料理「和食」は残念ながらはいっておりません。

  さて、ここからは本日のメインであるトルコ料理「パフボレイ」の作り方のご説明です。今回作るパフボレイはトルコ料理のなかでは「前菜」として広く親しまれる料理だそうです。今回使用する食材で最も特徴的な部分はチーズにあります。日本ではあまり馴染みのない「フェタチーズ」を使用し作られました。
  フェタチーズとは羊の乳で作り、海水(塩水)で発酵された塩味が特徴のチーズです。ヨーロッパで広く作られてきたチーズですが、現在はヨーロッパのGIS(地理的表示)によりギリシャ産のフェタチーズのみが正真正銘のフェタチーズとヨーロッパでは決められています。また、その歴史は古くギリシャ神話にも登場しているとされ、とても歴史のあるチーズだそうです。
  そんな美味しいフェタチーズを使い料理講座がスタートしました。今回は、ピーター・メンツェル『地球の食卓―世界24か国の家族のごはん』に登場したレシピをもとに作成した本格的なパフボレイとなりました。また、作成にあたり、何度も試作に試作を重ねた秋山先生からは、「ヨーロッパとは水の硬度の関係からかレシピ通りに作ることが難しかった」とのお話もいただきました。
  では実際に子供たちの調理時間スタート!!今回は小学生でも調理できるようにと事前にパイ生地が用意されており、子供たちは皆楽しそうにチーズを包んでいました。
  材料の残りで保護者の方にも調理にご参加いただき親子での料理教室となりました。
揚げる作業は大量の油を使用するため、今回は先生と栄養学科の学生さんにお願いします。

  そして無事完成!!できた班から冷めないうちにいただきます。余分なものはいっさい含まない生地の本来の味とチーズのしっかりとした塩味に「おいしい〜」という嬉しそうな声が響いてきました。なかでもフェタチーズの味わいには皆さん興味津々でした。

  今後も125周年特別展「しあわせのものさし」の関連イベントは、目白押しとなっております。9月には本展示の写真を撮られているアメリカ人写真家ピーター・メンツェル氏をお招きしてのシンポジウムやトークイベントなども開かれます。詳細は博物館HPで是非チェックしてみてくださいね。

  (博物館スタッフ K.S)
 
 
 

 

2016年08月27日 | FAM

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「博物館で世界の料理をたべてみよう」・前半

 8月20日(土)、現在開催している写真展「しあわせのものさし」の関連イベント「博物館で世界の料理をたべてみよう」が開催されました。
 今回のテーマは子供たちに「世界の食文化や食糧問題」を知ってもらい、食べることの大切さを考えてもらうことにあります。前半は「食と農」の博物館副館長・食料環境経済学科・上岡美保先生から講義をしていただきました。

 まず、子供たちに「好きな食べ物」、「嫌いな食べ物」、「食事を残さず食べているか?」など、自分たちの普段の生活を振り返ってもらうワークシートを記入してもらいました。
 その後、写真展の中から、子供たち自身が答えを探すクイズを行いました。各国の写真パネルには一日の食事のカロリー量が記載されており「食材の少ない国はどこかな?」、「カロリーが少ない国はどこの人?」、「カロリーの多い人はどこの国の人?」など写真パネルにかかれた情報を子供たちが自分たちで答えを探しながら行われ、「あっ見つけた〜」「こっちあったよ〜」などみんな元気いっぱいに取り組んでいました。
 また、答え合わせの時間に子供たちにもわかりやすいよう、普段学校で食べている給食1食の平均カロリーを伝えると、「あんなに食べている人もいるんだね」という声や、「あの人は1日で僕たちの給食分しか食べることができないんだね」と驚きの声が多数聞こえてきました。
 この地球上で飢餓に苦しむ人の数は約8億人と言われていますが、飽食の人々の数も同じぐらいいるといわれており、問題は複雑です。
 また、国連の食糧支援機関「国連WFP」が一年に支援している食糧数は300万トンですが、私たち日本で廃棄されている食糧の数は1,700万トンもあり、そのうち家庭から排出される食糧は312万トンもあるということが説明されました。子供たちには少し難しい内容かなと心配になりましたが、積極的に質問があり、熱心にメモを取る様子も多数見られました。

 その後、講師の上岡先生から「3大栄養素」や「PFCバランス(糖質・たんぱく質・資質)」「食事の大切さ」などのレクチャーを受けて前半の講義が無事終了となりました。
 後半はいよいよお待ちかねの料理タイムとなります。

後半へ続く
 
 
 

 

2016年08月27日 | FAM

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本間一成写真展「裏磐梯の初夏」

 皆さま、夏休みはいかがでしたか?
里帰りやレジャーで遠出された方も多いのではないでしょうか。
博物館では、夏期休館明けより中央階段の小展示コーナーで、本間一成写真展「裏磐梯の初夏」が始まりました。

 福島県の名峰・磐梯山の北側に位置する裏磐梯(磐梯高原)。明治21(1888)年の噴火の際に山体崩壊が起き、その岩屑なだれによって出来た地域です。その後の植林活動により再生した豊かな自然景観と、大小300を超える湖沼群のコントラストを楽しむことが出来るそう。
 展示では、喜多方市在住の本間一成さんの撮影による裏磐梯の自然と生きものの写真を見ることが出来ます。様々に色を変える五色沼など、さわやかな初夏の森の写真を見ていると、旅欲が刺激されること請け合いです。
 う〜ん、夏休みが恋しい!
 

 

2016年08月21日 | FAM

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隣は何をする人ぞ

 暑い日が続きますが、夏休みいかがお過ごしでしょうか?
当館の企画展示室では、6月から引き続き、報道写真家のピーター・メンツェルとジャーナリストのフェイス・ダルージオの写真展を開催中です。休みに入って、会場も連日賑わってまいりました。
 家族1週間分の食材や、個人1日分の食事等を、写真と取材で記録してきた両氏のプロジェクト。作品を見て、「すご〜い、この人食べ過ぎ!」といった感嘆の言葉や、「モデルはこんな食事をしているんだね」といった声が聞こえてきます。

 雑誌等で、「あなたのバッグの中身を見せて」という企画を一度はご覧になったことがあるのではないでしょうか?他人の鞄の中、誰かが普段持ち歩いている必需品を見るというのは、国内外を問わず、万人の興味を引く話題です。中にはお菓子や文庫本、音楽プレイヤーなどなど、持ち主の見た目に反した意外なものも入っているかもしれません。鞄の中身を見て面白いのは、個人の持ち物にその人の嗜好や性格、生活習慣が垣間見られるからでしょうね。
 メンツェルとダルージオは、彼らの好奇心を家まるごと1軒に向け、世界規模でその撮影を実現させました。すなわち、1994年に刊行した写真集『地球家族 ―世界30か国のふつうの暮らし』にて、各国の平均家庭の家財道具をすべて屋外に運びだし、家族のポートレートとして1枚の写真に収めたのです。続く2006年の『地球の食卓』では家族1週間分の食事を、2012年『地球のごはん』(以上3冊TOTO出版)では世界30か国80人を対象に、1日の食事と総摂取カロリーを取材しました。

 現在開催中の企画展では、これまで20余年間に彼らが手掛けてきたプロジェクトから、上記3シリーズを中心にご紹介しています。「美味しそう」「僕もこれ持っているよ」だとか、写真を見た感想を端緒にして、「この国の人々は何を主食に食べているのだろう?」「彼らはどんな暮らしをしているのだろう?」と、人々の日常生活から世界の諸問題を考えることが出来る展示です。
 9月にはメンツェル&ダルージオが来日予定。学内の横井講堂で記念シンポジウムを予定しておりますので、展示とあわせてぜひご聴講くださいませ。
 

 

2016年08月06日 | FAM

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