博物館トピックス
(「食と農」の博物館)

楽しく学べる日本酒講座:花酵母を使った清酒造り

平成30年12月8日(土)に、食と農の博物館の2階セミナー室にて、「楽しく学べる日本酒講座:花酵母を使った清酒造り」が開かれました。
 本講座では、東京農業大学 醸造科学科 穂坂賢教授とその学生方が講義を担当されました。

〇穂坂先生による花酵母の解説
 花酵母とは、花から分離した野生酵母です。自然界では、いろいろ混ざった雑食性の酵母が優勢であるため、花酵母のみをとることは難しいです。その確率は、10億個に1個あるかないかと言われています。まさに、花からの贈り物というべき天然の酵母です。
花酵母で作られたお酒は普通の日本酒とあまり遜色なくアルコール度数も16度を超えます。花酵母の日本酒と普通の日本酒の違いとして挙げられるのが独特な香りです。あまり日本酒を飲まない人でも、香りによって一つ一つ違いがわかるぐらい独特な匂いがします。
あまり日本酒に詳しくない自分たちには少し難しいお話で理解するのがやっとでした。セミナーに参加された方たちは「うん、うん」とうなずきながら話を聞かれていたので、日本酒に関してとても勉強している方々たちだなと感じました。

〇試飲のお酒6種類の紹介・利き酒クイズ
実際に花酵母から作られたお酒6種類を持って来ていただいた朝日屋酒店さんからのお酒の紹介と、お酒を飲み比べての利き酒をおこないました。利き酒とは、A〜Fと連番が振られたお酒と、銘柄のわかっているお酒を飲み比べて種類を当てるという一種のクイズのようなものです。味だけでなく、色、特徴的な香りなども比べながら利き酒をしました。利き酒の楽しみ方として、ただお酒を当てるだけでなく「銘柄にとらわれず味や風味から自分の好きなお酒を見つけられる。」これも一つの楽しみだと、朝日屋酒店の方が言っていました。そんな話を聞きながら、皆さんがテーブルごとにお酒について意見を出し合い、利き酒をおこなっていました。結果として、全問正解した方が3名もいらっしゃったので、とてもびっくりしました。

正解された方に景品を渡し、アンケートを書いていただいたら、丁度終了時間になったので解散になりました。しかし、皆さん帰りません…利き酒の相談の時からお話をしていた流れで終了時間を過ぎても日本酒を飲みながらお話を続けていました。セミナーの初めは皆さん固い印象でしたが、セミナー後はもうすっかり打ち解けていました。穂坂先生の言葉をお借りすると「お酒は人と人との潤滑油」になった瞬間だと感じました。お酒は飲む楽しみだけでなく、その場も楽しくしてくれます。お酒の奥の深さも感じられる、そんなセミナーでした。
最後に今回ご参加していただいた皆様、ご協力してくださった皆様、誠にありがとうございました。

博物館実習生 バイオセラピー学科C.A 畜産学s科T.Y

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