博物館トピックス
(「食と農」の博物館)

【農大生イベントレポート】二母性マウス「かぐや」の誕生

 令和2年1月18日(土)、当館1階映像コーナーにて講演会「二母性マウス『かぐや』の誕生」が開かれました。
 この講演では、ネズミ展の関連イベントということで、尾畑やよい教授(東京農業大学生命科学部バイオサイエンス学科動物発生工学研究室)にお話頂きました。聴講自由の講演会でしたが、小さいお子様からご年配の方までお集まりいただき、和やかな雰囲気の中講座が行われました。

 通常、哺乳類は遺伝的に母親と父親由来の遺伝子が必要になりますが、本学の研究室で産まれたマウス「かぐや」には父親由来の遺伝子は無く、2匹の母親由来(二母性)の遺伝子により2003年に誕生したのです。

 はじめに、生き物の発生のメカニズムについてのお話を頂きました。小さいお子様がいたこともあり、その場にいた人たちに分かりやすいように例え話を入れながらのお話でした。
哺乳類の染色体には、父親だけが持つ印と母親だけが持つ印(インプリンティング)が存在し、この印によって、ある遺伝子は父親の染色体からのみ発現する、ある遺伝子は母親の染色体からのみ発現するようにプログラムされていることから、通常は2つの卵子を受精させても発生途中で必ず死んでしまいます。

 このインプリンティング遺伝子の仕組みを明らかにするため、河野友宏名誉教授の研究チームは遺伝子の組み換えを行うことによって、母親マウスの染色体が父親の染色体の印を持つようにプログラムし直し、擬似的父親の染色体を持つ卵子の核を正常な雌マウスの卵子に核移植したのです。そこで誕生したのが二母性マウス「かぐや」であり、それも当初は偶然産まれたという誕生秘話も聞くことができました。

 お話の後には質疑応答が行われ、様々な質問が飛び交い、お互いに交流しながら講演会が終了しました。なぜ哺乳類は単為発生しないのか?進化の秘密にも迫るお話でとても楽しかったです。

 今回お話をしてくださった尾畑先生、誠にありがとうございました。

畜産学科4年  S.K

パンダマウス🐼🐭 1/11 毎日新聞掲載&ベビー出産!

1/11(土)の毎日新聞朝刊「土記」にて、開催中の企画展「マウスという名の鼠」展をご紹介いただきました✨
https://mainichi.jp/articles/20200111/ddm/002/070/122000c

特に、会場で生体展示をしていたパンダマウスを取り上げて頂いたのですが、なんとこの日にマウスが出産!!
(そもそもこの2匹、つがいだったのかと驚愕…)

成体でもおちょこに3匹余裕で入れそうなパンダマウス。新年さらに小さなベビー2匹の誕生とあって、お母さんマウスも大忙しです。

少し育児が落ち着いたら展示を再開しますので、4匹になったパンダマウス一家を優しく見守ってあげてくださいね😊

new★レストランegg の紅茶バー

🎍新年あけましておめでとうございます!
今日が仕事始めの方も多くいらっしゃることと思いますが、当館も同じく本日より開館しております。

さて、冬期休館明けのレストランeggに何やら素敵なカウンターを発見✨
PREMIUM TEA BAR(プレミアム・ティー・バー)が新設されています!新しいセットドリンクとして、フードメニューに+¥350で、様々なフレーバーの紅茶を楽しむことが出来るそうです。ノンカフェインの種類も豊富!
お正月明けのイベント続きで疲れた身体を、シロップをたっぷり掛けたもっちりパンケーキとこだわりの紅茶でのんびりリフレッシュするのも素敵ですよね〜😋

本年も皆さまのご来館をお待ちしております✨

新年のご挨拶

新年あけましておめでとうございます

皆さまにおかれましては、健やかな新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。

昨年もたくさんの方に「食と農」の博物館にご来館いただき、誠にありがとうございました。
当館では昨秋より引き続き、子年にちなんだ企画展「マウスという名の鼠」展を開催中です。

また、新年度には2020東京オリンピック・パラリンピックに向けて、企画展「両極の馬具 ―日本人の馬あしらい」を予定しております。隣接する馬事公苑では期間中に馬術競技が行われ、各国の人馬による素晴らしいパフォーマンスが披露されることでしょう。
当館の展示でも、人と馬の関係に着目しつつ、江戸から昭和初期ごろまでの和式馬具についてご紹介したいと思います。農耕用具としての馬具、また富と権力を象徴する装身具としての馬具を通して、ぜひ日本の馬の歴史と文化に触れてみて下さい。

新年度も地域の方々や、食や農に関心をお持ちの皆様に楽しんでいただけるような展示、イベント、教育普及の充実に力を尽くして参る所存でございます。
どうぞご来館いただきたく、お待ち申し上げております。

 東京農業大学「食と農」の博物館
 館長 江口 文陽

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