農大市場
(学生ベンチャー)

読書の秋

こんにちは、 ヒロ です

暦は歩を進め、
あの白銀に輝く太陽も、しつこい蝉の声も、サウナに身が落ちたかと錯覚した夜も、、、

今や懐かしい記憶である。

ボヤボヤと輪郭がにじむ夏の苦しい思い出とは反対に、
はっきりと財宝のように輝くのは、
夏休みという至福のベッドに寝そべる、愉快な思い出たちである。


時は遡り、定期試験が終わりを迎える頃

心の大海原には、1せきの船"夏休み号"がゆらりと沈黙を貫く……。



試験終了の鐘が鳴ったその瞬間

「錨を上げろー!」「帆を張れー!!!」
船長は、見逃さなかった。
期待と希望に飽和した風が最大最速に吹いたこの時を。

波をかき分け、走り出した船は、
青森を抜け、長崎を目指し、夢の国へよれば、伊豆を目指し、、、
その勢いが留まることを、誰が知るのだろうか。

1日グダリとする怠惰な船員にも、
時々の勉強に汗を流す三日坊主の船員にも、
夏休み号の上にさえいれば、船長はただカモメと共に寛大な笑みを浮かべるだけである。

旅の先々で調達した、果てない思い出の宝箱を積んで、船はただひたすらに進んで行く。

突然であった。

"夏休み号"の旅は、終わりを告げる。


そう。

後期授業の到来である。



打ち上げられた船を照らす、秋の月。

地に足をつけた船長は、悲しみと同時に本来あるべき姿を忘れていたことに気づくのだった。

今学期が終われば大学生も折り返し。

忘れてはならない、学生の本望を。

心地のよい風を身に受けて、
ゆっくりしっかりと歩いて行こう。

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