博物館トピックス
(「食と農」の博物館)

博物館実習レポート「特別展『鶏―クラシックブリードの世界―』講演会」

9月16日(土)午後13時30分から、現在開催中の特別展「鶏―クラシックブリードの世界―」の講演会が行われました。講師は東京農業大学 農学部 バイオセラピー学科教授の小川博先生です。台風も迫りお足元の悪い中、たくさんのお客様にご清聴頂きました。

特別展のテーマにも入っているクラシックブリードとは、古典的な品種の鶏のことを指すそうです。考古学的には鶏の起源は4000年以上前とのことで、どれだけ人と鶏が切っても切り離せない関係にあるのかがわかります。鶏の起源はセキショクヤケイという東南アジアに生息する野鶏です。今回の特別展では貴重な野鶏4種の標本も展示してあります。

鶏と聞くと私はどうしても「食」のことを考えてしまいます…。鶏肉や卵は食べない日はないのではないかと思うほど口にする機会が多いですね。今回は地鶏として有名な名古屋コーチンのお話もありました。

しかし、実は食用以外にも鶏たちは私たちを楽しませてくれるのです。
例えば鳴き声。品種によって長く鳴くものや、甲高い声をだすもの、強い声をだすものなどいろいろあります。鶏の鳴き声は「時を告げる」とも言われており、お祭りや占いにも使われているそうです。
そして、鶏同士を争わせる闘鶏。中には足に剣のようなものを付けて闘わせるサツマドリなどもいます。
その他にも、姿を愛でる愛玩種ということで尾長鶏やチャボなど姿かたちが特徴的で美しく、可愛い品種も多数存在しています。

展示室には沢山の鶏がいますが、皆さんのお気に入りはどの子でしょうか?特別展内でもまだまだ投票は行っておりますので清き一票をよろしくお願いします。ちなみに私はアジア種の全身真っ黒なスマトラがかっこよくてお気に入りです!

特別展「鶏―クラシックブリードの世界―」は10月15日(日)までの開催です。
ここまで多くの品種を見られる展示はなかなかないそうなので、是非当博物館に足をお運びください。
                    (博物館実習生 農学科 A.A)

博物館実習レポート「『もりあおの森』の講演とふれあい体験!」

 9月10日(日)午後2時から、現在当館の階段にて写真展示中の宇野誠一郎さんの講演会が行われました。テーマは「もりあおの森」です。

 講演会は、“もりあお”つまりモリアオガエルの生態と毒蛇の見分け方や接し方についてのお話しでした。
 特にヘビの話は興味深かったです。本州にいる毒蛇は2種類で、マムシとヤマカガシです。マムシは有名ですが、ヤマカガシは知らない人が多いのではないでしょうか?怒ると体表が赤くなり頭から毒液を飛ばすという危険なヘビです。そして厄介なことに体色の個体差や地域差が非常に強いといいます。ですので、もしヘビを見つけても種類がわからなければ絶対に触らないようにしましょう!例え毒はなくとも噛みついてくる個体もいますからね。またヘビはこちらから何もしなければ襲ってくることはありませんので怖くても落ち着けば大丈夫ですよ!
 今回の講演会は直前のお知らせにもかかわらず、幅広い年代のお客様にご清聴頂きました!やはり実際に生き物を触ることはもちろん、見ることも滅多にない機会だと思うので皆様とても貴重な体験になったのではないでしょうか。

 講演が終わると宇野さんが連れてきた生き物たちとのふれあいの時間です!
 ミシシッピアカミミガメ、シマヘビ、アオダイショウ、モリアオガエルの4種の生き物に直接触れたり、近くから観察したりして楽しみました。
 特にヘビに近づいて見る機会というのは珍しいかと思いますが、びくびくしながらも鱗を撫でたり、手のひらに乗せたりするなどとても貴重な体験をして、中には恐怖からか泣き出してしまう子供も数多くいました。そして、生きている個体だけでなくヘビの抜け殻に触ることもでき、大人から子供まで多くの人が生き物たちとふれあい、楽しみました。
 
 今回行われた宇野誠一郎さんによる写真展は引き続きここ「食と農」の博物館で開催されています。興味を持たれたらぜひ当博物館へ足を運んでみてはいかがでしょうか?
                        (博物館実習生 国際農業開発学科H.I / 地域産業経営学科K.H.)

鶏人気投票と毛冠鶏「ポーランド」

「鶏―クラシックブリードの世界―」展の中で開催している鶏の品種別人気投票ですが、その途中経過をお届けいたします。

現在、1位を独走しているのがヨーロッパ種の「ホワイト・クレステッド・黒色ポーランド」(写真上)。なんといっても特徴的なのは、その頭部でしょう。白くてフサフサの帽子みたいな毛冠があります。果たして視界はどうなっているのか…。

「ポーランド(ポーリッシュ)」といえばポーランド原産かと思うのですが、実はオランダで産出された品種。元々 pollという単語には「頭部;髪の生えた頭」という意味があるので、国名でなくこの言葉から派生した名前なのです。

さて、オス(写真中)とメス(写真下)で毛冠の質感が違うのがお分かりでしょうか?オスは比較的しっかりした羽が広がってワイルドな御姿。メスは、ふわふわの柔らかい毛が丸く生えています。シックな純黒の羽装と相まって、まるで伯爵と貴婦人のような佇まい。う〜ん、美しい!

この他も会場には、シュッとしてクールな鶏もいれば、ころころと可愛い鶏もいます。色々な珍しい品種が一堂に会するこの機会、ぜひ見比べて鶏の世界を楽しんでみてください。

特別展「鶏―クラシックブリードの世界―」のご紹介

地球上に、鶏がどれぐらい存在しているかご存知ですか?
その数、およそ200億。人類60億とすると、莫大な数であることがわかりますね。
そしてその大部分を占めるのが、鶏肉生産や食用卵採取のためのコマーシャル鶏(実用鶏)です。実際、玉子や鶏肉は、朝食の目玉焼きから夕食のおかずまで活躍する安価な食材ですよね。鶏は、私たち人間の生活にもはや欠くことの出来ない身近な家畜と言えるでしょう。

では、大規模に生産され消費されるブロイラー以外の鶏って?
ローカルな目線を向ければ、世界ではこれまでに様々な目的のもと沢山の鶏が生み出され、育まれてきました。本展では、アジア、地中海沿岸、ヨーロッパ、イギリス、アメリカの5つのエリアから、各地域の古典的品種、いわゆるクラシックブリードの鶏剥製標本をご紹介しています。24品種66体にヤケイ4種を加えた計74体が会場に並んでいますが、普段、鶏や家畜にご興味のない方にこそ注目していただきたいのは、その色かたちの面白さ!
羽色のバリエーションや、造形の違いをじっくり観察してみてください。その多様性にビックリするのではないでしょうか。
会場では、人気投票もやっていますので、是非あなたの“推し鶏”を見つけて見てください

鶏 ―クラシックブリードの世界―
会 期:平成29年8月30日(水)〜10月15日(日)
http://www.nodai.ac.jp/campus/facilities/syokutonou/exhibits/18294/

特別展「鶏―クラシックブリードの世界―」開幕

先日8月30日(水)、今年度中間期の特別展「鶏―クラシックブリードの世界―」がスタートしました。開幕式典では、ご来賓を代表して国立科学博物館館長の林 良博先生よりご挨拶をいただきました他、沢山の方々にご来場いただきました。

テープカットののち、本展を企画した小川 博教授(農学部バイオセラピー学科)の解説のもと内覧会が行われました。
貴重な学術標本が一堂に会するこの機会、展示は10月15日(日)までとなっております。是非ご覧ください

鶏 ―クラシックブリードの世界―
会 期:平成29年8月30日(水)〜10月15日(日)
http://www.nodai.ac.jp/campus/facilities/syokutonou/exhibits/18294/

ページの先頭へ