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プロフィール

FAM
所属:東京農大教職員
性別:女

博物館実習レポート「世界の食卓〜博物館で食の未来を考え食べる〜」

 雨の日が続いていますがいかがお過ごしでしょうか?こんな時はお家でゆっくりしていたいものですが、9月24日(土)、「食と農」の博物館2階セミナー室では「世界の食卓〜博物館で食の未来を考え食べる〜」が開催されました。講師は「しあわせのものさし」展実行委員長の大林宏也先生と、東京農大栄養科学科の秋山聡子先生が担当しました。当日もあいにくの雨模様でしたが、そんな中、雨にも負けずご参加頂いた皆さんには今回、ピーター・メンツェル氏の写真集に掲載されていたドイツ料理の「ルラーデン」作りを体験していただきました。調理にあたって秋山先生が持ち込まれた食材はドイツ産のものも。先生のこだわりが垣間見えます。
 
 調理の前に、ドイツの食文化について秋山先生がご講義されました。ドイツは寒い地域である為食物が育ちづらく、保存食が食文化の中心となっております。一般にイメージされるものと異なり、ドイツの主食はジャガイモではなくライ麦パン。ですが「ジャガイモ料理を100種類は作れないと嫁には行けない」という格言もあるほど、やはりジャガイモもよく食べられているそうです。驚きですね♪ドイツのジャガイモへの並々ならない思い入れを感じさせます。日本の食問題についてもご講義があり、塩分を少なめにする料理の手法などのお話しをしていただきました。皆さんうなずきながら熱心に聴講されていました。

 講義が終わればいよいよ調理!今回挑戦するドイツ料理「ルラーデン」とは薄切りにした肉の上に具を乗せて巻き、紐で縛って焼いて煮る、肉巻き料理のこと。皆さん、悪戦苦闘しながらお肉の上にマスタード、ベーコン、ピクルスを乗せ、巻いていきます。そうして出来上がった肉巻きが揃えば秋山先生の出番!大変手際よく調理され、炒められた肉巻きが次々と鍋に投入されていきます。
 後は完成するまで煮込むだけ!その間、参加者の皆さんは1階企画展示、ピーター・メンツェル&フェイス・ダルージオの写真展「しあわせのものさし」展にて大林先生より世界の食卓・食文化についてお話がありました。世界各地の違いを感じているうちに、いつの間にやら秋山先生によって料理が完成!実食に移ります。
 果たして「ルラーデン」のお味は…?皆さんワクワクしながらお口に運ばれます。するとあちこちで美味しいとの声!柔らかく、優しいお味に仕上がっておりました。
秋山先生の調理の腕もさることながら、思い入れがあればそれだけ料理の味も深まるもの。苦労して作り、世界の食を知ればこそ、これだけのお味になったのではと思います♪
この経験を日々の食卓に生かせると良いですね。

 「ルラーデン」は家庭の味。皆さんのご家庭でも、機会があったら是非作ってみて下さいね♪
                    (博物館実習生R.N & A.T)
 
 
 

 

2016年09月30日 | FAM

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メンツェル夫妻来日と創立125周年記念シンポジウム

 現在開催中の写真展「しあわせのものさし」展の会期終了を今月末に控え、報道写真家のピーター・メンツェル氏とジャーナリストのフェイス・ダルージオ夫妻がいよいよ来日、農大にいらっしゃいました。
 これに合わせ、「食と農の未来」と題した創立125周年記念シンポジウムを9月17日(土)、横井講堂にて開催いたしました。パネリストとして当学からは学長の高野克己 教授(生物応用科学科)、志和地弘信 教授(国際農業開発学科)、吉野馨子 教授(食料環境経済学科)、鈴野弘子 教授(栄養科学科)、高橋信之准教授(食品安全健康学科)らが登壇し、メンツェル夫妻を交え、スクリーンに映し出される写真を見ながら議論を行いました。テーマは「しあわせのものさし―持続可能な地球環境をもとめて―」です。

 ご夫妻による基調講演では、彼らの取材の進め方や撮影の裏話などのエピソードを息の合ったプレゼンテーションで披露して下さいました。これまで世界中の人々の持ち物や食事を記録して回ったメンツェル夫妻から、今回特に挙げていただいたのは肥満と飢餓の問題です。
 彼らがパプアニューギニアで出会った兄弟は、2人とも栄養不足状態にありました。その食事は、わずかな収入から得たインスタントラーメン1袋で、兄は乾麺、弟はスープの素を食べていたそうです。かたやアメリカでは、“死にそうなほど”多くの食べ物を口にし、肥満に苦しむ人々がいます。夫妻は、人々に食料がいきわたらないのは、ただ食料生産が足りないというよりも政治的な要因が大きいと指摘されました。コンゴやスーダン、チャドといったアフリカ諸国において、農地へのアクセスや輸送の安全が確立されない限り食料自給は困難です。また多国籍食品企業による途上国への進出は、先の兄弟のように栄養の偏りをもたらす一方で、大量のコーラを常飲するメキシコのように肥満を招くことにもなります。
 メンツェル氏の写真をよすがに、アフリカの食糧問題、栄養、加工食品…様々なトピックが立ち、教員らによる活発な議論が行われました。

 シンポジウムの終了後にはメンツェル夫妻によるサイン会も行われ、盛況となりました。ご夫妻は、東京でのお仕事の後は広島に行かれるそうです。彼らの写真1枚から得られる視覚情報と、そこから考えさせられることは膨大です。今後も、新しいプロジェクトが世に出されるのが楽しみですね。
 
 
 

 

2016年09月23日 | FAM

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夏休み子ども体験教室「夏の野山や田畑に見られる昆虫たちを見てみよう〜昆虫標本製作に挑戦!」

 夏休みも終了間際の8月27日(土)、「食と農」の博物館では子ども料理教室に続いて、子ども昆虫教室が開催されました。テーマは「夏の野山や田畑に見られる昆虫たちを見てみよう〜昆虫標本製作に挑戦!」。カブトムシの観察と、標本作りを行いました。
講師は昨年に引き続き、東京農大の竹内将俊教授(環境緑地学科)と、昆虫のプロ・井上暁生先生(日本昆虫協会)です。

 講座では標本作りの作業に入る前に、まず「昆虫」そのものについてその進化の過程等を学び、カブトムシのからだの仕組みや生態についてスライドで解説を聞きました。小学生にとっては、1学期が終わって以来久しぶりの授業。きちんと集中できるかな?と少し心配しましたが、皆とっても真剣に竹内先生のお話に聞き入っていました。
 井上先生による標本作りの実践編では、お湯で柔らかくなったカブトムシの肢をそっとつまんで伸ばしてみたりして、昆虫の構造を観察します。よくよく見ると、背中にクワガタとの決闘の痕が残っていたりして、個体の特徴もわかりました。樹上では、甘い樹液やメスを巡って日々戦いが繰り広げられていたのでしょうね。
 カブトムシをピンセットと玉針を使って固定してゆく作業では、皆はじめ悪戦苦闘しているようでしたが、先生からアドバイスを受けたり、保護者の方に手伝ってもらいながら、一生けん命かたちを整えていきました。お父さん、お母さんも思わず熱中されていましたよ。

 先生の採収した昆虫標本を見せてもらうと、色々な質問が飛び交いました。子ども達が標本箱を見つめる目が一様にキラキラで、宝箱を覗き込んでいるかのようでした。ふだん都市で生活していると、簡単には昆虫採集をすることができなくなりましたが、虫を追って自然に親しみ、生きものの多様性を学ぶことは、昔から変わらない夏休みの醍醐味なのではないでしょうか。ご参加された皆さんは、お手製の標本を大事そうに抱え、にこにこ顔で帰られました。素敵な思い出が出来てよかったですね 近所で昆虫を捕まえたら、ご家庭でもぜひ作ってみて下さいね!
 
 
 

 

2016年09月03日 | FAM

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