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FAM
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博物館実習レポート 「ペーパーインセクト(紙型昆虫標本)作製教室」

 2017年2月26日(日)、「食と農」の博物館にて(一財)進化生物研究所主催の第2回ペーパーインセクト作製教室が開催されました。講師として元千葉敬愛短期大学学長の堀田和弘さんがいらっしゃいました。
 「ペーパーインセクト」とは「紙型昆虫標本」のことで、実際の昆虫を使用せずに、模型として標本を作ることができます。そのため、絶滅した種や採取が禁止された珍しい昆虫の標本を表現することが可能となります。
 今回の講座では、昆虫ということもあり触覚や細い脚を切り抜くという大変細かな作業が多く、参加者の皆さんは額が机につかんばかりに集中して作業されていました。仕上げに、日本画の絵の具として使用されている岩絵の具を使って色付けを行いました。受講生の皆さんは、思い思いの色を使用して自分だけの標本を作っていました。堀田先生は「ここの工程で製作者の個性が出る」とおっしゃっていました。完成したペーパーインセクトは色味や質感まで本物の標本と見分けがつきません。「世界に一つだけの標本を大切にしてほしい」と講師の方がおっしゃっていました。
 実は、本当に貴重な標本は博物館でも容易には展示できません。照明などで資料が傷んでしまうことがあるからです。そのため、博物館の裏で大切に保管されています。ペーパーインセクトを応用することでそれらの貴重な標本を模型として私たちが目にすることができるようになります。現在すでに博物館で鳥類を展示する際、バードカービングという木彫りの模型が使用されることも増えてきています。いつの時代か、私たちが目にする数多くの昆虫標本が本物ではなくペーパーインセクトになっているかもしれませんね。
                   (博物館実習生 バイオサイエンス学科3年 T.S)
 
 
 

 

2017年03月05日 | FAM

 

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