植物のある日常
(生物生産学科 植物資源保全学研究室)

知床での実習

6月の研究室3年生の実習は、知床、釧路湿原、阿寒という北海道東部の3つの国立公園を巡り、さまざまなテーマで現地実習を行います。

まずその第1弾として、6月1日(木)は知床半島を訪れ、森林再生をテーマにさまざまな現場を見てきました。

午前中は、知床半島の最高峰・羅臼岳からオホーツク海に流れ下る岩尾別川の河畔林で、攪乱と再生に関わる生態観察や樹木の同定を行いました。クマに遭遇したときにも冷静に対処できるように、クマ撃退スプレーの試射体験も行いました。

午後は、知床財団の自然再生の担当者の案内で、大正時代からの入植の歴史、ナショナルトラスト運動による土地保全、そしてその後の森林の再生に向けた取り組みの現状と課題を学びました。

お世話になった知床財団のMさん、Sさん、ありがとうございました。

写真は上から、
1.100平方メートル運動ハウスで知床の歴史を学ぶ
2.路上のクマ糞の内容物を調べる(セミの幼虫が多かった)
3.シカ捕獲用の囲いわなの構造を確かめる
4.知床連山をバックに集合写真

(教員T)

トウフツ湖にて

大型連休前の一日、トウフツ湖畔の湿地林に行ってきました。
湿地のハンノキ林から出るメタンを観測する試験地の設定です。

近くの土手のカラマツの枝に、雌花と雄花が仲良く並んでいました。上向きが雌花、下向きが雄花です。

湖畔まで出てみると、知床の白い山並みと青空をバックに白鳥たちが低く飛び、波間で鳴き交わしています。

オホーツクではこれから一気に春が進みます。

(教員T)

フェノロジー調査と流氷と

研究室のフィールド演習として、今年もキャンパス周囲の広葉樹林でフェノロジー調査を始めました。

フェノロジーというのは「生物季節」と訳され、「季節の進行にともなって動植物が示す生活史上の変化」のこと。

春から初夏にかけての落葉広葉樹林の植物と環境のダイナミックな変化を研究室の3年生が分担して調査します。

今年で3年目となるこの調査。昨日は調査対象の樹木や林床植物にマーキングをしたり、林内環境の測定準備を朝から夕方まで行いました。

午後、ふと海のほうを見ると、なんと流氷が!強い北風で再接近したようです。

(教員T)

春は湿地の林から

通勤の道路沿いに湿地の林があります。
ヤチダモとハンノキの林です。

これらの木々が葉を開くのはもう少し先のこと。
日光が差し込む明るい林床にミズバショウの花が咲き始めました。

今年の研究室活動もそろそろ始動です!

(教員T)

卒論発表会+追いコン

昨日は研究室の卒論発表会でした。4年生の皆さん、お疲れ様でした。卒業前の大きな山を乗り越えて、ホッとしたことでしょう。私も大いにホッとしています。

今回の卒論発表会では、5つの賞を用意し、3年生を含む学生同士での投票で受賞者を決めました。賞の種類は、サイエンス賞(科学的レベルが高い)、イントロ賞(導入部で研究の意義がよくわかる)、プレゼン賞(わかりやすい発表のための工夫や努力)、エクセレントアンサー賞(質問に対して適切かつ誠実に回答)、オホーツク賞(地域の自然環境保全などに貢献)の5つです。

同日夜に網走市内の居酒屋で開かれた追いコンで5人の受賞者を発表しました。よい研究、よいプレゼンの見本として、これから卒論研究に取り組む下級生にも参考になったのではないでしょうか。

(教員T)

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