植物のある日常
(生物生産学科 植物資源保全学研究室)

霧深き森にて

台風や前線の影響で雨の多かった最近の網走ですが、悪天の合間をぬって阿寒の森に調査に行ってきました。

阿寒湖の南方、標高約700mにある調査地は、モミ属やトウヒ属で構成される天然の針葉樹林です。

霧に包まれた静かな森の中で、地面に這いつくばって稚樹やコケを丹念に調べます。

急な雨にも見舞われましたが、雨の森ならではの発見もありました。森の神秘は尽きません。

(教員T)

夏の恒例・知床調査

今年も知床・岩尾別川の河畔林調査に行ってきました。
4年生3名が、ここで卒論の調査をしています。

林内に這いつくばって稚樹を探し出したり、炎天下の河原でハルニレの稚樹のクロロフィル量を測ったり、はたまたヤマブドウやサルナシなどのつる類の結実量を調べたりと、調査内容は盛りだくさんでしたが、3年生を中心とした頼もしい応援集団のおかげで、ほぼ予定どおりの調査が終わりました。

お世話になった知床財団の皆様、ありがとうございました。

(教員T)

樹木の同定テスト

研究室の今期の3年生は、前期の間に樹種の同定を最低30種できるようになることを目標にしてきました。

先週の木曜日は、いよいよ樹種同定のテストの日。

生物実験室の6つの実験台に4種ずつ枝が置かれ、N先生が鳴らすチーンの音を合図に1種1分で同定していきます。

24種のうち20種以上の正解で合格とし、合格するまで何度も繰り返すこととしましたが、初回でクリアした人が大半で、全員が2回目で合格!

樹種を覚えると森林の調査の幅が広がります。夏休みの調査でもこのスキルを生かすことができるでしょう。

(教員T)

シベチャの森に学ぶ

標茶(シベチャ)町の京都大学北海道研究林で1泊2日の森林実習を行い、研究室の3年生17名と4年生3名が参加しました。

1日目は樹木実習です。天然林を歩きながら、見つかる樹木の樹種名と特徴を次から次へと覚えていきます。

前期の間に最低30種の樹木を覚えることを目標にしている今期の3年生。キャンパス周辺では見られない樹種もあり、同定できる樹木の種類の幅が大いに広がったのではないでしょうか。

2日目は土壌断面調査です。カラマツ林内で約1時間半をかけて深さ1mを超える調査用の穴を掘り、摩周湖付近から噴出した火山灰が降り積もってできた土壌の断面を観察しました。

実習のご指導をいただいた舘野林長を始め京都大学北海道研究林の教職員の皆様、ありがとうございました。

(教員T)

山の自然に学ぶ

研究室3年生のフィールド実習で藻琴山に行ってきました。

標高1000mながらも、ハイマツやダケカンバ、さまざまな高山植物などの山岳植生を見ることができます。
屈斜路湖、雄阿寒、雌阿寒、斜里、知床の山々を眺めながらの登山です。

山での調査時の天候急変を想定したツェルト(簡易テント)の使用法も学びました。簡単な装備ですが、全員が中に入ってみて(ひっかぶって)、防風・防寒の効果を身をもって体感できたようです。


(写真は上から)
1.頂上手前コルからの屈斜路湖
2.頂上にて
3.ツェルト体験(1)
4.ツェルト体験(2)

(教員T)

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