植物のある日常
(生物生産学科 植物資源保全学研究室)

アラスカ通信(1)

アラスカ内陸部のフェアバンクスに調査のために約1週間の日程で来ています。北緯60度よりさらに北の永久凍土地域ですが、今はちょうどシラカンバやポプラの黄葉が美しい季節です。

アラスカ大学の研究林で、ブラックスプルースの森林の土壌から出るメタンを測定するのが目的です。昨日も今日も天候に恵まれ、予定どおり調査が進んでいます。

フェアバンクス市内の宿舎では、京大や信州大のチームと一緒に楽しく過ごしています。

写真は上から、
・アラスカ大学国際北極圏研究センター(IARC)
・ブラックスプルース(クロトウヒ)の湿地林に向かう
・トウヒの幹でのメタン放出量の測定

(教員T)

知床の森林調査

阿寒での調査に引き続いて、8月9日から11日まで知床の調査に行ってきました。今年度からは、かつての開拓の跡地の森林再生に関するテーマで調査を行っています。

ひとつ目のテーマは、森林再生の障害となるササの生育を抑制する地表処理(刈り払いや地下茎の切断)の効果の検証です。今年6月に設定した試験地で、ササの回復状況を調べました。

もうひとつのテーマは、とくに気象条件の厳しい場所に植えられたアカエゾマツの生存や成長の調査です。風を遮る防風柵の効果が明瞭に現れています。

2日目の晩には、知床財団の職員の方々が斜里町産の大きなニジマスを宿舎に持ってきて下さり、にぎり寿司などにしてご馳走してくださいました。ありがとうございました。

(教員T)

阿寒の森林調査

8月5日から2泊3日で阿寒湖の近くの森林調査に行ってきました。亜寒帯の針葉樹林の天然更新に関する調査で、今年で3年目になります。

地面に這いつくばって小さな稚樹を調べます。林の中のギャップといわれる少し開けた明るい場所の幼樹の調査も始めました。見れば見るほど新たな不思議が見えてきます。

H大学の大学院に進んだSさんも調査に加わって、後輩の指導をしてくれました。

最終日には、新たな調査地探しのために少しだけ沢歩きを楽しみました。

(教員T)

フィールド実習最終回

先週のことになりますが、研究室3年生のフィールド実習のしめくくりとして、1泊2日で釧路方面に行って来ました。行き先は、網走からバスで約2時間半、標茶町にある京都大学北海道研究林です。

初日は、林道を歩きながら道沿いに現れる樹木をすべて同定していく樹木実習です。2班に分かれて見つけた樹種の数を競いました。

二日目は森林土壌の観察です。カラマツ林の地面に深さ約1mの穴を掘り、火山灰が何層にも堆積した土壌を観察しました。

研究林長の舘野先生をはじめ研究林のスタッフの皆さんに実習を受け入れていただき、手厚い指導をしていただきました。ありがとうございました。

(教員T)

山の実習

今日の研究室3年生のフィールド実習は、オホーツクキャンパスからほど近い藻琴山(標高1000m)で行いました。

キャンパスからバスに乗って45分で登山口に到着。天候にも恵まれ、雄大な屈斜路湖を見下ろしながらの登山となりました。

ハイマツなどの高山帯の樹種を確認したり、ウサギなどの哺乳類による樹木の枝の食痕の見分け方を覚えたり、はたまた安全な登山やフィールドワークのためのミニレクチャーを受けたりと、頂上までゆっくり往復して3時間程度ですが、ここでしかできないような実習をたっぷり行うことができました。

写真は上から
1.頂上にて
2.ツエルト(非常用テント)の体験
3.ハイマツの雌花
4.ウサギによる枝の食痕

(教員T)


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