博物館トピックス
(「食と農」の博物館)

生活に根差した生け花「農の生け花」に参加して

10月13日(土)14日(日)に、食と農の博物館の企画展示スペースにて、「農の生け花」が開催されました。「農の生け花」は、横井友詩枝さんという方がはじめられたものです。旦那様である横井利直(元・東京農業大学教授)先生のお父様である横井時敬先生との繋がりで、今でも「食と農」の博物館で3年に1度開催しているイベントです。


「農の生け花」とは、生活で使われる様々な道具を器にし、野菜をメインに生ける生け花のことです。
今回は多くの出展者が様々なテーマのもとに作った「農の生け花」が展示されました。どれも個性的で、惹きつけられるような作品ばかりでした。


そして今回は特別に、実習生3人も「農の生け花」を体験させて頂きました。
私はお重を入れ物に使い、サツマイモや栗など秋の食材をメインに使いました。野菜と器の色合いを見ながら配置を考えました。角度1つを変えるだけでも野菜の表情が全く変わることもあるので、時間を忘れて取り組むことができました。

1番難しかった点は、平面的なお重にいかに野菜を立体的に置いていくかというところでした。そういう場合は、1歩引いて遠くから見てみると全体のバランスが分かり、必要なもの、そうでないものが見えてくるそうです。

私の作品のこだわりは、角ばったお重という入れ物の周りに、曲線が美しい植物のつるを置くことで、全体的に柔らかい印象にしたところです。実習生3人とも「農の生け花」の方々にご指導いただきながら、満足のいく作品を作ることができました。

今では生け花をする人の高齢化が進んでおり、こういった文化を引き継いでいく若者が少ないようです。私たち若い世代がこのような素晴らしい文化を途絶えさせないよう、伝え続けていく必要があると感じました。

最後になりますが、今回様々なことを教えてくださった「農の生け花」関係者の皆様、参加してくださった皆様、本当にありがとうございました。

博物館実習生 バイオサイエンス学科 N.K


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