植物のある日常
(生物生産学科 植物資源保全学研究室)

フィールド実習最終回

先週のことになりますが、研究室3年生のフィールド実習のしめくくりとして、1泊2日で釧路方面に行って来ました。行き先は、網走からバスで約2時間半、標茶町にある京都大学北海道研究林です。

初日は、林道を歩きながら道沿いに現れる樹木をすべて同定していく樹木実習です。2班に分かれて見つけた樹種の数を競いました。

二日目は森林土壌の観察です。カラマツ林の地面に深さ約1mの穴を掘り、火山灰が何層にも堆積した土壌を観察しました。

研究林長の舘野先生をはじめ研究林のスタッフの皆さんに実習を受け入れていただき、手厚い指導をしていただきました。ありがとうございました。

(教員T)

山の実習

今日の研究室3年生のフィールド実習は、オホーツクキャンパスからほど近い藻琴山(標高1000m)で行いました。

キャンパスからバスに乗って45分で登山口に到着。天候にも恵まれ、雄大な屈斜路湖を見下ろしながらの登山となりました。

ハイマツなどの高山帯の樹種を確認したり、ウサギなどの哺乳類による樹木の枝の食痕の見分け方を覚えたり、はたまた安全な登山やフィールドワークのためのミニレクチャーを受けたりと、頂上までゆっくり往復して3時間程度ですが、ここでしかできないような実習をたっぷり行うことができました。

写真は上から
1.頂上にて
2.ツエルト(非常用テント)の体験
3.ハイマツの雌花
4.ウサギによる枝の食痕

(教員T)


知床での実習

6月の研究室3年生の実習は、知床、釧路湿原、阿寒という北海道東部の3つの国立公園を巡り、さまざまなテーマで現地実習を行います。

まずその第1弾として、6月1日(木)は知床半島を訪れ、森林再生をテーマにさまざまな現場を見てきました。

午前中は、知床半島の最高峰・羅臼岳からオホーツク海に流れ下る岩尾別川の河畔林で、攪乱と再生に関わる生態観察や樹木の同定を行いました。クマに遭遇したときにも冷静に対処できるように、クマ撃退スプレーの試射体験も行いました。

午後は、知床財団の自然再生の担当者の案内で、大正時代からの入植の歴史、ナショナルトラスト運動による土地保全、そしてその後の森林の再生に向けた取り組みの現状と課題を学びました。

お世話になった知床財団のMさん、Sさん、ありがとうございました。

写真は上から、
1.100平方メートル運動ハウスで知床の歴史を学ぶ
2.路上のクマ糞の内容物を調べる(セミの幼虫が多かった)
3.シカ捕獲用の囲いわなの構造を確かめる
4.知床連山をバックに集合写真

(教員T)

トウフツ湖にて

大型連休前の一日、トウフツ湖畔の湿地林に行ってきました。
湿地のハンノキ林から出るメタンを観測する試験地の設定です。

近くの土手のカラマツの枝に、雌花と雄花が仲良く並んでいました。上向きが雌花、下向きが雄花です。

湖畔まで出てみると、知床の白い山並みと青空をバックに白鳥たちが低く飛び、波間で鳴き交わしています。

オホーツクではこれから一気に春が進みます。

(教員T)

フェノロジー調査と流氷と

研究室のフィールド演習として、今年もキャンパス周囲の広葉樹林でフェノロジー調査を始めました。

フェノロジーというのは「生物季節」と訳され、「季節の進行にともなって動植物が示す生活史上の変化」のこと。

春から初夏にかけての落葉広葉樹林の植物と環境のダイナミックな変化を研究室の3年生が分担して調査します。

今年で3年目となるこの調査。昨日は調査対象の樹木や林床植物にマーキングをしたり、林内環境の測定準備を朝から夕方まで行いました。

午後、ふと海のほうを見ると、なんと流氷が!強い北風で再接近したようです。

(教員T)

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